SUBARU
STI

RALLY

REPORT

  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
  • Rd9

RACE REPORT

2015.07.05 - 2015年全日本ラリー選手権 ラリー洞爺・デイ2
新井敏弘が今季2勝目、SUBARU勢は表彰台を独占
全日本ラリー選手権第4戦はすべての競技日程を終了。優勝は新井敏弘/田中直哉、2位には新井大輝/伊勢谷巧、3位に炭山裕矢/保井隆宏と、新旧SUBARU WRX STIがトップ3を独占しました。
競技最終日に残されたのは、ふたつの林道SSと特設ステージをそれぞれ2度走行する計6SS。林道SSはデイ1に比べてハイスピードで、ダウンヒルが多いことが特徴となっています。僅差の総合2番手からなんとか追い上げたい炭山は、この日最初のSS9でハーフスピンを喫し、さらに後半でもマシンを傷めてペースを上げることはかなわず。一方、首位を行く新井(敏)は後続とのタイム差を見ながらラリーをコントロールし、今シーズン2勝目を獲得しました。この日、光る走りを見せたのは、前日を6番手で終えた新井(大)。SS9とSS10、SS13、SS14の計4SSでベストタイムをたたき出す速さを見せ、最終的に総合2位に浮上、親子で1-2フィニッシュという快挙を成し遂げました。
SUBARU勢は新井(敏)、新井(大)、炭山という順で表彰台を独占。前日3番手の勝田範彦/足立さやかは、サービスでマシンの調整に時間がかかり、サービスアウトのタイムコントロールに3分遅着して30秒のペナルティを受け、総合6位に。また前日リタイアを喫した鎌田卓麻/市野諮はペースをつかめず、6〜7番手のタイムを出すにとどまりました。
優勝した新井(敏)は、「第3戦では優勝を逃していることもあって、ぜひここで勝利を獲得したいと思っていました。最終日は追ってくるドライバーのタイムを見ながら、無理にベストタイムを狙ったりせず勝つことを優先しました。グラベル(未舗装路)ラリーは連戦なので、次も勝てるように気を引き締めたいと思います」と、第5戦福島に向けても前向きなコメントを残しました。
ディーラーメカニックコメント「正確であることの大切さを学べました」

SUBARUチームアライ ディーラーメカニック
横井 洋平(よこいようへい) 33歳
北海道スバル株式会社 白石店サービスエンジニア サブリーダー メカニック歴13年
今年のニュルブルクリンク24時間に参加したメカニックが同じ会社の先輩にいたため、それがきっかけで応募したという横井。左フロントの足まわりを担当し、タイヤ交換やサスペンションのアライメントなどをこなしました。「普段の業務でやっていないことも、とても勉強になると先輩から教えられて、参加してみようと思いました。時間が限られているため、その中でいかにチームの力を合わせてマシンを修復するかという、時間に対する状況判断が問われる場面もありました。自分の担当外の部分も、力を合わせてどこまで仕上げるか、そしていかに正確な仕事をするかという大切さを学びました。優勝争いしている現場は厳しいものでしたが、結果に少しでも貢献できたとすれば非常にうれしいです」とコメントしました。

グラベルラリー連戦となる第5戦は、7月23日(木)〜26日(日)にかけて開催される『がんばろう! 福島MSCCラリー2015』(福島県東白川郡棚倉町)です。今シーズンここまで全戦を制しているSUBARU勢の活躍にご期待下さい。
2015.07.04 - 2015年全日本ラリー選手権 ラリー洞爺・デイ1
新井敏弘が首位で折り返し
全日本ラリー選手権第4戦は7月4日(土)のデイ1を終了、首位に新井敏弘/田中直哉、2番手には炭山裕矢/保井隆宏と、SUBARU WRX STIが強さを発揮しています。
今シーズン初のグラベルラリーとなったラリー洞爺。4日(土)の天候は晴れ時々曇りでしたが、ラリー前に降り続いた雨の影響で路面は柔らかく、一部で轍ができるなど難しいコンディションとなりました。ラリーは3日(金)夕方の特設ステージからスタート。ここでは炭山が2番手タイム、新井(敏)が3番手タイムを記録し、SUBARU勢は上々の滑り出しを見せました。
4日(土)からは本格的な林道SSが始まります。この日は林道SS3本を2回走行し、前日も行った特設ステージを走る計7SSです。SS2では新井(敏)がベストタイムを獲得し、早々にラリーリーダーに躍り出ます。続くSS3では炭山、SS4では再び新井(敏)と、SUBARU WRX STIのふたりがベストタイムを分け合う展開に。この流れは午後も続きますが、9.86kmのSS7では勝田範彦/足立さやかもベストタイムを記録。SS8までを終えて、新井(敏)、炭山、勝田と、SUBARU勢が上位を独占しています。
0.9秒差の首位攻防戦

