NURBURGRING 24H RACE

GALLERY

  • pre
  • qualifying
  • race
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
SUBARU WRX STIは、第3グループ最前列からスタート

RACE REPORT

大観衆が見守る中、15時10分に第46回ニュルブルクリンク24時間レースのローリングラップがスタート。1周のフォーメーション走行ののち、15時30分にトップ30予選でグリッドを決めた第1グループを先頭に、3グループ合計150台あまりのレースカーが24時間の耐久ツアーに出かけて行きました。各グループは3分の間隔をおいてスタートするため、SUBARU WRX STIが属する第3グループは15時36分にコントロールラインを通過。スタートドライバーは、カルロ・ヴァンダムです。まずは、8周のファーストスティントを担当します。15時30分現在の気温は19度。本日中は晴れのち曇りで、13日早朝から雨が降る予報となっています。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
グリッドに大勢のSUBARUファンが集合

RACE REPORT

12日土曜日は、24時間レース決勝日の朝は快晴となりました。朝9時10分からのウォームアップセッションでは、井口卓人がひとりで走行。車両は前夜にオーバーホール整備されており、グランプリコースを走ったのち何かトラブルやエラーがないかピットでチェックを受けます。数周それを繰り返した後、井口はフルコースを2周走りました。辰己監督は、「パワステのトラブルも解決済みですし、オーバーホールで何も心配事は発見されませんでした」と笑顔で答えていました。正午過ぎには恒例のSUBARUトラベル応援ツアーの一行が到着。今年は、例年の倍近い40名が参加しています。ライブ中継をご覧の方々も含め、皆様ご声援ありがとうございます。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
ヴァンダム「このクルマなら9分切りは可能」

RACE REPORT

予選1回目はハーフウェットのため完全なタイムアタックができず、予選2回目もイエローコーションによって予選タイム9分切りが叶わなかったカルロ・ヴァンダムは、次のようにコメントしました。「ハンドリングはややアンダーステアながら、とても乗りやすいです。バランスも良いと思います。ここ数年は予選で9分以内を目指していますが、今年のマシンは最もその資格があると思います。しかし、条件が揃えば、の話です。なにせ今日もコーション60(時速60km/h走行指定の黄旗区間)多発だったし、路面温度やダストのこともあります。良いクルマを用意してくれたので、レースではミスなく安定したラップを刻み、SP3Tクラス優勝を果たせれば幸いです」
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
公式予選2回目、WRX STIは無理せずクラストップをキープ

RACE REPORT

11日午後2時55分から公式予選2回目が行われました。予選タイム9分切りを目指すSUBARU / STIチームは、カルロ・ヴァンダムがコースイン。グランプリコースを1周してホームストレッチに戻ると、タイムアタックを開始しました。3周連続で記録更新に臨みましたが、イエローコーションも多く、前日のベストタイムを破るには至らず。山内に交代してさらに3周を走ろうとするものの、SUBARU WRX STIのパワーステアリング系統にオイルリークが発見され、無理してリスクを負うことは避け、そのまま走行を終了しました。前日のベストタイムはそのまま維持され、WRX STI はSP3Tクラスのポールポジションから決勝レースをスタートすることになりました。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 51 90 SUBARU WRX STI van Dam / Schrick / Yamauchi / Iguchi 9m 7s 581ms
2 91 89 Audi TT Speich / Waschkau / Goroyan / Kvitka 9m 39s 837ms
3 110 94 VW Golf 7 TCR Knut Kluge / Ferraro / Kuhs / Gabler 10m 4s 533ms
4 129 92 Opel Astra Schmit / Eichhorn / Patrick / Weidner 10m 28s 150ms
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
STIケータリング部隊もファイティングモードに

RACE REPORT

予選2回目のスタートに向け、エンジニアやメカニック達はマシンの準備に余念がありません。タイヤの準備や走行後の各部点検など、やるべきことは沢山あります。日本からのスタッフやゲストも増え、チームのガレージテントは大にぎわい。この集団に効率的に食事を提供するため、ケータリングに手慣れたスタッフがフル稼働。この日は2種類のおにぎりが用意されました。好みに合わせてフレーバーを選べるようになっています。食材の買い出しや料理の仕込みから、レース中には休む間も無く食事の準備をします。レース中の深夜には、名物SUBARUカレーも提供されます。今年はさらにグレードアップするということなので、今から楽しみですね。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
予選2日目の朝は快晴です

