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RACE REPORT

2015.11.08 - GAZOO Racing 86/BRZレース・第8戦鈴鹿ラウンド レースレポート
ヘビーウエットの難しいコンディションで久保凛太郎が快走
F1GPが終わると、日本は本格的に秋を迎える。GAZOO RACING 86/BRZ Raceの最終戦は、F1日本GPのステージでもある鈴鹿サーキット。コース前半のテクニカルなセクションと、コース後半のハイスピードなセクション、そしてそれぞれに折り込まれた複合コーナーが、F1ドライバーたちでさえも、ドライビングが楽しい、チャレンジングだ、と表現するコースとなっています。 まさに86/BRZ Raceの最終戦にふさわしいステージといえるでしょう。 エントリー台数は104台。富士スピードウェイで開催された第3戦、第7戦の105台には届きませんでしたが、西日本のアマチュアドライバーを中心に大量のエントリーとなりました。SUBARU BRZ勢は、クラブマンシリーズに7台、プロフェッショナルシリーズに7台がエントリーしました。
今回もスバルの販売店からサポートスタッフとして、6名のサービスマンがチームに参加しています。三重スバル津店の古杉優さん、大阪スバル八尾店の下柿元一至さん、京都スバル久世橋店牧野祐介さん、名古屋スバル春日井店の稲熊一将さん、北陸スバル金沢西店の柴田祐介さん、岐阜スバル県庁前店の野村浩之さん。
クラブマンシリーズは61台のエントリーということで、今回もまた予選は2組に分けて実施され、それぞれ予選20位までが決勝Aレース、予選21位以降が決勝Bレースへ出場しました。 土曜日に18台によって争われた決勝Bレースでは、4位からスタートした#110イマイトシアキが順調にラップを重ね、最終ラップでオーバーテイクに成功、見事3位表彰台を獲得しました。#18阪口昌孝は5位、#14鈴木祐子は8位でチェッカーフラッグを受けました。 日曜日の決勝Aレースは、あいにくのウエットコンディションになりました。予選22位からスタートした#320篠田義仁は、難しいコンディションの中を着実にマシンを走らせ、見事に12位でゴールしました。#336吉田綜一郎は14位、今回が初レースとなった#919相羽真太郎は31位で完走を果たしました。
プロフェッショナルシリーズは43台のエントリーがありました。鈴鹿サーキットは40台がフルグリッドなので、3台が予選落ちとなりましたが、BRZ勢は全車予選を通過することができました。 ウエットとなった決勝レースでは、予選11位の#87久保凛太郎が快走、滑りやすい路面で巧みなマシンコントロールを見せ、6位を獲得しました。久保凛太郎は今シーズン初のポイントゲットとなりました。チームメイトの#89井口卓人は21位となりました。 久保凛太郎は「今シーズンは1年目の新しいチームということもあって大変な部分もありましたが、着実にレベルアップできたと思います。来年チャンスがあれば、ぜひチャレンジしたいですね」と、今シーズンを締めくくってくれました。
今回のレースでは、86からBRZへマシンをスイッチしたドライバーが2人居ました。数多くのレースを経験してきたベテランドライバーの、#451羽根幸浩と#621伊藤俊哉です。伊藤はクラブマンシリーズとの、初のダブルエントリーとなりました。羽根は24位、伊藤は30位でゴールしました。 KOTA RACINGの#61佐々木孝太は15位、##339山下亮生は26位、地元の#611服部晃輔は35位となりました。チーム代表でもある佐々木孝太は「KOTA RACINGは単なるレーシングチームではなく、若手育成プロジェクトなんですね。ディーラーからのサービススタッフに応援に来て頂いてますが、いろいろ経験してもらって、多くの人からモータースポーツが好きになりました、という感想をもらっています。メカニックもマネージャーも、そしてドライバーも、うちのチームで経験を積んで成長してもらうのが狙いです。そういう意味では今日のレースではKOTA RACINGで走っていた元嶋佑弥が勝ち、また近藤翼がシリーズランキング3位を獲得しました。自分のやってきたことが間違っていなかったな、とても嬉しかったですね」と、今シーズンを振り返ってくれた。
GAZOO RACING 86/BRZ Raceは、全8戦のシリーズ戦の日程が終了しました。ただし11月22日に富士スピードウェイで開催されるTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2015で、特別戦が行われる予定になっています。
2015.10.19 - GAZOO Racing 86/BRZレース・第8戦鈴鹿ラウンド プレビュー
最終戦はドライバーのテクニックが試されるスズカ。有終の美を飾るべく熱いバトルが繰り広げられる
GAZOO RACING 86/BRZ Raceの2015年シーズンもついに8回目のレース、最終戦となります。最後のステージは、日本のモータースポーツシーンを牽引してきた鈴鹿サーキットです。

安全性と観客への判りやすさから、最近のサーキットはストレートとタイトコーナーによって構成されるストップ&ゴーのコースが多くなっています。しかし1962年に誕生して以来、基本的なレイアウトを変えていない鈴鹿は、高速なテクニカルコースとなっています。多くのF1ドライバーが「チャレンジング」と表現するほど、ドライバーのテクニックが求められるコースで、ドライバーズサーキットと呼ばれています。

86/BRZは低重心というコンセプトで設計されており、鈴鹿サーキットのようなコースではその特性を発揮しやすくなっています。ドライバーたちは優れたハンドリングを感じながら、レースを戦うことができることでしょう。
エントリー台数は、クラブマンシリーズが61台、プロフェッショナルシリーズが43台の、合計104台です。これは富士スピードウェイで開催された第3戦、第7戦の105台に次ぐ、大量のエントリーとなります。そのうち、SUBARU BRZ勢は、クラブマンシリーズに7台、プロフェショナルシリーズに7台の、合計14台が参戦します。

クラブマンシリーズは、#14鈴木祐子、#18阪口昌孝、#110イマイトシアキ、#320篠田義仁、#336吉田綜一郎、#550山口吉明、#919相羽真太郎の7名。今シーズン初参戦となる阪口昌孝、イマイトシアキ、相羽真太郎の3名に、今シーズン4戦目の篠田義仁、5戦目の鈴木祐子と山口吉明、6戦目の吉田綜一郎ということになります。

注目したいのは篠田義仁です。初参戦の第2戦岡山でいきなりの8位入賞したものの、その後は上手く結果が残せていません。テクニカルなスズカで、再び上位へ顔を出すことができるのか??
プロフェッショナルシリーズには、CG ROBOT RACING TEAMはレギュラードライバーの2名#87久保凛太郎と#89井口卓人、KOTA RACINGからは#61佐々木孝太、#339山下亮生、#611服部晃輔の3名。そしてこのレースでBRZへマシンをチェンジする#451羽根幸浩と#621伊藤俊哉の2名が加わる。

注目は、昨年の最終戦スズカでファステストラップを記録した服部晃輔。ここまでノーポイントだがレースペースは十分で、前戦富士では今シーズンのベストとなる20位を獲得しています。地元スズカで再び速さを見せつければ、上位入賞への期待が膨らみます。また佐々木孝太や久保凛太郎もノーポイントとなっており、最終戦にかける意気込みは相当のものでしょう。

最終戦は11月7日(土)〜8日(日)に三重県鈴鹿サーキットで開催されます。
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