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2015.10/31-11/1
第7戦 オートポリス
  • 予選順位
    位
  • 決勝順位
    -
  • Team Ranking
    位
  • Driver Ranking
    位

RACE REPORT

2015.11.01 - SUPER GT第7戦 オートポリスラウンド・決勝レポート
SUBARU BRZ GT300は駆動系トラブルで今季初のリタイア
11月1日(日)、大分県のオートポリスでSUPER GT第7戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」の決勝レースが行われ、予選4番手からスタートしたSUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)は、駆動系トラブルによりリタイアを喫しました。
実質3番手からのスタートも、悔しい結果に

予選2番手のマシンがピットスタートとなったため、4番手グリッドを得たSUBARU BRZ GT300は実質的に3番手から決勝レースに挑むこととなりました。スターティングドライバーを務めた井口はきれいにスタートを決め、1コーナーを3番手でクリア。しかしその後、ライバルにかわされてしまい5番手に順位を落としてしまいます。それでも井口は集中力を切らさず粘り強い走りを見せて4番手に順位を挽回。安定したラップを刻みながら順位を取り戻すチャンスをうかがいます。レーススタートから50分ほどが経過し、ピットではドライバー交代の準備が進んでいましたが、ここで降雨との報せが飛び込んできます。チームは急遽レインタイヤを準備。ピットはにわかに慌ただしさを増しましたが、最終的にはスリックタイヤで山内に後半を託すことに決まりました。

30周すぎに井口がピットイン。給油とタイヤ交換を終え、山内がピットを離れたところで駆動系にトラブルが発生してしまいました。SUBARU BRZ GT300はピットレーン上でストップし、メカニックたちの手によってガレージへと押し戻されます。ここで山内はマシンを降りることとなり、SUBARUは今シーズン初めてリタイアを喫することとなりました。
最終戦のもてぎに向けて新たなる決意

チーム総監督の辰己英治は、「残念なレースとなってしまいましたが、まだまだ色々なところに足りないことがあるということでしょうね」と分析します。「単独で走れず、どうしても前のクルマに詰まってしまう状況です。ドライバーにもストレスがかかりますし、どうしても無理を強いることになります。それがまず現実で、それを受け入れたなかで、何が原因で、どうすれば勝てるかを、もう一度考え直さなければなりません。井口のスティント後半では前のクルマを抜ける状況になかったので、早めのピットインという作戦も考えていましたが、最終的には残念な結果となってしまいました」

スタートを務めた井口は、「結果を出したかったですね。苦しかった部分もありましたが、それなりにいい走りはできましたし、走っていれば結果も得られたと思います。ただ、マシントラブルということで、僕たちにはどうしようもない部分もあります。あと1回、最終戦で勝つチャンスは残されていますから、なんとかそこで勝てるように準備したいと思っています」と、悔しさを滲ませながらも最終戦に向けて決意を新たにしています。山内も、「レースなので、こういうトラブルがあるのも仕方のないことです。もちろん土曜日からいい流れで来ていただけに、こういった終わり方はすごく残念ですし、応援してくださった方も残念な気持ちが大きいと思いますが、諦めない限り次があると思っていますので、次に向けて頑張ります」と、この週末を振り返りました。

2015年のSUPER GTシリーズ最後の1戦は、11月14日〜15日(日)に栃木県のツインリンクもてぎで開催されます。この1年を通じて鍛え上げてきたSUBARU BRZ GT300の性能を発揮して優勝を目指しますので、引き続きSUBARUチームに熱い声援をお送りください。
2015.10.31 - SUPER GT第7戦 オートポリスラウンド・予選レポート
SUBARU BRZ GT300は予選4番手
10月31日(土)、大分県のオートポリスにて、SUPER GT第9戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」の公式予選が行われ、SUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)は予選4番手となりました。気温は12℃前後と低く、時折冷たい風が吹くものの、雲ひとつない好天のもとでGT300クラスの27台が予選上位を目指し火花を散らしました。
公式練習はGT300クラス4番手タイム

