86/BRZ

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RACE REPORT

2019.03.25 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第1戦 鈴鹿・決勝
スバルマイスターのDNAが受け継ぐ新井大輝がいきなり予選で魅せた
日本最大のエントリー台数を誇るGAZOO Racing 86/BRZ Raceも、ついに7年目のシーズンを迎えました。さらなる進化のため、レース構成は手が加えられています。これまでプロフェッショナルシリーズと、クラブマンシリーズの2つに分けられていましたが、そのクラブマンシリーズをビギナー向けのオープンクラスと、上位選手向けのエキスパートクラスに分割。基本的に3つのレースが開催されることになりました。
オープンクラスには、過去クラブマンシリーズの年間ランキング10位以内の選手がエントリーすることができないなど、制限がかけられています。またエキスパートクラスでは、使用タイヤはレース前予選の時点で新品であることが求められ、このあたりはプロフェッショナルシリーズと同じ手法です。

  このクラブマンシリーズの2分割によって、上位選手でなくても表彰台に上がる可能性が拡がり、また速い上位ドライバーとビギナードライバーが混走することによるアクシデントを予防する意味もあります。整理されたレース構成はGAZOO Racing 86/BRZ Raceの人気をさらに高めることになるに違いありません。

  鈴鹿サーキットで開催される開幕戦へのエントリー台数は、プロフェッショナルシリーズが32台、クラブマンシリーズのオープンクラスが38台、エキスパートクラスが31台の、合計101台。そのうちSUBARU BRZ勢は、それぞれ3台、3台、2台の計8台です。
プロフェッショナルシリーズには、CG ROBOT RACING TEAMの2人、#87久保凜太郎と#88井口卓人が今シーズンもBRZで戦います。そして新たにもうひとり、#973新井大輝が参戦します。スバルを駆ってWRCなどでも活躍したラリードライバー、新井敏弘の息子。新井大輝もまたラリーストとしてヨーロッパで活躍、今年から日本へと活動の場を移し、ラリーとともにサーキットのレースフィールドを経験することで、プロドライバーとしてのレベルアップを目指します。

  プロフェッショナルシリーズの予選では、久保凜太郎が16位、井口卓人が19位と苦しむ中、新井大輝は初参戦ながら13位。レース経験ゼロながらも、まずは速さを証明してくれました。

  クラブマンシリーズ・オープンクラスの予選では、#321三尾修が25位、#64鈴木祐子が32位、#4片岡照仁が36位となりました。エキスパートクラスには、昨年も参戦してきた#89池島実紅と#315舩井俊仁がエントリー。その予選では、池島実紅が12位、舩井俊仁が17位となりました。
今シーズンもまた、CG ROBOT RACING TEAMに全国のスバル販売店からサービススタッフが、レースメカニックとしてサポートする予定です。開幕戦では岡山スバル自動車岡山藤田店の井上輝之さん、名古屋スバル自動車春日井店の清水貴弘さん、同平針店の永谷俊樹さん、大阪スバル東大阪店の田場啓行さん、奈良スバル自動車奈良店の芝口悠也さん、神奈川スバル新横浜店の古川真里さん、以上6名がレースメカニックを経験しました。

  クラブマンシリーズ・オープンクラスの決勝レースは、波乱のあったレース展開でしたが、3台とも無事完走を果たしました。#321三尾修が24位、#64鈴木祐子が25位、そして#4片岡照仁が31位というリザルトになりました。

  エキスパートクラスの決勝レースは、#89池島実紅、#315舩井俊仁ともに確実にポジションを上げ、最終的に池島実紅が11位、舩井俊仁が13位でフィニッシュしました。
クラブマンシリーズ・エキスパートクラスで決勝11位となった池島実紅のコメント。
「予選順位から1つ上げて11位なんですけど、今日のレースでは10位は見えなかったですね。ちょっと差があったという感じです。フィーリング的には良いイメージではあったんですが、それでも速さが足りないですね。次の富士では前進したいですね」