RACE REPORT

ドイツ・ニュルブルクでは、5月11日金曜日の朝を迎えました。快晴で、気温は正午の時点で14度です。午後には17度まで上がるとの予報になっています。本日の公式スケジュールは、クラシックカーレースやワンメイクレース、WTCRの予選などが予定され、24時間レースの公式予選2回目とトップ30予選(4月のQFレースのトップ16台とそれを除く昨日の予選1回目のトップ14台)はその後に行われます。STIの辰己英治監督も予選1回目でベストラップタイムをマークしたドライバーの山内英輝も、「クルマの仕様やセットアップは何も変更する必要はないと思います。気温や路温が高くなり過ぎないことを望みます」と語っています。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
山内「クルマは調子いいです。まだタイムアップできると思います」

RACE REPORT

本日の予選でベストタイムを記録した山内は、「本当にクルマの調子は良いです。2回目のアタックに出た時はブレーキ交換した直後でしたが、(ブレーキの)フィーリングが良く、タイムアップできてよかったです。走り方の課題も見つかったので、決勝レースではなんとかドライバー側で処理できると思います。明日の予選2回目は、カルロと僕がタイムアタックする予定です。今日の予選はナイトセクションだったので、少し控えめに走っていますが、明日はデイライトで走れるので、クリアラップさえつかめればよりタイムアップできると思います」と自信のほどを覗かせていました。明日の予選2回目は、午後2時55分から1時間50分間の予定です。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
予選1回目はクラス首位で通過

RACE REPORT

SUBARU / STIチームの予選ドライバーオーダーは、ヴァンダム、シュリック、山内、井口の順で、まずはそれぞれ計測2ラップずつを走る計画でした。予選スタート直後はまだ夕暮れの中のアタックでしたが、21時を過ぎると急激にあたりは暗くなり、ナイトセクションに突入しました。路面はドライながら路温が下がり、WTCR車両の掻き出したダストに乗ってコースオフするマシンも多く、イエローコーションのない周回がほぼない状況で前半は推移。ドライバーオーダーが一巡したのち、山内が再度アタックに臨みました。その結果、最終の計測ラップに9分7秒581を記録。SP3Tクラストップで予選1回目を終えることになりました。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 45 90 SUBARU WRX STI van Dam / Schrick / Yamauchi / Iguchi 9m 7s 581ms
2 76 89 Audi TT Speich / Waschkau / Goroyan / Kvitka 9m 39s 837ms
3 92 92 Opel Astra Schmit / Eichhorn / Patrick / Weidner 10m 28s 150ms
4 94 94 VW Golf 7 TCR Knut Kluge / Ferraro / Kuhs / Gabler 10m 43s 843ms
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
パドックは予選前の静けさ

RACE REPORT

プラクティスセッション終了後、コースは完全にドライとなり、空には青空が覗いています。よって一時10度ほどまだ下がった気温は、予選前の18時現在、13度を示しています。この後予報では曇り空が続き、雨は降らない予測です。しかし、天気に関しては何事も起こりうるのがニュルの特徴です。チームは、ドライタイヤ、インターミディエイトタイヤ、レインタイヤの全てを準備し、3時間の予選セッションに備えています。また、予選開始の20時30分以降気温は急激に下がり始め、日の入りの21時頃を経て予選終了予定の23時30分には8度以下になるとのことです。各チームがしのぎを削る予選を控え、パドックは静けさに包まれています。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
辰己監督「ここまではまったく問題なし」

RACE REPORT

プラクティスセッションを終えた辰己監督にコメントを求めました。「今のフリー走行では、ハーフウェット箇所があるのでカルロとティムは、カットを入れたインターミディエイトタイヤで走りました。しかし、カットを入れすぎたためかタイヤの動きがあまり良くない、とのコメントでした。続く山内と井口はカットを入れていないインターミディエイトタイヤで走らせましたが、彼らからは特にネガティブなインプレッションはありませんでした。タイヤ以外については、今のところ4人からは気になる発言はないです。ここまでは問題ないと言えるでしょう。しかし、同クラスのライバルも決して侮ることはできません。彼らの動向にも注意を払っていく必要があります」と語っています。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
プラクティスセッションはクラストップでクリア

