86/BRZ

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RACE REPORT

2019.04.22 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第2戦 富士・決勝
開幕戦の勢いをそのままに、久保凜太郎が5位入賞を果す
7年目のシーズンに入ったGAZOO Racing 86/BRZ Race。レギュレーションは毎年細かくアップデートされ、参加型のワンメイクレースとして多くのドライバーやチームが楽しめるように、進化を続けています。そうしたレギュレーション面での今シーズン最大のトピックスが、新しいレースフォーマットとなる「1大会2ヒート制」です。これまでのレースを1大会で2戦行うスタイルで、昨年十勝での「1大会2戦」と異なるのはタイヤが2セットではなく、1セットしか使えないこと。つまり1セットのタイヤで、2レース分を走りきらなければならないのです。
GAZOO Racing 86/BRZ Raceは比較的レース距離の短いスプリントレースだけに、基本的に耐久性よりもグリップ力を重視した高性能タイヤが使用されていますが、ドライバーにはそのタイヤの性能を落とさずに予選&決勝レースを戦うことが求められるわけです。

第1ヒートのスターティンググリッドは予選結果で、第2ヒートのスターティンググリッドはその第1ヒートのレース結果によって決まります。つまりドライバーとしては、レースの中間で一時休止し、再スタートするようなイメージになります。追いかける立場であれば、差が一気に小さくなるので、もう一度チャンスをつかむことができるかもしれません。

またレース観戦する側としては、同じメンバーのレースが2度見ることができます。

ただ、なにしろ「1大会2ヒート制」最初のレースですから、ドライバーやチームは戸惑い気味。どんなことが起きるのか? 手さぐり状態でレースウィークに突入したチームも少なくありませんでした。
第2戦の舞台は富士スピードウェイ。過去のシーズンでも、最も多くのエントラントを集めてきたサーキットです。今回もプロフェッショナルシリーズが34台、クラブマンシリーズのエキスパートクラスが38台、オープンクラスが51台という、合計123台が集まりました。そのうちSUBARU BRZ勢は12台です。

クラブマンシリーズ・オープンクラスの予選では、#501廣田光一が7位、#209五賀貴男が16位、#64高橋正恭が20位、#402酒井強志が31位、#601鈴木善仁が35位、#270江原聖洋が43位となりました。エキスパートクラスの予選は、#89池島実紅が16位、#315舩井俊仁が25位、#169竹之内宏樹が34位。

そしてプロフェッショナルシリーズ予選では#87久保凜太郎が6位、#88井口卓人が8位、#973新井大輝が26位となり、決勝レースへの期待が膨らむ好成績となりました。
富士スピードウェイにもスバルディーラー各社からサービススタッフが応援にかけつけ、4月から一新された濃紺のユニフォームに身を包み、レースメカニックとしてCG ROBOT RACING TEAMに参加しました。名古屋スバル自動車名古屋楠店の渡辺駿介さん、山形スバル荒楯店の犬飼恭平さん、富士スバル高崎倉賀野店の金田力さん、東京スバル環七野沢店の服部大貴さん、北陸スバル自動車富山本店の井上達貴さん、神奈川スバル綱島店の兵藤光希さん、以上6名です。

クラブマンシリーズ・オープンクラスは、廣田光一が第1ヒートで6位となり、第2ヒートでも6位をキープし、入賞しました。五賀貴男は18位、高橋正恭は19位、鈴木善仁が30位、酒井強志が37位、江原聖洋は41位となりました。
エキスパートクラスでは、エントリーした3台がいずれも第2ヒートに進めず、リタイヤという結果になりました。舩井俊仁は第1ヒートの最終ラップでミッショントラブルが発生、21位で完走したものの、第2ヒートには出走できずリタイヤ扱いとなりました。池島実紅は第1ヒートの1周目、竹之内宏樹も第1ヒートの7周目に、他車とクラッシュしてしまい、途中リタイヤとなりました。