公式練習は午前9時からスタート、途中赤旗を挟んで10時45分まで行われました。チームは先日のタイヤテストで得られたデータを元にした、新たなタイヤを投入。先にステアリングを握った井口は20周を走行して1分44秒270、山内は6周で1分49秒604というタイムをそれぞれ記録し、GT300クラスの4番手タイムを獲得しました。 SUBARU/STIチームの総監督を務める辰己英治は、「手応えは悪くありません。新しく投入したタイヤで4番手タイムを出せましたが、まだ摩耗の具合が読み切れていない状態です」と、午後の予選に向けて考えを巡らせている様子。気温の上がり具合とタイヤ選択、セットアップなどの要素をどう組み合わせるか、頭の悩ませどころです。
決勝を見越したタイヤで予選アタック

公式予選のQ1セッションは午後1時30分にスタートしました。チームが選択したのは午前中のフリー走行で使ったソフトタイヤではなく、決勝での周回を考えたハードめのタイヤでした。ステアリングを握った山内は、セッション開始後早めの段階で1分43秒833という2番手タイムをたたき出してピットイン。このQ1セッションは、結果的に13番手までがコースレコードを上まわる激戦となりましたが、山内の順位は2番手のまま変わらず、チームは無事にQ2セッションに進出しました。午後2時15分には、井口が担当するQ2セッションがスタート。井口は山内を1000分の1秒上まわる1分43秒832というタイムを記録し、予選4番手を獲得しました。

Q1セッションを担当した山内は、「ニュータイヤを履いてのアタックは初めてでしたが、チームがいいバランスをとってくれたおかげでタイムも出せました。ここは井口選手の地元でもありますし、優勝目指して全力で頑張りたいと思います」とコメント。タイヤ選択については「午前中に使っていた柔らかいタイヤであれば、もっといいタイムも出たと思います。しかし、決勝でもたなくなるリスクを考えて固めのタイヤを使いました。チームの全員で相談して決められる環境があるからこそ、この結果が得られたのだと思います」と語りました。

山内の後を受けてQ2セッションに挑んだ井口は、「タイヤについてはQ1を走った山内選手からアドバイスをもらっていましたし、それに合わせて走り方を少し変えました。このタイヤでは精いっぱいのタイムかなと思いますが、決勝に向けては自信があるので、最後まで諦めず戦うことができれば、前に出られると思っています」と、セッションを振り返りました。福岡県出身の井口にとって、オートポリスは地元イベント。今回のレースに合わせてヘルメットを新調したことからも、この一戦にかける意気込みが伝わってきます。「レーシングカートで全日本選手権のチャンピオンを獲得した時のカラーリングを取り込んだ、こだわりのデザインにしました。僕は九州で育って、4輪レース界に上がってきましたから、オートポリスには特別な想いがあります。今回はなにがなんでも勝つべきレースだと思っていますし、地元の応援もあるので格好いいところを見せたいですね」と語る眼差しにも決意が宿ります。

決勝レースに向け、辰己は次のように展望を分析しています。「色々なことがいい方向にまとまりつつあることが分かった予選だと思います。決勝を考え固いタイヤで行きましたが、ドライバーも非常に良く頑張ってくれたと思います。4番手ですがFIA GTの前に行くことができましたし、決勝ではタイムを落とさず最後まで走ることができると予想しています」

65周で争われる決勝レースは11月1日(日)の午後2時にスタート予定です。総勢27台が鎬を削るGT300クラスで、SUBARU BRZ GT300がどのような走りを見せるか、ご注目下さい。
2015.10.30 - SUPER GT第7戦 オートポリスラウンド直前情報
準備は万端。カギとなるのはやはり予選
2015年シーズンもいよいよ大詰め。SUABRU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)は、10月31日(土)、11月1日(日)にオートポリス(大分県)で開催されるSUPER GT第7戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」に挑みます。先日のタイヤテストで十分なセットアップの感触を得て、チームの士気は高まっています。

