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第6戦 鈴鹿サーキット
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RACE REPORT

2020.10.25 - SUPER GT 第6戦 鈴鹿サーキット・決勝
こぼれ落ちた優勝。セーフティカーに翻弄され12位完走
10月25日(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットでSUPER GT第6戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』の決勝レースが行なわれました。第5戦から再開された観客を入れてのレースに、SUBARU BRZ GT300の活躍が期待されます。
ウエイトハンディをフルに搭載しBoPと合わせて115kgの重量を背負いながら、BRZ GT300は快調な走りを公式練習、予選で見せています。シリーズチャンピオンに向けて重要なレースとなる第6戦決勝にも期待がかかります。
予選2位の絶好のポジションからのスタートとなった300kmレースは、山内英輝がスタートドライバーを務めます。ポールポジションはGT3のRC F 96号車でウエイトハンディは24kgと軽量です。スタートから快調に飛ばし、山内もおおよそ1秒以内の差で追走しながら徐々に差を詰めます。そして7周目、ヘアピンで並ぶ状況まで追い詰め、激しいトップ争いのサイドバイサイドを約半周展開をします。そして山内はS字コーナーで96号車を交わし、ついにトップに立ちます。
トップに立つと山内はさらに調子を上げ、2位以下に差をつけ始めます。リヤタイヤがきくつなった状況でも、2位との差は縮まりません。同じようにライバルもタイヤが厳しい状況となり、2位に15秒354までのギャップを広げていました。そしてピットインが近づいたタイミングで、他のマシンのコースアウトによりセーフティカーが導入されます。
セーフティカーランの間はピットインできないルールのため、山内はピットインできずに周回を重ねることになります。持っていた15秒強のマージンも全て吐き出してしまう不運です。リスタートとなってすぐにピットへ戻りますが、すでにピット作業を終えているライバルチームとは、ピットの作業時間やピットロードの走行にかかる時間分だけ、まるまる差を広げられる結果になります。

BRZ GT300は井口卓人にドライバー交代し、コースに復帰した時は18位。うち2台はルーティンのピットを消化していないため、実質16位でコースに戻ります。この時点でトップ争いから一気にベスト10狙いのレースに変ってしまいました。
井口は最後まで粘り強く、ラップタイムを落とすことなく前を走るマシンを追いかけます。最終ラップにも1台を追い抜き最終的には12位でフィニッシュしました。

渋谷真総監督
「コメントが難しいですね。ここまでドライバーは全力で走ったし、メカニックもノーミスで、マシンも快調でした。SCの導入は仕方ないですが、シリーズに向けてのポイントが完走ポイントだけになってしまったのが厳しいです。次のもてぎではウエイトハンディが半減されるので51kg搭載です。BoPでのウエイトはまだわかりませんが、小排気量のエンジンには負担が少し楽になりますので、しっかりと準備をして、マシンをアジャストさせることに注力して臨みます。まだ、シリーズ上位は狙えますからBRZらしく粘り強く戦っていきたいと思います」

次戦は2週間後の11月7日(土)、8日(日)に栃木県のツインリンクもてぎでSUPER GT 第7戦が開催されます。全8戦のシリーズもいよいよ大詰めです。みなさんからの声援をよろしくお願いします。
2020.10.24 - SUPER GT 第6戦 鈴鹿サーキット・予選
ヘビーなウエイトハンディを跳ね返し予選2位を獲得
10月24日(土)にSUPER GTシリーズ第6戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」の公式予選が行なわれ、苦しめられているウエイトハンディを跳ね返し、フロントローとなる予選2位を獲得しました。
秋風が気持ちよく吹く鈴鹿サーキットは秋晴れの爽やかな気候。この爽やかな天気が好結果をもたらしたのかもしれません。

じつは第3戦の鈴鹿では路面温度が50度を超えるような猛暑で、タイヤのマッチングが取れず苦戦しました。今回は気温20度、路面温度30度と気持ちの良い天気で、ダンロップタイヤを履くマシンがGT300の予選1位、2位を独占しました。

