SUPER GT

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第6戦 オートポリス
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RACE REPORT

2019.09.08 - SUPER GT第6戦 オートポリス・決勝
ミッショントラブルでSUBARU BRZ GT300はリタイヤ
9月8日(日)大分県日田市のオートポリスで行なわれたSUPER GTシリーズ第6戦、「AUTOPOLIS GT 300 km Race」の決勝レースは65周、29台の参加車両で競われました。SUBARU BRZ GT300は予選4位からスタートしましたが、序盤でマシントラブルによりリタイヤとなりました。
決勝日、スタート前のウォームアップ走行では、雨予報の天候に合わせるように車高を少し上げ、ハイドロプレーニングが起きにくい仕様に変更。さらにリヤウイングを立てダウンフォースを稼ぐ方向に変更し、さらに、タイヤへの攻撃性が高いオートポリスなので、タイヤの4本交換、あるいは左側前後2本交換などの想定をし準備万端で決勝スタートを待ちました。
午後2時30分に決勝レースはスタートします。スタートドライバーは山内英輝です。山内はスタート直後の1コーナーまでに前の7号車アストンマーティンを抜き去ります。ポジションをひとつ上げ3位でオープニングラップを駆け抜けました。

3周目、GT500の1号車がクラッシュしたことでセーフティカーが入ります。全車がスロー走行となった時、SUBARU BRZ GT300に異変が起こりました。無線で山内からシフトチェンジができないという連絡です。4速で固定されたままスロー走行をしていましたが、GTAからの指導もありピットインしてトラブルの対策をすることになりました。
渋谷真総監督
「原因はまだ特定できていないのですが、トランスミッションのシフトチェンジをする電気信号を流すセンサーか、あるいはエアシフトのコンプレッサーなのか、そのあたりに原因がありそうです。ギヤが4速に入ったまま固まってシフトアップもダウンもできない症状でした。今のミッションにしてかなりの年数使ってきましたけど、これまで一度もトラブルが出たことがないところで、困惑しています」
山内英輝
「スタート直後の1コーナーまでに7号車を抜けたので、うまく3位に上がれ、そうした状況でもかなり冷静に対応できていました。その後、3周目にセーフティカーが入ってペースダウンした時ですが、ギヤチェンジができなくなって、どうすることもできずにピットに戻りました。気分を切り替えて、次のSUGOを目指し、応援してくれるファンの方が見たいと思ってくれるようなレースをしたいと思います」
渋谷真総監督
「応援していただいたファンの皆様には、大変申し訳なく感じています。次のSUGOは昨年優勝していますし、連覇するつもりで挑みますので応援よろしくお願いします」

次戦のスーパーGTは宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOで9月21日(土)、22日(日)に「2019SUPER GT SUGO GT 300km Race」が行なわれます。昨年に続き2連勝を目指すSUBARU BRZ GT300の応援をよろしくお願いします。
2019.09.07 - SUPER GT第6戦 オートポリス・予選
予選4位から優勝を狙うSUBARU BRZ GT300
2019年SUPER GT シリーズ第6戦「AUTO POLIS GT 300Km Race」が9月7日(土)、公式練習と予選が行なわれました。
チームは、これまで開発を続けてきたタイヤのマッチングが徐々に良くなっていて、テストでも手応えをを掴んでいました。しかし、この日はコースが非常にダスティで、SUBARU BRZ GT300だけでなく各チーム混乱します。

朝の公式練習では、想像以上にグリップは薄く、マッチングのよかった本命タイヤもグリップせず、タイムアタックができない状況です。渋谷総監督は本命タイヤをあきらめる判断をし、ハードタイヤを選択して公式練習に臨みました。しかし、このグリップが薄い状況は各チームに共通したようで、火山灰や黄砂、あるいは台風による強風で砂埃が多いなどパドックでは話題になっていました。
渋谷総監督
「今回の本命タイヤはSUGOでのテストも好調で、我々も手応えを掴んでいたのですが、これだけダスティになると、本命タイヤが使えず残念です。でもそれは各チーム共通なので、持ち込んだタイヤで対応しなければなりません。そうした中、山内はQ1を4位で通過しトップとの差は0秒119でしたから、井口でポールを狙いに行きました。ですが残念ながらタイムを伸ばすことができず、結局4位のポジションからのレースになります。決勝では状況を見ながらですが、タイヤは4本交換をして前を捕まえに行く展開だと思います」
予測できない自然現象とはいえ、4位のポジションを獲得できたのは、マシンやドライバー、そしてチーム力が上がっているという見方ができると思います。決勝では予選で使ったタイヤを決勝のスタートタイヤに使うルールなので、ハードタイヤでのレースになります。