SUBARU BRZ GT300とは相性の良いコース

SUBARU/STIチーム総監督を務める辰己英治は、週末の見通しについて次のように語っています。
「オートポリスは2011年に優勝したこともあり、クルマの特性には合っていると思います。ストレートが短く、中高速コーナーの多いサーキットです。先日のテストではセッティングを詰めることもできたので、やっと終盤にきて色々なものの正解が見えてきたといったところでしょうか。我々のマシンは、第1セクターではFIA-GT車両とほぼ同じタイム、第3セクターでは彼らを上まわるタイムを出せています。もちろん速いからといって簡単にライバルをかわせるわけではありませんが、予選においてはいいところへ行けるのではないかと期待しています。再三言っていることですが、予選で前にいない限り、ほぼ勝負権がなくなってしまいますからね」
天気予報は週末に向けて下り坂となっており、気温も下がることが予想されますが、これについても大きく心配はしていないと自信を覗かせています。
「気温が下がることについては、前回のテスト時に織り込み済みですので、大きな心配はしていません。また、ウエットタイヤのパフォーマンスについては、第5戦の鈴鹿で証明できています。レースが荒れた時はチームの戦略やタイミングがカギを握るでしょう」
ドライバーふたりも好感触。予選・決勝に向けて期待大

このオートポリスを地元とする井口は、「前回のテストでは試したかったことがすべてできた」と語っています。
「テストでは、タイヤを含めてセットアップもいい方向が見つかりました。今シーズンこれまでで一番手応えのあるスタートだと思っています。タイミングよく地元でもありますし、SUBARU BRZ GT300が得意とするサーキットでもあります。そういう意味で、勝つ準備は整っていると言えます。天候がどうなるかは分かりませんが、いずれにしろ予選で前に行くことが勝利に近づくことになると思っています。雨が降ると霧が出たりしてリスクは高くなりますが、勝つチャンスは広がります。予選で前にいられれば、コンディションにかかわらずいい状態で戦えると思っています」と力強く週末に向けての意気込みを述べました。

山内は、「この間のテストでは、これまでとは別のタイヤも試すことができたので、それをどのくらい活かすことができるかですね。このサーキットはJAF GTマシンが速く、予選でもJAF GT勢が前に来ると思います。ですから、彼らとの差をどうやって広げるか、あるいは詰めていくかがポイントになります。SUBARU BRZ GT300はコーナリングマシンですから、ストレートでのパワー差をカバーするためにも、予選順位は重要になると思います」と展望を語りました。

31日(土)は9時から公式練習、13時30分からノックアウト予選Q1セッションが行われます。2014年の決勝レースでは2位を獲得する速さを見せたSUABRU BRZ GT300。チーム一丸となっての戦いぶりにご期待下さい。
2015.10.23 - SUPER GT第7戦 オートポリスラウンドプレビュー
タイヤテストを経て望む第7戦オートポリス
SUPER GTシリーズ第7戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」が、10月31日(土)、11月1日(日)にオートポリス(大分県)で開催されます。SUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)は、10月6日(火)と7日(水)にオートポリスで行われたSUEPR GT公開タイヤテストに参加し、十分なデータを集めての参戦となります。

舞台となるオートポリスは、大分県と熊本県の県境に近い山間に位置するサーキットです。全長4.674㎞のコースは約900mのメインストレートをもち、アップダウンと中高速のコーナーが主体で構成されています。標高900mという高所であり、エンジンパワーが通常よりも落ちるほか、天候の変化も大きく濃霧になることも。また、ピットがコースの外側に位置しているため、通常右側にある給油口ではなく、「左側」から給油が行われます。SUBARU BRZ GT300は、2014年のオートポリスでポールポジションと決勝2位という好成績を収めており、今年も活躍に期待が膨らみます。

ポールポジションを狙って

レースに向け、SUBARU/STIチームの総監督を務める辰己英治は、次のように分析します。 「とにかく、オートポリスではポールポジションを獲れるようにしないと。前戦のSUGOでも、7番手からのスタートでは、ストレートが速いクルマに抑えられてしまいましたから。オートポリスは相性のいいところですが、それもセットアップの良し悪しによる部分もあります。いいセットを早く見つけて、予選は完璧な状態でアタックする。ドライバーはそれに十分に応えられる腕をもっていますから」 また、地元九州での一戦となる井口は、「オートポリスは地元ですし、タイヤ選択を含めていい状態で走ることができれば、間違いなくSUGOのようなパフォーマンスは出せると思うので、とにかく1位を目指して頑張ります」と、力をこめて語っています。

今回のレースは獲得ポイント×1kgのウエイトを搭載するルールになっており、SUBARU BRZ GT300は30㎏を搭載します。GT300クラスのなかでは40㎏以上のウエイトを搭載しているチームもあり、SUBARU BRZ GT300の長所であるコーナリングスピードを活かした戦い方をするためには、辰己監督の言うように頭を抑えられないことが肝心です。まずは10月31日(土)に行われるフリー走行と予選セッションにご注目下さい。