またSUBARU BRZ GT300は、第5戦の富士では、その重量増により苦戦してしまいました。今回も同様の重量なのですが、第6戦までの間でその重量増に対する対策を施して鈴鹿サーキットに臨んでいました。
午前中は公式練習が行なわれ、山内英輝がセットアップを進めていきます。持ち込んだタイヤはハードとミディアムの2タイプがあり、それぞれのマッチングをみます。さらに鈴鹿用にブレーキローター径を小型化して、バネ下重量も軽量化しています。

さまざまな組み合わせをテストしながらでもBRZ GT300は好調なタイムを記録し、常にトップタイムをマークする走りを見せました。後半は井口卓人にかわり、決勝を見据えたセットアップで確認走行を済ませます。

公式予選はA組、B組に別れ、BRZ GT300はB組で走行します。各組上位8位までがQ2に進出しますが、Q1を井口卓人がアタックし5位でQ1を通過しました。続いて山内英輝がQ2のアタックをします。山内は先頭でコースインしたため、前走車が全くいません。タイヤのウォームアップを終え、思い切りアタックできる環境をつくりしました。
山内は3周目にアタックを開始します。その時点でセクター1、2、3で全体ベストを叩き出し、1分56秒076でトップに立ちました。その後、同じダンロップタイヤを履く96号車に交わされ0.238秒差で2位に下がります。96号車の軽量ウエイトハンディを考慮すれば、BRZ GT300は大健闘したと言えるでしょう。

井口卓人
「朝からマシンは乗りやすかったのですが、ちょっと自分自身が乗れてなくて僕のタイムは伸びてませんでした。でもQ1で走行したとき、マシンがさらに乗りやすくなっていたので予選は思い切り行けました」
山内英輝
「もうちょっとでポール取れたんですが、アタック1周目と2周目ではタイヤのフィーリングがかわったので、3周目のアタックはやめました。マシンは午前中よりもさらに乗りやすくなっていて、何も不安はなかったです。明日は、逃げて逃げて逃げまくるつもりです。ピットストップがどうしても長くなるので、どれだけ稼げるかが勝負になると思います」
渋谷真総監督
「想定以上の予選結果が出て安心しました。マシンのセットアップの変更は、ドライバーが乗りやすいと感じるような味付けにしたことで、ドライバーも不安を抱えることなく予選を走れたのかもしれません。それとダンロップタイヤが見事にハマったということだと思います。明日は、もうひとつ順位を上げてゴールを迎えたいですね」

決勝レースは10月25日(日)午後1時00分にスタートが切られ、300km、52周で争われます。シリーズを見据えるととても重要なレースになります。SUBARU BRZ GT300の熱い走りに応援よろしくお願いします。
2020.10.23 - SUPER GT 第6戦 鈴鹿サーキット・予選直前情報
タイトルに向けての重要な1戦をチーム一丸で駆け抜けるSUBARU BRZ GT300
2020年SUPER GT シリーズ第6戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」が10月24日(土)、25日(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれます。SUBARU BRZ GT300が得意とする鈴鹿サーキットで、どんなレース展開をするのか、そしてシリーズの行方も気になる大事なレースに期待が高まります。
ハンドリングマシンと言われるBRZ GT300はテクニカルなレイアウトの鈴鹿を得意としています。ただ、第3戦ではまさかのQ1敗退を経験しました。レースでは粘り強く走り4位フィニッシュという大逆転を演じたレースでもありました。今回はどんなレースになるのか井口卓人、山内英輝の両ドライバーに聞いてみました。
井口卓人
「直近のレースを振り返ると、不得手なもてぎは調子良くて、得意の鈴鹿が良くなかったということもあって、難しくなってます。マシンは調子いいんですが、ウエイトハンディが思いの外効いているのを前回の富士で実感しました。マシンがぜんぜん止まらないんですよ。それにトップスピードはGT3とそれほど変わらないんですけど、トップスピードに到達するまでの時間がめちゃめちゃかかるんで、結局、ブレーキ勝負にも持ち込めませんでした」
山内英輝
「3戦の鈴鹿では予選がうまくいかなかったのは、路温が50度を超えるような暑さで、タイヤのマッチングが難しかったこともあると思います。が、今回は過ごしやすい気温ですから3戦の時のようなことはないと思います。でもウエイトハンディが効いていて、特に決勝でドライバー交代した時はガソリンも満タンになって、さらに50kgくらいは重くなるし、タイヤもユーズドだしで難しくなるんです」

