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RACE REPORT

2015.06.07 - 2015年全日本ラリー選手権 若狭ラリー・デイ2
劇的な展開を制し勝田範彦が今季2勝目!
2015年の全日本ラリー選手権第3戦「若狭ラリー2015」はすべての競技日程を終え、SUBARU WRX STIの勝田範彦/足立さやかが今シーズン2勝目を飾りました。

6月7日(日)のラリー最終日は、6日(土)に走行したステージを組み合わせたSS9〜SS14の計6SSという設定です。勝田(範)が総合2番手、新井(敏)が総合3番手でラリーはスタート。この日2本目となるSS10では首位を走行する奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューション)がマシントラブルでリタイアを喫し、2番手の勝田(範)が総合首位に浮上しました。

ところが勝田(範)の背後に、SS9〜12をベストタイムで制し勢いに乗る福永修/鈴木裕(三菱ランサーエボリューション)が迫ります。SS12を終えた段階で首位勝田(範)と福永の差はわずか2.2秒に。続くSS13はこの日最長となる9.37kmの勝負どころです。ここで勝田(範)は痛恨のスピン。サスペンションにダメージを負いながら、SS3番手タイムでフィニッシュしました。万事休すかと思われましたが、追いかける福永もスタート直後にスピンを喫し、勝田(範)との差は5.2秒へと拡大することに。勝田(範)は0.59kmの最終SSをなんとか走り切り、今シーズン2勝目を獲得しました。

勝田は、「ミスもトラブルもありましたが、最後まで諦めず走り切ったことが勝利につながりました。序盤で2勝を獲得し、いいかたちで中盤戦に臨むことができます」とコメント。その表情は安堵にあふれていました。

3位はリズムに乗り切れないなかでタイムをまとめた新井(敏)。4位には横嶋良/木村裕介、5位に竹内源樹/加勢直毅、6位に勝田貴元/石田裕一と、SUBARU勢が上位を独占しています。なお、途中まで総合6番手につけていた新井大輝はSS10でリタイアを喫しています。

また、JN4クラスではSUBARU BRZの小濱勇希/馬場雄一がクラス2位、石川昌平/石川恭啓がクラス4位でフィニッシュを果たしています。
■ディーラーメカニックコメント「勝利に貢献できてよかった」
ラックスポーツ ディーラーメカニック
中島 勇一(なかじまゆういち) 30歳
神奈川スバル株式会社 勤務 メカニック歴10年

今回ラックスポーツのディーラーメカニックを務めた中島はラリーでのメカニック作業は初めて。自分にとっても良い刺激になると思い応募したという。担当セクションはサスペンションの点検やタイヤ交換などの作業。感想については、「初日の最終サービスではスタビライザーを交換しましたが、限られた時間のなかで作業するプレッシャーもありました。首位を争う緊張感の中でも正確な作業ができ、勝利に貢献することができてうれしく思います」とコメントしました。

次戦は、2015年シーズン初のグラベル(未舗装)ラリーとなる第4戦ラリー洞爺(北海道虻田郡洞爺町周辺)です。2014年は新井(敏)がSUBARU WRX STIで勝利を飾っています。SUBARU勢の活躍にご期待下さい。
2015.06.06 - 2015年全日本ラリー選手権 若狭ラリー・デイ1
勝田範彦、新井敏弘のSUBARU WRX STI勢は2番手と3番手
2015年の全日本ラリー選手権第3戦「若狭ラリー2015」は競技初日を終え、SUBARU WRX STIの勝田範彦/足立さやかが2番手、新井敏弘/田中直哉が3番手につけています。

ラリーは福井県大飯郡おおい町を拠点として、6月6日(土)・7日(日)の2日間にわたり開催されます。総走行距離は510.57km、うち競技区間となるスペシャルステージ(SS)は14箇所で、SS合計距離は75.08km。路面はターマック(舗装)ですが、一部ラフな箇所も存在するなど難しいコース設定となっています。同町を拠点とする全日本ラリーは今回が初開催となり、サービスパークなどには多くの観客が訪れました。

競技前日の5日(金)夕方にはサービスパークのうみんぴあ大飯駐車場でセレモニアルスタートが行われ、6日(土)の朝から本格的な競技が始まりました。5日の夕方から降り続いた雨は本降りとなり、ステージは全域でウエットコンディションという状況です。

■初日はまたも雨。鎌田卓麻が戦線離脱

初日は4SSを2回ずつ走行する計8SSの設定となっており、午前中のSSは道幅が比較的狭く、ラフなターマックが特徴です。開幕戦の唐津で勝利を飾った勝田範彦/足立さやかはSS1で5番手と出遅れますが、SS2でベストタイムを出すなど、その後はタイムを回復。上位タイムを連発して首位の奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューション)に食らいつきます。一方、前戦で優勝を果たした新井敏弘/田中直哉はタイヤ選択が路面と合わず、午前中のSSを終えて3番手に。鎌田卓麻/市野諮はSS3で土手にヒットし、マシンのフロントセクションを破損しリタイアを喫してしまいました。

午後の競技区間は総合運動公園『プレーパーク大飯』に設けられた特設ステージのSS5/8、観光道路である『三方五湖レインボーライン』を舞台とするSS6/7です。午前中の雨はすっかりと上がり、日が差すほどの天候に。路面もドライコンディションへと変化していきました。SS5では新井がベストタイムを記録するも、その後は上位のふたりを追い上げるに至らず、この日の競技を終えて総合3番手にとどまっています。勝田(範)も逃げる奴田原を追い切れず、総合2番手から逆転を狙います。SS8では勝田(範)の息子である貴元がベストタイムを獲得し、総合13番手ながら存在感を示しました。