スバル恵比寿ショールーム「SUBARU STAR SQUARE」にて
11月1日(日)にパブリックビューイングを開催


11月1日(日)13:30より、SUPER GT第7戦のパブリックビューイングを「SUBARU STAR SQUARE」にて開催します。MCに濱田恵梨子さん、ゲスト解説にドライバーの山野哲也を迎える予定です。会場内では、「SUPER GT 第8戦もてぎ300kmレース ファンシート」、「STI ドライビングサングラス」、「ドライバーサイン入りキラキラステッカー」など素敵なプレゼントが当たるじゃんけん大会も同時開催予定。また、当日は来場された皆さまへGTオリジナル応援フラッグを特典としてご用意しております(※数に限りがございます。予定数に達し次第、配布を終了致しますのであらかじめご了承ください)。

■定員(座席数):125席 ※立見可
※優先入場席25席をご用意しています。
※定員に達した場合、入場をお断りさせて頂く事がございますので、あらかじめご了承ください。
■時間:13:30〜17:30(レース14:00〜17:30予定)
 レース終了後、じゃんけん大会を実施致します。
■受付開始:13:00〜(ショールームは10:00〜通常営業致します)
■特典:GTオリジナル応援フラッグ(※数に限りがあります。
 予定数に達し次第、配布を終了致します)
■スバルチームが途中リタイヤした場合でも、当イベントは実施致します。

RACE RESULT

2015.10.31 - 予選 オートポリス
第7戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 2 シンティアム・アップル・ロータス 高橋 一穂 加藤 寛規 1'44.159 1'43.001 YH
2 31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀 中山 雄一 1'43.417 1'43.002 0.001 BS
3 55 ARTA CR-Z GT 高木 真一 小林 崇志 1'44.538 1'43.431 0.43 BS
4 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'43.833 1'43.832 0.831 DL
5 0 グッドスマイル 初音ミク SLS 谷口 信輝 片岡 龍也 1'44.937 1'44.459 1.458 YH
6 25 VivaC 86 MC 土屋 武士 谷川 達也 1'45.168 1'44.483 1.482 YH
7 21 Audi R8 LMS ultra リチャード・ライアン 藤井 誠暢 1'44.777 1'44.551 1.55 YH
8 3 B-MAX NDDP GT-R 星野 一樹 高星 明誠 1'44.532 1'44.611 1.532 YH
9 87 クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 青木 孝行 山西 康司 1'45.325 1'45.082 2.081 YH
10 5 マッハ車検 with いらこん 86c-west 玉中 哲二 密山 祥吾 1'44.454 1'45.180 2.179 YH
Q1  Start Time 13:30'00 Finish Time 13:40'00
Q2  Start Time 14:15'00 Finish Time 14:34'00
2015.11.01 - 決勝
2015.10/31-11/1第7戦 オートポリス
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 3 B-MAX NDDP GT-R 星野 一樹 高星 明誠 1:51'17.185 60 1'47.656 YH
2 10 GAINER TANAX GT-R アンドレ・クート 千代 勝正 3.628 60 1'47.050 DL
3 7 Studie BMW Z4 ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 45.102 60 1'48.093 YH
4 77 ケーズフロンティア Direction 458 横溝 直輝 峰尾 恭輔 55.281 60 1'47.604 YH
5 21 Audi R8 LMS ultra リチャード・ライアン 藤井 誠暢 56.394 60 1'47.528 YH
6 55 ARTA CR-Z GT 高木 真一 小林 崇志 1'05.335 60 1'46.282 BS
7 0 グッドスマイル 初音ミク SLS 谷口 信輝 片岡 龍也 1'14.750 60 1'47.516 YH
8 33 Excellence Porsche 坂本 祐也 山下 健太 1Lap 59 1'48.547 YH
9 20 UPGARAGE BANDOH 86 中山 友貴 井出 有治 1Lap 59 1'45.944 YH
10 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 飯田 章 吉本 大樹 1Lap 59 1'48.346 YH
R 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 29Laps 31 1'47.586 DL

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