  プロフェッショナルシリーズの決勝レースでは、SUBARU BRZ勢で予選最上位の#973新井大輝に期待がかかりましたが、やはりレース経験ゼロというハンデが効いて、少しずつ順位を落とす展開に。それでも最終的に17位となりました。予選16位からスタートした久保凜太郎は少しずつ慎重に順位を上げ10位となり、シリーズポイントを獲得しました。予選19位の井口卓人も12位まで順位を上げることに成功しました。
プロフェッショナルシリーズで決勝17位となった新井大輝のコメント。
「初めてのレース参戦だったので、周りのマシンとの駆け引きみたいなことが全然判らなくて、最初のほうは後ろからマシンが来たら譲る、みたいな形で走っていました。でも後半になってくると間合いが見えてきたので、抜きつ抜かれつというレースができました。とりあえずの目標、ぶつけないように走ろう、ということだったので、次につなげられたと思います」

  新井大輝の参入によって、注目度も期待も高まったGAZOO Racing 86/BRZ Race。第2戦は4月20日(土)〜21日(日)、静岡県・富士スピードウェイで開催される予定です。
2019.03.18 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第1戦 鈴鹿・プレビュー
7回目の開幕戦がやって来る!3レース制採用でどう変わる?
2019年のシーズン開幕戦が、3月23日(土)〜24日(日)に開催されます。2013年に始まったGAZOO Racing 86/BRZ Raceにとって、7回目の開幕戦になります。そのステージは、昨年の開幕戦と同じ、三重県・鈴鹿サーキット。もっと正確にいえば、昨年の最終戦も鈴鹿サーキットだったから、年をまたいで2連戦となります。
コースの前半は複雑なコーナーが続くテクニカルなコース、後半はチャレンジングなハイスピードコース、という二面性が鈴鹿サーキットの特徴です。その難しさゆえにF1ドライバーでさえも高く評価する、世界でも有数のドライバーズ・サーキットです。それだけに高いスキルが求められ、ビギナードライバーにとってはドライビングを磨くために有意義なステージでもあります。
2連戦とはいうものの、似たような勢力図&レース展開になるとは思えません。なぜなら、今シーズンからいくつかのレギュレーション変更があるからです。そのひとつは、クラブマンシリーズがエキスパートクラスとオープンクラスの2つに分かれたことです。エキスパートクラスは上位のドライバーが戦い、オープンクラスはビギナードライバーを中心に参戦します。過去クラブマンシリーズで年間ランキング10位以内のドライバーは、オープンクラスには参戦できません。
この2つのクラスは基本的に別のレースとして開催されるので、合計6人が表彰台に立つことができます。「オープンクラスで表彰台の常連になって、エキスパートクラスにステップアップしたい」といったドライバーも出てくることでしょう。

エントリー台数は101台。プロフェッショナルシリーズが32台、クラブマンシリーズはエキスパートクラスが31台、オープンクラスが38台となっています。そのうちSUBARU BRZ勢は8台です。
プロフェッショナルシリーズには#87久保凜太郎と#88井口卓人のCG ROBOT RACINGの2人が引き続き参戦する他、新たにRECAROカラーの#973新井大輝が参入、3台のBRZがレースを戦います。スバリストにとっては、あの新井敏弘の息子がBRZでどんな活躍をしてくれるのか? 注目が集まることでしょう。

クラブマンシリーズのエキスパートクラスには、#89池島実紅と#315舩井俊仁がエントリー。オープンクラスには、#4片岡照仁、#64鈴木祐子、#321三尾修が参戦します。
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2019開幕戦は、3月23日(土)には予選とオープンクラスの決勝レース、3月24日(日)にエキスパートクラスとプロフェッショナルシリーズの決勝レースが開催される予定です。また、このレースはスーパー耐久シリーズの開幕戦と同時開催となっています。
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