総合2番手につける勝田(範)は、「SS1では慎重になりすぎたために良いタイムを出せませんでしたが、その後は速さを見せられたと思います。ドライコンディションでの感触も悪くないので、明日も頑張ります」と前向きなコメントを残しました。

JN4クラスでは、SUBARU BRZの小濱勇希/馬場雄一がクラス3番手、石川昌平/石川恭啓がクラス4番手につけており、明日の上位進出が期待されます。

競技最終日の6月7日(日)は、SS9〜SS14の計6SSという設定です。SUBARU勢の奮闘にご期待下さい。
2015.06.05 - 2015年全日本ラリー選手権 若狭ラリー プレビュー
全日本ラリー初開催の新天地
全日本ラリー選手権第3戦は、6月5日(金)から7日(日)にかけて、福井県大飯郡おおい町を拠点に開催されます。全日本ラリー初開催となるこのラリーは、おおい町の中心部に位置する複合レジャー施設「うみんぴあ大飯」に拠点となるヘッドクオーターやサービスパークを配置し、2日間にわたり総走行距離510.57km、SS総距離75.08km(14SS)のターマックステージで戦いが繰り広げられます。

全日本としては初開催となるこのラリーは、2車線の有料観光道路「レインボーライン」を封鎖して行われるSSや、道幅が狭くトリッキーなコーナーが連続する林道ステージ、総合運動公園「プレーパーク大飯」に設定された特設ステージなど、多彩なSSが設定されています。いずれも全日本ラリーで走行するのは今回が初めてということもあり、イコールコンディションでの戦いが展開されることが予想されます。
ターマック3連戦を締めくくる重要なラリー

第2戦を制し、現在ポイントランキングトップに立つ新井敏弘/田中直哉(SUBARU WRX STI)を、開幕戦10連覇を達成した勝田範彦/足立さやか(SUBARU WRX STI)が追いかける展開となった今シーズンの序盤戦。第2戦で「国内独特の狭くてタイトなステージに対応するため、セッティングを大幅に見直したことが勝利につながりました」と語る新井に対し、第2戦は初日にデイリタイアとなりながらも、2日目はデイトップを奪う速さを見せた勝田が、未知のステージでどのような戦いを展開するかが大きな焦点となります。この2台に加え第2戦で3位の炭山裕矢/保井隆宏、5位の鎌田卓麻/市野諮(いずれもSUBARU WRX STI)もトップ争いに絡んでくることは必至。開幕戦から続くターマック3連戦を締めくくるこのラリーを誰が制するのか、シリーズの行方を占ううえでも重要な1戦となることでしょう。
充実したギャラリーステージ

若狭湾を見渡し、三方五湖を駆け抜ける観光有料道路「レインボーライン」には、迫力のSS走行シーンを観戦することができるギャラリーステージが用意されています。6日(土)、7日(日)にそれぞれ2回ずつ行われ、観戦チケットは大人2000円(中学生以下無料)となっています。また、総合運動公園「プレーパーク大飯」の特設ステージでも、6日(土)と7日(日)に2回ずつギャラリーステージが用意され、こちらは無料で観戦することができます。ギャラリーステージに関する詳しい情報は、若狭ラリー公式ウェブサイトでご確認ください。

若狭ラリー公式ホームページ
http://wakasarally.com

RACE RESULT

2015.06.08 - Rd.3 若狭ラリー
2015.06.06-06.07
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 2 勝田範彦 足立さやか ラック名古屋スバルDL WRX STI JN-6 33:06.8 21:00.4 54:07.2
2 2 8 福永修 鈴木裕 オサムファクトリー・DL・CZ4A JN-6 33:18.9 20:51.3 54:10.2
3 3 1 新井敏弘 田中直哉 富士スバルアライモータースポーツWRX JN-6 33:15.7 21:09.5 54:25.2
4 4 13 横嶋良 木村裕介 DL☆DEXLガルフ☆NETインプレッサ JN-6 33:53.9 21:07.9 55:01.8
5 5 11 竹内源樹 加勢直毅 ADVAN CUSCO WRX-STI JN-6 34:12.2 55:37.2 55:37.2
6 6 15 勝田貴元 石田裕一 ラック ダンロップ インプレッサ JN-6 35:11.3 21:25.0 56:12.0
7 7 14 今井聡 北川紗衣 IMMENS ランサー JN-6 34:55.3 21:00.7 56:15.9
8 1 18 眞貝知志 漆戸あゆみ ABARTH 500 Rally R3T DL JN-5 35:00.6 21:41.7 56:42.3
9 8 7 筒井克彦 高橋巧 TEAM221 ダンロップ インプレッサ JN-6 35:08.2 21:42.1 56:50.3
10 2 17 天野智之 井上裕紀子 豊田自動織機・ラックDLヴィッツGRMN JN-5 35:11.7 21:39.4 56:51.1
R - 6 新井大輝 伊勢谷巧 アライモータースポーツWRX STI JN-6 34:06.2
R - 3 炭山裕矢 保井隆宏 ADVAN CUSCO WRX-STI JN-6
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