山内英輝
「本命タイヤではなかったのですが、マシンは乗りやすく安定していました。あとちょっとでポールが取れそうだったので、井口選手に期待する意味でもセットアップを、より攻めたものに変更してもらったのですが、残念でした」
井口卓人
「ポールポジションが見えたので、チームも僕もちょっと欲が出ちゃいました。山内選手がトップとちょっとの差だったので、マシンのセットを少し変えてポールを取りにいったんですけど、セクター3でセットアップが合わなくなってタイムは伸ばせませんでした。これは攻めた結果なので、仕方ないですし、もう忘れています。決勝では、地元だし、ファンシートもあるので、応援してくれるみなさんに優勝をプレゼントできるように頑張ります」
明日の決勝は、午後2時30分にスタートします。SUBARU BRZ GT300は4番手の位置から優勝を目指します。決勝ではセーフティカーやピックアップ現象などまだまだ予測できないこともありますが、300km、65周のレースをチーム一丸となって戦いますので、応援よろしくお願いします。
2019.09.06 - SUPER GT第6戦 オートポリス・直前情報
手応えはある、最も攻めたセットアップで優勝を狙う
2018年SUPER GT シリーズ第7戦「AUTOPOLIS GT300Km Race」が9月7日(土)、9月8日(日)大分県日田市のオートポリスで行なわれます。
SUBARU BRZ GT300は今季の目標のひとつに、全戦でポイントを取ることを掲げてきました。ここまで、なんとか目標はクリアしていますが、トータル30ポイントでチーム順位は12位です。残りは3戦で、ランキングトップとのポイント差は20.5点。計算では一回優勝すれば、シリーズチャンピオンに手が届くところまで上がれるチャンスが残されている状況です。

SUBARU BRZ GT300にとって、このオートポリスと次のSUGOはもっとも得意とするコースだけに優勝が絶対条件となるレースと言っていいでしょう。シーズン最後までチャンピオン争いに加わるためにも、プレッシャーのかかる大会となりました。
井口卓人
「手応えはあります。マシンは前回の富士の時も良かったですし、バランスがよくなってます。ここでのテストも、直近のSUGOでのテストでも調子は良かったし、優勝できるポテンシャルはあると感じています」

山内英輝
「まったく同感です。優勝できる手応えは感じてます。マシンの調子もよく、今回のレースではセットアップもタイヤも攻めた状態で来ていますから高いポテンシャルを持っていると感じています」
しかし、台風15号の影響や摩耗したタイヤ片を拾い、グリップがなくなってしまうピックアップ現象も起こりやすいコースであるため、予断は許されない状況です。

井口卓人
「燃費はすぐには改善できませんので、どれだけピットストップで失う時間と、どういうポジションでコースに復帰できるかといったあたりが勝負のポイントになると思います。抜くポイントも少ないコースで、1コーナーと第2ヘアピンくらいなので、できるだけ前にいる必要があります」
山内英輝
「心配しても仕方ないのですが、大雨になるとハイドロプレーンを起こしやすいことと、やはりピックアップが気になります。それでも単独走行ができるような状況に持っていければ、ピックアップもハイドロプレーニングも起きにくくなりますから、そうした展開になればいい方向にレースは展開できます。それと現在のウエイトハンディは34kgですが、テストの時もいつもそれくらいのウエイトは積んでいますので、まったく気になる重さではないです」

マシンもドライバーもコンディションは完璧なようです。残り3戦となり「優勝が絶対条件だ」とドライバー自身が口にするほど気合十分です。今季初優勝はここオートポリスになるのか?力一杯の大きな声援をお願いします。
明日7日(土)は、8時50分から10時35分まで公式練習が行なわれ、そして午後2時30分からノックアウト予選Q1があります。全力で戦うSUBARU BRZ GT300への応援をよろしくお願いいたします。
2019.09.05 - SUPER GT 第6戦 オートポリス・プレビュー
これからの2戦がシーズンを決める天王山
SUPER GT 第6戦の「AUTOPOLIS GT 300km RACE」が9月7日(土)、8日(日)に、大分県日田市のオートポリスで開催されます。チームはこれまでの5戦すべてでポイントを獲得していますが、チームランキングは12位とくすぶっています。
しかし、このオートポリスと次戦の菅生はSUBARU BRZ GT300がもっとも得意とするコースでのレースになります。過去7シーズンを振り返っても、この2つのサーキットとプラスして鈴鹿サーキットでのポイント獲得率は高く、しかも高得点になることが多く、今回のレースにも期待が膨らみます。
渋谷総監督
「マシンは直近、菅生でテストができて、その少し前にはオートポリスでもテストは順調でした。前回の富士500mileレースでもマシンコンディションはバランスが良くなってきているので、オートポリスでもそれほど大きな変更をする予定はありません」