期待されたプロフェッショナルシリーズは、久保凜太郎が激しい攻防の中で第1ヒート5位、第2ヒートでは一時4位を走りましたが、最終的には5位という結果となりました。しかし、チームメイトの井口卓人は第1ヒートで6位走行中だった4周目に他車に追突され、第1ヒートをリタイヤしました。急遽修理をして第2ヒートを走りましたが、33位となりました。富士スピードウェイ初挑戦で、レース前に20Lapほどしか走っていない新井大樹は第1ヒートを25位、第2ヒートでは22位でチェッカーフラッグを受けました。
プロフェッショナルシリーズで5位入賞を果たした#87久保凜太郎のコメント。
「開幕戦の鈴鹿で予選が振るわなかったんですが、決勝レースでは自分らしいレースをすることができて、順位を上げることができました。その流れもあり、また過去には井口選手と一緒に表彰台に上がったサーキットでもあったので、その再現を視野に入れてサーキットに入りました。5位という結果は予選が良かったことが大きいですね。第2ヒートは序盤でちょっとギャップが空いてしまったんですが、初めての2ヒート制ということで、データも取れたので今後に生かしたいと思います」

GAZOO Racing 86/BRZ Race 2019シリーズ第3戦は、宮城県・スポーツランドSUGOで5月18日(土)〜19日(日)、今回と同じ1大会2ヒート制で行われます。
2019.04.12 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第2戦 富士スピードウェイ・プレビュー
初めての2ヒート制が適用! 第2戦は富士で3クラス6レース
第2戦の舞台は静岡県・富士スピードウェイです。シリーズ中、最も多くのエントリーを集めるステージですが、それだけに3レース制となってそれぞれ整理された形となり、ドライバーにとっても、チームにとっても、そして応援する人にとっても、判りやすさを感じやすいことでしょう。
そしてもうひとつ、2019年シーズンから採用された新しいレギュレーションが採用されます。それが2ヒート制です。通常は予選結果に従って決勝レースのスタート位置が決まります。それが2ヒート制では、予選結果で第1レースのスタート位置がきまり、第1レースの結果で第2レースのスタート位置が決まります。第1レース、第2レースともに10周ですから、見方によっては20周のレースの中間で一度再スタートになり、それまでのタイム差がキャンセルされる、というイメージでしょうか。
この2ヒート制で注目されるのは、同じタイヤを使わなければならないことです。これまで10周だったレースが2倍に伸び、予選から同じタイヤで走りきらなければなりません。タイヤを上手く使わないと、第2レースの終盤に大きくタイムを落としてしまう…、というようなことが起きる可能性があります。このあたり、ただ速いだけではレースで好成績が残せない可能性もあります。もちろん観戦する時にも、タイヤの使い方とペース配分に注目すると面白いことでしょう。
エントリー台数は、プロフェッショナルシリーズが34台、クラブマンシリーズのエキスパートクラスが38台、そしてオープンクラスが51台の、合計123台です。そのうちSUBARU BRZ勢は、プロフェッショナルシリーズに3台、エキスパートクラスに3台、オープンクラスに6台で、合計12台です。

プロフェッショナルシリーズには、CG ROBOT RACINGから#87久保凜太郎と#88井口卓人、そして#973新井大輝(ひろき)がエントリー。開幕戦で素晴らしい活躍を見せた新井大輝が、鈴鹿サーキットとは違う難しさを持つ富士スピードウェイで、どのような走りを見せてくれるのか、注目が集まります。
クラブマンシリーズのエキスパートクラスは、#89池島実紅と#169竹之内宏樹、そして#315舩井俊仁がエントリーしています。

オープンクラスでは、#64高橋正恭、#209五賀貴男、#270江原聖洋、#406有馬誠人、#501廣田光一、#601鈴木善仁の6名がエントリー。いつものメンバーだけでなく、スバルディーラーからの参戦もあり、注目したいところです。
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2019第2戦は、富士スピードウェイで、4月20日(土)に予選、4月21日(日)の午前中に第1ヒートの決勝レース、午後に第2ヒートの決勝レースが開催される予定です。
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