SUPER GT

Editor's COLUMN

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2016.07/23-24 第4戦 スポーツランドSUGO2016.07.29

チームを支える、縁の下の力持ち

SUBARU BRZ GT300はSUPER GT第4戦スポーツランドSUGOで3位入賞を果たしました。ドライバーふたりの頑張りと、短時間でマシンを修復したメカニックたちの奮闘、チーム一丸となって取り組んだ結果といえるでしょう。今回は、懸命に戦う彼らを後方から支援する、SUBARU R&D SPORTのチームマネージャーを務める渡辺麻子に話を聞きました。
チームマネージャーの業務は非常に多岐にわたります。レースウイークに限定しても、ホスピタリティテント周辺の設営に始まり、ドライバー装備品チェックの手配、マネージャーミーティングへの出席、チームスケジュール調整、ゲスト対応、取材対応、ドライバーのケア、さらには荷物や弁当類の受け取り、ピットで使用する氷やドライアイスの手配など、細々としたものにまで及びます。走行中もドライバーのケアや準備のサポートなど、チームが円滑にレースに集中できるよう、常に様々なことに気を配っています。

お互いのことを気づかいつつ、切磋琢磨できる

渡辺がレース業界に足を踏み入れるきっかけは、友人が参加していたレーシングカートだったとのこと。チームの手伝いをするうち、モータースポーツの楽しさや、チームとして戦うことの一体感に触れ、知人を介してレース業界へ。2006年にR&D SPORTに入社し、現在に至るまでチームを支え続けています。
「実家が鈴鹿サーキットの近くで、F1の音が聞こえてくるほどでした。実はうるさくてイヤだったんですが(笑)、この仕事に携わるようになって色々な方に出会えて、色々な経験ができているのはありがたいですね」。
そんな彼女にとって、SUBARU R&D SPORTはどんなチームなのでしょうか。
「この業界で10年近く一緒に働いている方が多く、お互いの得手不得手が分かっていますので、フォローし合いやすいですね。現在11名のチームスタッフ(=渡辺を含めると12名)がいますが、そのうち6名は10年以上の付き合いです。ですから、『こうした方が気持ちよく仕事してもらえそうだ』、『ここでフォローした方がいいだろう』、『こういう相談は彼だな』など、長いだけあってお互いに考えていることが伝わりやすい部分があります。もちろん私も、ささいな部分や気持ちの面でもフォローしてもらうこともあり、助けられていますね。辰己英治総監督含めSTIの方々もみんな柔和で、波長は合っていると思います。走る時はきちんとレースモードに入りますし、タッグを組むという表現がぴったりで、お互いにいい刺激を受けて切磋琢磨している感じです」。
また、昨年からコンビを組んでいるドライバーふたりについての印象は、「ふたりとも明るいですね。賑やかという意味ではなく、ポジティブ。チームにいい空気を運んでくれますし、本当にいいペアだと思います。もちろん熱い部分もあるのですが、お互いに相手の気持ちを考えながら行動していますし、でしゃばるところがありません。冷静な判断で『ここは彼がアタックした方がいい』など、チーム全体が高いポテンシャルを発揮できるように考えてくれています。考え方が柔軟ですし、相手のことを気づかうこともできる。今回のレースのように、井口選手が涙ぐんでいるところを見て山内選手ももらいなきするような。みなさんが見たままの、明るくさっぱりとした雰囲気です」とのこと。ふたりとも年が近いこともプラスに働いていると語っています。
ファンの応援と子どもたちの笑顔が力の源

チームマネージャーという激務をこなす原動力について、応援をしてくれる方々の存在が大きいと渡辺は語ります。
「キッズウォークに来てくれる子どもたちの笑顔がすごくいいなと思いますね。将来このことを覚えてくれているかなとか、いい想い出になったかなと思うと、あらためて精いっぱいやろう、頑張らなきゃなというモチベーションになりますね。それに、ピットに応援に来てくださる方とか、SUBARUファンシートで応援してくださっている方、パブリックビューイングで見てくださっている方の存在を感じると、SUBARUって愛されているなあと実感します。チームが苦しい時でも応援してくださっている方を見ると、SUBARUの看板に恥じないようにやっていかなきゃと思いますね。いい結果を出せた時は、みなさんに少しは恩返しができたのかなと」。
「サーキットにいらっしゃる方には、メカニックたちの動きも見てほしいですね。なかなか外からは見えづらい部分だと思うのですが、彼らがいなかったらクルマが走りませんから。ピット作業もそうですし、パドックで見かけたら気軽に声をかけていただきたいくらいです。そういう機会があれば、ぜひ注目してみてください。これからも応援よろしくお願いします」。

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