SS2でトップに立って以降、一度も首位を譲らない快走を見せている新井(敏)は、「自分の中ではまだ余裕のあるペースで走っていますが、首位で折り返すことができました。明日はハイスピードな設定のステージが多く、クルマとの相性も悪くはないと思います。優勝を狙い、さらに頑張ります」と語っています。新井(敏)は2014年大会ではGRB型SUBARU WRX STIで勝利を収めており、それをベースとしたセッティングを今回のVAB型SUBARU WRX STIにも施しているとのこと。まだ完璧ではないとしながらも、昨年の勝利は大きな自信となっているようでした。
一方の炭山は、「ベストタイムを獲得できたSS3/6ではいい走りができたと思います。自分自身にとってはVAB型SUBARU WRX STIで初めてのグラベルラリーですが、柳澤(宏至)選手がこのクルマで走った2014年のラリー北海道の時にベースのセッティングが出ているので、その成果が大きいですね」と手応えを感じている様子。本日の最後に行われた特設ステージとの相性も悪くなく、明日もSS11/12として2度走行するため、さらに見ごたえのある接戦が繰り広げられそうです。
また、鎌田卓麻/市野諮は午前中ペースが思うように上がらず、午後にやや盛り返したものの、SS7でコースオフし戦線を離脱。マシンを修復しデイ2での好走に期待がかかります。

競技最終日の7月5日(日)は、SS9〜SS14の計6SSという設定です。SUBARU勢の奮闘にご注目ください。
2015.07.03 - 2015年全日本ラリー選手権 ラリー洞爺 プレビュー
2015年シーズン初のグラベルラリー
全日本ラリー選手権第4戦は、7月3日(金)から5日(日)にかけて、北海道虻田郡洞爺湖町を拠点に開催されます。今シーズン初のグラベルラリーとなるこのイベントは、北海道らしいハイスピードなステージや、テクニカルな林道ステージなど、バラエティに富んだ正確のステージが特徴です。2日間、総走行距離394.18km、SS総距離66.74km(14SS)が戦いの舞台となります。
ポイントとなるのはやはり、今シーズン初めてのグラベルラリーという点です。シーズン最大の山場といえる第7戦ラリー北海道(APRCと併催)の前哨戦としても、また今シーズンのグラベルラリーでの戦力バランスを占ううえでも、重要な1戦と言えるでしょう。このラリーの結果によっては、選手権争いに大きな影響を与える可能性もあります。このラリー洞爺では、昨年までSUBARU WRX STIが4年連続の勝利を収めており(いずれもGRB型)、SUABRU勢の活躍、新型SUBARU WRX STIの活躍にも大きな期待がかかります。また、SUBARU BRZが参戦するJN4クラスは参加台数が基準に満たなかったため、不成立となっています。
見どころはWRX STI勢のバトル!

第3戦若狭を終えて2勝を挙げて勢いに乗る勝田範彦/足立さやかと、第2戦久万高原と、昨年のこのラリーで勝利を挙げている新井敏弘/田中直哉が優勝候補の筆頭に挙げられますが、昨年からGVB型SUBARU WRX STIの熟成を進めているクスコレーシングの炭山裕矢/保井隆宏、ここまで3戦でセッティングを煮詰めている鎌田卓麻/市野諮、また、新井敏弘の息子であり、昨年はこのラリー洞爺でコースカーを務めた新井大輝/伊勢谷巧も参戦するなど、SUBARU WRX STI勢の戦いぶりにも期待がかかります。
今回のラリーでは、ギャラリーステージが林道SSと特設ステージに設けられます。3日(金)の夕方からスーパーSSとなるSS1が実施され、4日(土)にはSS2/5、SS4/7、SS8のスーパーSS。5日はSS10/14、スーパーSSのSS12でそれぞれギャラリーエリアが設置されます。

●2015 ARKラリー洞爺
http://www.team-ark.jp/

RACE RESULT

2015.07.05 - Rd.4 ラリー洞爺
2015.07.04-07.05
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 2 新井 敏弘 田中 直哉 富士スバルアライモータースポーツWRX JN-6 31:02.8 19:10.0 50:12.8
2 2 7 新井 大輝 伊勢谷 巧 アライモータースポーツWRX STI JN-6 31:25.2 18:59.8 50:25.0
3 3 3 炭山 裕矢 保井 隆宏 ADVAN CUSCO WRX-STI JN-6 31:03.7 19:25.7 50:29.4
4 4 4 奴田原 文雄 佐藤 忠宜 ADVAN-PIAAランサー JN-6 31:16.3 19:20.7 50:33.6
5 5 8 石田 正史 宮城 孝仁 DL テイン マルシェ ランサー JN-6 31:23.4 20:14.5 50:44.1
6 6 1 勝田 範彦 足立 さやか ラック名古屋スバルDLインプレッサ JN-6 31:09.5 19:49.0 51:24.0
7 7 12 堀江 拓 馬瀬 耕平 TGitzzDLカラオケROCKランサー JN-6 32:26.2 19:51.3 52:15.2
8 8 9 竹内 源樹 加勢 直毅 ADVAN CUSCO WRX-STI JN-6 32:25.2 20:05.5 52:16.5
9 9 14 堀田 信 馬場 雄一 DL itzz TG MAP ランサー JN-6 32:46.1 20:03.2 52:51.6
10 10 13 藤本 鋼二 井手上 達也 ADVAN 加勢eレーシング ランサー JN-6 33:32.5 21:06.5 53:35.7
12 12 10 筒井 克彦 高橋 巧 TEAM221 ダンロップ インプレッサ JN-6 33:48.1 20:48.5 54:36.6
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • UStream
  • ニコニコチャンネル
Scroll to top