空力性能とタイヤのグリップ、そして操安性能がいい状態でかみ合っているようです。そのため、マシンはウイングの角度やサスペンションのジオメトリーをアジャストするレベルのセットアップということでした。
渋谷総監督
「いつも難しい判断が求められるタイヤ選択ですが、富士の時もそうでしたが、今シーズン用に開発していたタイヤがいい方向に向いてきていると思います。コンパウンドはソフト系で、耐久性も富士では確保できました。ギリギリですが、ある程度は狙い通りにできてたと思います。その傾向のタイヤを今回のメインタイヤに選択しています。ただ、オートポリスは、富士に比べるとタイヤの攻撃性が高いので、タイヤ無交換はまずできないと思います。良くて2本交換、状況にもよりますが4本交換は必要だと考えています」
ソフト系のコンバウンドで耐久性もあればタイムも良く、いいポジションでのレースが期待できそうです。チームが抱える燃料給油時間の長さはこれまで通りなので、コース上でどこまでタイムを稼げるかがポイントになりそうです。

渋谷総監督
「そうした意味からも井口、山内の頑張りが必要ですけど、二人ともオートポリスを得意としていますから、いいところに行くとは思っています。また、ここからの2連戦はシリーズチャンピオンを狙うためには、絶対に外せないレースで、オートポリスでは表彰台の真ん中を取り、菅生ではウエイトハンディが半減されるので、そこでも表彰台を狙っていきます。どちらのコースもBRZ GT300、そしてドライバーたちが最も得意としているコースですから、ぜひ期待してください」
7日(土)8時50分から10時35分まで公式練習が行なわれます。そして午後2時30分からノックアウト予選Q1が始まります。いつも通りですが、少しでも予選順位を上位にして逃げ切る展開に持ち込めば、勝機が大きくなります。決勝レースは8日(日)午後2時30分から65周で争われます。

RACE RESULT

2019.09.07 - 予選
第6戦 オートポリス
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 25 HOPPY 86 MC 松井孝允 佐藤公哉 1'45.542 1'44.423 YH
2 52 埼玉トヨペットGB マークX MC 脇阪薫一 吉田広樹 1'46.001 1'44.520 BS
3 7 D’station Vantage GT3 藤井誠暢 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'45.460 1'44.653 YH
4 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'44.922 1'45.073 DL
5 33 エヴァRT初号機 X Works GT-R ショウン・トン 道見 真也 1'45.940 1'45.353 YH
6 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1'44.934 1'45.378 YH
7 55 ARTA NSX GT3 高木 真一 福住 仁嶺 1'44.914 1'45.384 BS
8 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男 阪口 晴南 1'46.027 1'45.395 BS
9 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 平峰 一貴 サッシャ・フェネストラズ 1'46.041 1'45.409 YH
10 10 GAINER TANAX triple a GT-R 星野 一樹 石川 京侍 1'45.693 1'45.485 YH
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

 

Q1  開始 : 14:30'00    終了 : 14:45'00

Q2  開始 : 15:15'00    終了 : 15:25'00

2019.09.08 - 決勝
第6戦 オートポリス
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 吉本 大樹 宮田 莉朋 2:19'33.864 62 1'48.814 DL
2 720 McLaren 720S 荒 聖治 アレックス・パロウ 12.332 62 1'49.141 YH
3 88 マネパ ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 19.792 62 1'49.218 YH
4 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 27.054 62 1'47.091 YH
5 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男 阪口 晴南 30.349 62 1'47.830 BS
6 55 ARTA NSX GT3 高木 真一 福住 仁嶺 32.743 62 1'47.418 BS
7 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 38.235 62 1'48.538 BS
8 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 平峰 一貴 サッシャ・フェネストラズ 40.746 62 1'47.851 YH
9 18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志 松浦 孝亮 45.965 62 1'49.052 YH
- 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 55 Laps 62 1'49.222 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

 

開始 : 14:37'06    終了 : 16:56'21

セーフティカー : 1)14:40(1lap) - 14:51(6Laps)   2)15:40(34Laps) - 16:00(40Laps)   3)16:06(43Laps) - 16:27(49Laps)

 

 

ファステストラップ : 1'47.091 No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG/片岡 龍也

 

No.11 安田裕信選手のレース距離超過を認める。(SpR.35「SC活動中でドライバー交代が行えなかったため」) No.5 ドライブスルー(SpR.21.3.4「マーキングタイヤ以外でのウォームアップ走行」)
No.35 N.ホートンカム ドライブスルー(SpR.32.16「スタート違反」)
No.22 和田久 ドライブスルー(リタイアにつき留保)(SpR.13.1.a「SC中のスピン」)
No.55 ドライブスルー(SpR.27.14「ファストレーン優先権違反」)
No.22 和田久 ペナルティストップ60秒(リタイアにつき留保)(SpR.付則3.15「SC中のピットイン」)
No.34 ドライブスルー(SpR.27.4「ピット作業違反」)
No.360 田中篤 ペナルティストップ60秒(SpR.付則3.15「SC中のピットイン」)
No.360 田中篤 ドライブスルー(SpR.13.1.a「SC中のスピン」)
No.21 富田竜一郎 ドライブスルー(SpR.13.1.a「SC中のスピン」)

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