NURBURGRING 24H RACE

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ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
15時30分、レーススタート

RACE REPORT

6月22日土曜日、15時30分、3グループに分かれた160台のレースマシンが決勝レースをスタートしました。天候は晴れで気温は17度、路面は完全ドライです。弱い風が東から西に向かって吹いています。カーナンバー88 SUBARU WRX STIは、井口卓人がスタートドライバーを務めています。まずは、4人のドライバーが無事にバトンを次のドライバーに渡すことが大事で、次に昨年のWRX STIが走破した112周を超えること。己との戦いが今まさにスタートしました。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
SUBARU WRX STIは、第3グループのフロントロウからスタート

RACE REPORT

6月22日土曜日15時、グリッドのゲートがクローズとなり、グリッドを埋め尽くした数千人の観客が退却。いよいよスタートは間も無くです。SP3Tクラスのポールポジションとなったカーナンバー88 SUBARU WRX STIは、第3グループの最前列からレースをスタートします。メカニック達が、マシンに「頑張れっ」と声をかけ、チームメンバーもグリッドを離れました。15時10分からフォーメーションラップがスタート。全車がフルコースを1周したのち、15時30分ちょうどに24時間レースはスタートします。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
ライブ中継も準備OK

RACE REPORT

6月22日土曜日14時過ぎ、スタート前進行が開始され、スターティンググリッドに各レースマシンが並べられました。現在の気温は17度と寒暖計が示していますが、すでに路面温度はだいぶ上がっている感じがします。そこにやってきたのが、この二人。グランプリサーキット内の中継ブースからライブ配信するMCは一戸恵梨子さんで、解説はレーシングドライバーの松田晃司さんです。車載映像やピット内映像、交代後のドライバーインタビューなども予定されています。このふたりもチームと共に24時間戦います。配信は、このあと15時(日本時間22時)から。お楽しみに。
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スタート2時間半前

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6月22日土曜日13時を過ぎ、レーススタートまで残すところ2時間半となりました。SUBARU WRX STIは、パドックのチームテントからピットボックスに移動。レースフィニッシュまでここがチームのベースとなります。ニュルブルクリンクは160台が一度に出走するため、ひとつのピットボックスには5〜6台のマシンがひしめき合うことになります。ピットインタイミングを他のチームと申し合わせて、給油管を奪い合うことのないよう調整します。それでもクラッシュやマシントラブルがあって緊急ピットインがあるとその調整は崩れ、ピット前の作業レーンは大混乱となります。そんな時でもタイムロスがないよう、給油やタイヤ交換を実施しなければなりません。ピットボックスもまた、主戦場なのです。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
「やるぞっ、おーっ」

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6月22日土曜日、いよいよ24時間レース決勝日の朝を迎えました。グランプリコース周辺の道路は大渋滞で、チーム関係者がパドックに入るにも困るほどでした。天候は快晴で、天気予報も終日曇りか晴れとなっています。SUBARU/STIチームでは、朝11時過ぎにドライバーがパドックに到着。それに合わせてSUBARUトラベルのツアー御一行様37名もSUBARUテントガレージに集合しました。ツアーご参加の皆様の前でチームメンバーは円陣を組み、平岡泰雄STI社長の掛け声で、一斉に「やるぞっ、おーっ」と拳を突き上げました。ここまでで、決勝レースに向けた準備は万端。あとは、スタート時間の15時30分を待つばかりです。13時30分からスタート前進行が始まります。
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シュリック「いつもBRZと共に走っています」

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6月21日金曜日の公式予選を終えたら、ドライバー達は翌日のハードワークに備えて早めにホテルに戻り、身体を休めます。そんな時間帯にチームの投宿先を訪ね、ティム・シュリックの愛車SUBARU BRZを見せてもらいました。「このクルマは2019年モデルで、今年の2月に手に入れました。前の愛車もBRZでしたけどね。ホームタウンのミュンヘンから550kmを走ってきたので、ちょっと汚れていますが、いつもはピカピカに磨いて乗っています。また、VLN選手権には自分のチームからBRZでSP3クラスに出場しています。去年はシリーズチャンピオンを取ったんですよ。今シーズンも今の所、ポイントリーダーです。とっても楽しいし、エキゾーストサウンドが抜群です」と話してくれました。
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チームミーティング中に「モリゾウ選手」がガレージテントを訪問

RACE REPORT

6月21日金曜日に公式予選2回目が終了。SUBARU/STIチームは、決勝レースのタイヤマネジメントについてチームミーティングを開いていました。そこにトヨタGAZOO RacingのGRスープラで24時間レースに出場する「モリゾウ選手」が表敬訪問。STI社長の平岡泰雄、STI総監督の辰己英治、SUBARUドライバー4名がお出迎えしました。モリゾウ選手が乗るGRスープラは、SP8Tクラスのため直接WRX STIのライバルではありませんが、お互いに健闘を祈る挨拶を交わしました。公式予選2回目を走り終えたばかりのモリゾウ選手は、「ニュル24時間と言えばSUBARUさんは長い経験をお持ちです。今回も良い成績をあげられることでしょう」と語っていました。
ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート
SUBARU WRX STI、公式予選2回目もクラストップ

