86/BRZ

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RACE REPORT

2018.04.30 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第2大会 スポーツランドSUGO(第2戦)・決勝
井口卓人が2戦連続の7位入賞・池島実紅は惜しくも11位に
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race、第2戦は4月28日(土)〜29日(日)、宮城県・スポーツランドSUGOで開催されました。ゴールデンウィークが幕開けしたばかりで、しかもスーパー耐久シリーズとの共催ということで、多くのモータースポーツファンがスポーツランドSUGOに集結しました。
風はまだ時折涼しさを感じさせるものの、初夏を思わせるような強い日差しが降り注ぎ、まさに絶好のモータースポーツ日和の中、白熱したレースが展開されました。

東北を代表するサーキットであるスポーツランドSUGOは、タイトコーナーから高速コーナーまで、さまざまなコーナーが並んだ個性的なコースです。しかも高低差が大きく、メインストレートも前半が登り、後半が下りという特徴を持っています。またバンク角(コーナーでの路面の傾き)も大きく、それだけにドライバーによって好みが分かれ、また走り込んだ地元ドライバーの優位性もあります。

エントリー台数はクラブマンシリーズ55台、プロフェッショナルシリーズ30台の、計85台でした。そのうちSUBARU BRZ勢はクラブマンシリーズ9台、プロフェッショナルシリーズ2台の、計11台でした。

クラブマンシリーズは2組に分かれて予選が行われました。予選1組では#14鈴木祐子が19位、#373小日山典明が21位、#61穂積昭則が27位。予選2組は#89池島実紅が6位、#315舩井俊仁が17位、#64高橋正恭が18位、#209五賀貴男が20位、#402酒井強志が24位、#278高部一竹が26位となりました。1組の22位まで、2組の23位までが決勝Aレースに、それ以下が決勝Bレースへ。
プロフェッショナルシリーズでは、#88井口卓人が5位、#87久保凜太郎が13位と、上位を狙えるポジションを獲得しました。

今回のレースには、東北地方のスバルディーラーから、サービススタッフがCG ROBOT RACING TEAMでレースメカニックを体験しました。宮城スバル自動車長命ケ丘店の佐藤桂太さん、岩手スバル自動車盛岡都南店の武田倖平さん、福島スバル自動車いわき店の田中良さん、青森スバル自動車青森原別店の工藤靖英さん、山形スバル鶴岡店の齋藤拓さん、以上5名のメンバーです。

クラブマンシリーズ決勝Bレースは8台で争われ、最後尾からスタートした穂積昭則が3位表彰台を獲得。酒井強志が4位、高部一竹が6位となりました。
クラブマンシリーズ決勝Aレースはフルグリッドの45台です。12番グリッドからスタートした池島実紅はポジションを少しずつ上げ、一時は9位を走行していましたが、最終的には惜しくも11位となりました。

#89池島実紅のコメント
「前半では9位に上がることができたんですけど、ペースも上がっていて、前のクルマに追いつくことができていたんです。でも後半はタイヤが厳しくなってしまって、コースの中に留まることで精一杯になってしまいました。戦えるような状況になったので、次のレースに期待してください」

その他は、舩井俊仁は25位、高橋正恭は27位、五賀貴男が30位、小日山典明が36位、そして鈴木祐子が38位でチェッカーフラッグを受けました。2014年からGR 86/BRZ Raceに参戦してきた鈴木祐子にとっては、記念すべき初の決勝Aレース進出となりました。
#14鈴木祐子のコメント
「いつもは決勝Bレースで、いつもは自分のレースが終わった後で見ていた決勝Aレースに、今回初めて参戦することができました。勉強しようと思って追いかけたんですが、最終コーナーでちょっとヤッてしまいました(笑) でもいつも出場しているドライバーの皆さんと一緒に走ることができて、楽しかったです。また決勝Aレースに出場できるように、ガンバリます」