RACE REPORT

レースウィーク最初の走行であるプラクティスセッションでは、SUBARU WRX STIはクラストップタイムをマークしました。13時20分にスタートしたこのセッションは、小雨が降ってはやんでの難しいコンディションとなりました。レインタイヤを装着するほどではなく、しかし場所によっては滑りやすい箇所があるかもしれません。SUBARU / STIチームは、まずカルロ・ヴァンダムがコースイン。何周かグランプリコースを周回したのち、ノルドシュライフェを1周走り、ティム・シュリックに交代。その後、山内英輝も1周して井口にバトンタッチすると、もっともWRX STIでの周回経験が少ない井口は、2周フルコースを走って合計1時間40分の走行を終了しました。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
全員集合し、最初の走行セッションに臨みます

RACE REPORT

5月10日(木)、ドイツ人ドライバーのティム・シュリックとオランダ人のカルロ・ヴァンダムがチームに合流し、SUBARU / STIチームは全員集合しました。本日は、13時20分から1時間40分のプラクティスセッションがあり、20時30分(まだ明るい)から23時30分までの2時間で公式予選1回目が行われます。昨日までの晴天から一転本日は曇り空です。雨の予報(30%)もあり、初の走行セッションはウェットコンディションとなる可能性もあります。昨日までは気温も23度、路面温度45度と夏のようでしたが、本日は13度と肌寒い気温です。公式予選は明日午後にも予定されています。予選順位が確定するのは、金曜日16時45分過ぎとなる予定です。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
今年のSUBARUディーラーメカニックを紹介します

RACE REPORT

今回のSUBARU / STIチームには、全国のSUBARU販売店から派遣されたメカニックが参加しています。いずれもSUBARU一級サービスマンの資格を持つ精鋭達です。販売店メカニックの海外自動車レースへの参加は、メカニックの技術力向上により、お客様にカーライフの「安心と愉しさ」をお届けすることを目的に、SUBARU独自の取り組みとして1990年より継続しています。写真右から北陸スバル自動車の中山宏幸、福島スバル自動車の圓谷(つむらや)謙太、名古屋スバル自動車の田邉裕章、宮城スバル自動車の大久保良平、青森スバル自動車の川口清孝、東京スバルの磯部圭人の6名です。いずれも頼もしい顔つきですね。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
山内、井口の日本人ドライバー2名も到着

RACE REPORT

5月9日(水)には、山内英輝、井口卓人のふたりもパドックに到着しました。前日のフライトで羽田からフランクフルトを経由し、同日夕方にはニュルブルクリンクにたどり着く予定でしたが、フライトが3時間半ディレイとなり、羽田に足止め。フランクフルト着が20時過ぎとなり、そこからクルマ移動してニュルのホテルに着いたのは23時近くになっていました。翌日パドックに着いたふたりは、まず大切なヘルメットを取り出して棚に置きました。ふたりともこのレースのために新品を用意しています。それぞれのヘルメットにプリントされている数字は何かと尋ねると、「家族の誕生日」と口を揃えました。しかも偶然の一致だったそうです。以心伝心ということですね。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
車両検査も難なく通過

RACE REPORT

5月8日(火)午後、チームはパドック設営を終え、マシンを車検場へと移動させました。車検場では、オフィシャルが重量、車体寸法、最低地上高などのチェックやランプ類の点灯検査などを行い、問題がなければ車検済ステッカーがカーナンバーベースに貼られて完了となります。4月のQFレースの車検にてマフラーの音量が規定を超えていると指摘されたWRX STIでしたが、QFレース後にレース用スポーツ触媒をマフラー先端に装着しており、この日は難なくチェックを通過しました。辰己英治総監督は、「QFレースに出て指摘されたことは全て解決しており、なんの問題もありません。触媒によるパワーロスもなさそうなので、安心です」と語っていました。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
ニュルブルクリンク24時間レースウィークがキックオフ

RACE REPORT

5月8日(火)の午前中にアーデナウの街中にあるガレージでSUBARU WRX STIの車両準備が整い、マシンはトレーラーに乗せられ、ニュルブルクリンクグランプリサーキットのパドックに設けられたチームテントに搬入されました。6名のSUBARUディーラーメカニックを含むSTIチームは、本体が先週金曜日には現地入りし、細部の車輌準備に励んでいました。また、この日の朝に車体に貼るパートナー/スポンサーのロゴステッカーなどが入念に点検され、ナノセラミックコーティングがボディ全体に施されると準備は完了です。いよいよ、長い長いニュルブルクリンク24時間レースのレースウィークがキックオフです。
> NBRトップ > GALLERY
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • ニコニコチャンネル
Scroll to top