RACE REPORT

6月21日金曜日14時55分から1時間50分間行われた公式予選2回目で、山内英輝が前日のベストタイムを12秒上回る9分1秒872を記録し、SP3Tクラストップの座を確かなものにしました。前日の不安定な天候とは打って変わり、この日は朝から快晴。気温は20度前後と過ごしやすく、路面は全面ドライでした。時間とともに山内のSUBARU WRX STIはピットアウトし、GPコースを1周したのち北コースへ。トラフィックの影響の少ない1周目に山内はベストタイムを記録。続けて次の周もピットストップせずにフルコースを走行しましたが、タイムは9分12秒495でした。続けてカルロ・ヴァンダム、井口卓人も乗り込みましたが、タイムアップを果たせず。予選総合51位、SP3Tクラス首位が確定しました。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 53 88 SUBARU WRX STI van Dam / Schrick / Yamauchi / Iguchi 15 9m 1s 872ms
2 76 93 Audi RS3 Bock / Partl / J. Nett / A. Nett 13 9m 20s 921ms
3 81 89 VW Golf VII GTI Preisig / Schreiner / Assmann 6 9m 27s 54ms
4 90 95 Audi RS3 Haener / Hewer / Speich / Waschkau 8 9m 34s 89ms
5 98 94 Opel Astra Schmit / Eichhorn / Hundenborn / Strycek 14 9m 37s 830ms
6 106 96 VW Golf VI GTI Knut / Wulf / Garrn / Dr. Lohn 15 9m 45s 115ms
7 123 91 VW Golf VI GTI Schmidt / Lammering / Handrick / Drinkwater 14 10m 2s 837ms
8 124 92 VW Golf 7 GTI Rabensteiner / Stein / Meurer / Braun 12 10m 5s 263ms
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
ヴァンダム「このクルマは確実に速いが、まだ改善の余地はある」

RACE REPORT

6月20日木曜日の公式予選1回目でSUBARU WRX STIのベストラップタイムを出し、SP3Tクラスのトップに押し上げたカルロ・ヴァンダムが予選を振り返ってくれました。「予選ではチーム3番目の走行順だったので、トップクォリファイを狙うGT3勢がしゃかりきになる前半を避けたチームが多数走る時間帯のアタックラップでした。そのためトラフィックが完全クリアになることはありませんでしたが、幸いなことにデイライトで路面は完全ドライ、ダブルイエローもない周回に走れました。トラフィックで6〜7秒ロスしましたが、概ね満足いく周回だったと思います。クルマは、昨年に比べて間違いなく確実に速くなっています。でもまだ改善の余地はあるので、(2回目の予選に向けて)少し調整する必要があります」
ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート
SUBARU WRX STI、Q1はクラストップの総合52位

RACE REPORT

6月20日木曜日、公式予選1回目が行われ、SUBARU WRX STIは、総合52位SP3Tクラストップで終了しました。ベストラップタイムは、ヴァンダムが記録した9分13秒640でした。公式予選が開始された20時30分には、予報通り雨は上がり、路面は徐々にドライに変化していきました。しかし、セッション中は各所でイエローコーションが出され、デイライト中に理想的な路面条件は揃いません。SUBARU/STIチームは、山内、井口、ヴァンダム、シュリックの順にクォリファイを済ませ、ナイトセッションを迎えました。この時間帯も、4名のSUBARUドライバーは交代しながら慣熟走行を繰り返します。セッション終盤には追加ライトを組み込んだグリルを装着し、ライトチェックを終了。23時30分のセッションエンドを待たずに走行を終えました。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 52 88 SUBARU WRX STI van Dam / Schrick / Yamauchi / Iguchi 10 9m 13s 640ms
2 65 89 VW Golf VII GTI Preisig / Schreiner / Assmann 6 9m 27s 54ms
3 87 93 Audi RS3 Bock / Partl / J. Nett / A. Nett 10 9m 51s 89ms
4 95 95 Audi RS3 Haener / Hewer / Speich / Waschkau 8 9m 55s 393ms
5 100 94 Opel Astra Schmit / Eichhorn / Hundenborn / Strycek 11 10m 1s 445ms
6 111 92 VW Golf VI GTI Rabensteiner / Stein / Meurer / Braun 8 10m 11s 6ms
7 114 96 VW Golf VI GTI Knut / Wulf / Garrn / Dr. Lohn 9 10m 15s 535ms
8 128 91 VW Golf 7 GTI Schmidt / Lammering / Handrick / Drinkwater 7 10m 30s 895ms
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
山内「5月のQFレース仕様との比較は難しい」