プロフェッショナルシリーズ決勝レースは、オーバーテイクの難しいスポーツランドSUGOのコース特性もあり、ズラリと1列に、しかしピッタリと並んだまま、レースが進んでいきました。前を走るドライバーのミスを待つが、しかしプロドライバーたちがそんな簡単にミスをするわけもない。5番グリッドからスタートした井口卓人は、そのまま5位で周回していましたが、5周目に6位にポジションを落し、そしてファイナルラップで他車がメカニカルトラブルで急にペースダウンし、それを避けるために大きな混乱が発生し、井口卓人は7位でレースを終えました。
チームメイトの久保凜太郎も13番グリッドからスタートし、ポジションを上げ10位を走行していましたが、痛恨のジャンプスタートのペナルティを受け、30位にポジションを落してしまいした。

#88井口卓人のコメント
「かなりクルマは調子が良くてマシンのペースも良かったんですけど、オーバーテイクの難しいSUGOなので、前に出るのは難しかったですね。前が詰まっていて、なかなか動くことができませんでした。そういう中でもクリーンでいいレースができていたんですが、最終ラップでぶつけられたりして、グチャグチャになってしまったんですけど、それがちょっと残念でしたね」

次戦、TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第3戦は、4月27日(日)、大分県のオートポリスで開催されます。
2018.04.24 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第2大会 スポーツランドSUGO(第2戦)・プレビュー
開幕戦で快走した井口&久保に期待がかかる
激しいバトルが展開されたシーズン開幕戦に続き、第2戦が4月28日(土)~29日(日)、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されます。
東北唯一のインターナショナルレーシングコースであるスポーツランドSUGOは、山間ゆえの高低差を生かした、アップダウンが特徴のコースレイアウトです。コースの高低差は約70mもあります。ストレートも、最終コーナーからは登りで、コントロールライン付近で下りへと変わるので、1コーナー側から観戦するとストレートにマシンが飛び出してくるような、他のサーキットでは見ることができない特徴的なシーンを目にすることができます。
昨シーズンは後期モデルの投入などもあり、シーズン序盤はチームによってパフォーマンスの差が大きくなっていました。しかし今シーズン、すでに後期モデルの対応も仕上がり、以前のような激しいバトルシーンが開幕戦から展開されました。オーバーテイクが難しいスポーツランドSUGOですが、だからこそバトルシーンに注目したいところです。

エントリー台数はクラブマンシリーズが55台、プロフェッショナルシリーズが30台、トータル85台です。昨シーズンの第8戦ではそれぞれ45台、32台でしたから、とくにクラブマンシリーズでは着実にエントリー台数を増やしています。
そのうちSUBARU BRZ勢は、クラブマンシリーズが9台、プロフェッショナルシリーズが2台、合計11台が参戦します。

クラブマンシリーズのエントリーは、#14鈴木祐子、#61穂積昭則、#64高橋正恭、#89池島実紅、#209五賀貴男、#278高部一竹、#315舩井俊仁、#373小日山典明、#402酒井強志、という9名です。シーズンを通じてエントリーするレギュラードライバー、関東・東北に出場するドライバー、そしてGR 86/BRA Race初出場となるニューフェイスまで、いろいろなドライバーが顔を揃えています。
注目は開幕戦をマシントラブルによってクラッシュ、リタイヤに終わった池島実紅。予選19番手からポジションアップをしていただけに、悔しい結果でした。昨シーズンは16位となったスポーツランドSUGOで、今回はどんな結果を出してくれるか注目です。

プロフェッショナルシリーズのエントリーは、CG ROBOT RACING TEAMの2台、#87久保凜太郎と#88井口卓人です。開幕戦では久保凜太郎が4位、井口卓人が7位となり、幸先の良いシーズンインとなりました。昨シーズンの開幕でもそれぞれ6位、5位でしたが、じつは内容的には結果ほど優れたものではありませんでした。しかし今シーズンの開幕戦では、予選結果は優れなかったものの、決勝レースでのペースは優れていて、上位へと進出することができました。
予選結果を上手く決めることができれば、レースをリードすることも難しくないでしょう。

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2018 第2戦スポーツランドSUGOは、4月28日(土)に予選、4月29日(日)に決勝レースが行われます。同時開催されるのはスーパー耐久シリーズ第2戦で、白熱したスプリントレースと長丁場の耐久レースを1日に楽しむことができます。
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