RACE REPORT

6月20日木曜日、フリープラクティス走行で1周のみ計測ラップを走行した山内は、「GPコースを周回していた時は完全ドライだったのですが、北コースに入ったら既にあちこちで路面が濡れている状態でした。カルーセルで路面タッチするか否かもチェックしたかったのですが、スロー走行の車両と被ってしまいそれもできませんでした。それでもGPコースを走ったフィーリングから、今回仕様変更したスプリングレートをQFレース時の仕様に戻して予選を走ろうということになりました。しかし、コンディションが安定しないのがニュルの特徴です。予選も最初に僕が乗ることになるので、この条件の中でベストなセッティングを探ります」と話しています。17時現在雨は降り続いていますが、20時前には上がる予報です。
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ニュルの気まぐれ天気がプラクティスを直撃

RACE REPORT

6月20日木曜日、午後1時20分からのフリープラクティスは、約30分遅れでスタート。それとともに西の空から黒い雲が発達してきました。各車が1〜3周する間に、さらに雷鳴がなり、大粒の雨が降ってきました。やがて、急に雨脚が強くなり、土砂降りに変化しました。コース上を走るマシンは全車徐行運転となり、次々にピットへと戻っていきます。この時点でほどんどのクルマはスリックタイヤを装着していたはずです。SUBARU/STIチームは、最初に山内英輝が乗り込み、グランプリコースを数周チェック走行したのち、フルコースへとWRX STIを進めていきました。スリックタイヤで1周したのちカルロ・ヴァンダムに交代しましたが、彼が北コースに入った直後に強い雨に祟られることに。ピットにたどり着きましたが、そのままセッション終了となりました。
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ディーラーメカ、ドライバー全員集合

RACE REPORT

6月20日木曜日、今日から走行セッションが始まります。最初のセッションであるフリープラクティスを前にSUBARUドライバー4名、SUBARUディーラーメカニック8名、辰己英治STI総監督、沢田拓也チーム監督が集合し、記念撮影をパチリ。昨日までの快晴から、今朝は雲がサーキット上空を覆い、気温もやや涼しい状況に変化しました。また、天気予報も午後から夕方まで雨、に変わっています。フリープラクティスが13時20分から15時までの1時間40分間なので、ちょうど降雨予報の最中になりそうです。まさに変わりやすいこのニュルの天候を地元の人に尋ねると、「エニシングキャンハプン(なんでもありうる)」と答えが返ってきました。そんな中、MSM取材班はコースでの撮影のため出かけます。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
4人揃ってドライバーチェックイン

RACE REPORT

6月19日水曜日、前日に成田空港から日航機でフランクフルト入りした山内英輝と井口卓人、故郷のアムステルダム(オランダ)から来たカルロ・ヴァンダム、地元ミュンヘンから愛車SUBARU BRZで550km自走の旅を経てニュル入りしたティム・シュリックがQFレース以来1ヶ月ぶりに顔を揃え、チェックインを済ませました。出場証明書やライセンスなどの書類、レーシングスーツ、シューズ、ヘルメット、HANSなどの装備品チェックが済めば登録完了です。明日午後始まるフリープラクティスセッションに向けて、マシン、チーム、ドライバーが全て揃いました。今日は一瞬小雨がパラつきましたが概ね快晴で、気温は27度ほど。しかし、明日夜に控えた公式予選は、雨の予報となっています。
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公式車検を無事クリア

RACE REPORT

6月18日火曜日、夜にSUBARU WRX STIは公式車検を通過しました。この日、一斉に100台を超すレースカーがグランプリサーキット内の車検場に殺到したため、検査を待つ列は大渋滞となりした。この日の午後一には準備を終えていたSUBARU/STIチームでしたが、渋滞がいっこうに解消されないため一旦列を離脱。ガレージテントの中で、ディーラーメカニックの作業トレーニングを優先させました。しかし、その後も検査を待つ列はなかなか進まず、再び列に戻ったWRX STIが検査ラインを通過したのは21時を回っていました。とはいえ、QFレースで車検を通過していたため、改修指摘はなく、レースウィーク最初の関門は難なくクリアとなりました。
ニュルブルクリンク24時間レース・レースウィークレポート
ニュルブルクリンク24時間レースウィークがスタート

RACE REPORT

6月18日火曜日、ニュルブルクリンク24時間のレースウィークが始まりました。アーデナウの街中にあるガレージでの整備を終え、SUBARU/STIチームはパドックに拠点を移しました。今年のニュルは気温が高く、今日は最高31度まで上がり、蒸し暑さは日本並みでしょうか。SUBARUディーラーメカニックの8名も現地の環境に慣れ、キビキビと仕事をこなしています。明日にはドライバー達もサーキットに入り、チェックインする予定です。このレポートでも順次状況をお伝えしていきます。どうぞよろしくお願いします。
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