状況としてはウエイトハンディがしっかり機能しているため、容易ではないことが伝わります。そんな状況ですが、明日からはどんな展開を予定しているのでしょうか?
山内英輝
「鈴鹿を含めて残り3戦。もてぎ、富士でシーズンチャンピオンを狙うには、この鈴鹿がすごく重要で、後がないと思っています。トップチームはすごい強敵だし簡単ではないですけど、チームのモチベーションも高いし、チームの一体感があるので、結果に結び付けたいと思います」

井口卓人
「朝の公式練習でいろいろ試してタイヤを絞り込んでいきます。それと、もてぎ、富士のレースでマシンが重い時の症状が吐き出せ、改善点が出せたのはいいことだと思います。今回は、鈴鹿用にブレーキや足回りを変更して、若干バネ下重量を軽くしたので、回頭性は上がっていくと思います。予選ではどこまで順位をあげられるかで、決勝はもう、ひとつでも上を狙わないとですね。それには皆さんからの応援がすごく力になるので、応援よろしくお願いします。チーム一丸となって決勝を走ります。それと、山ちゃんが24日は誕生日なので、バースデーウインをプレゼントしたいですね」
チームの一体感、改善点の洗い出し、そして山内英輝32歳の誕生日と、モチベーションを上げる要素満載の第6戦鈴鹿ラウンドは、24日(土)9時20分から11時05分まで公式練習が行なわれ、ノウックアウト方式のQ1予選は午後2時00分から、Q2予選が2時53分から行なわれます。みなさんからの応援はチームの力になりますので、シリーズチャンピオンに向けて落とせない大事なレース、応援よろしくお願いします。
2020.10.22 - SUPER GT第6戦 鈴鹿サーキット・プロローグ
シリーズ王者を狙うために1ポイントでも多く稼ぐレースにする
2020年SUPER GT シリーズ第6戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」が10月24日(土)、25日(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれます。シーズンも残り3戦となり、1戦も落とせない状況になってきました。
SUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)のチームランキングは現在6位です。第5戦の富士では完走ポイントしか取れず、順位を少し下げてしまいました。しかし、4位から7位までは1ポイント差で争っており、また3位とも5ポイントの差と戦いは拮抗しています。

第6戦でのBRZ GT300はポイントによるウエイトハンディが上限の100kg搭載、さらにJAF勢に課せられたBoP(性能調整)として15kgのウエイトを搭載するので、合計115kgで争うことになります。燃料リストリクターは今回もピットのタンク側だけの制限になるので、JAF勢はイコール条件になっています。
第3戦の鈴鹿ではまさかのQ1予選敗退を喫しました。もともと得意とする鈴鹿でのQ1敗退はチームに大きな衝撃が走りましたが、今回の第6戦にはどんな対策をとって挑むのでしょうか。

渋谷真総監督
「第3戦は路面温度が高く、マッチするタイヤを用意できませんでした。今回のレースはそこまで気温は高くなりませんから、これまで持っていたデータに合わせたタイヤを2タイプ用意しています」
また前戦の富士ではレース後半ピックアップに悩まされ、タイムアップができず予選は4位と好調だったものの16位完走という結果でした。

渋谷真総監督
「ピックアップも結局富士の長いストレートが原因で、22秒ほどストレートを走りますので、その時にタイヤが冷えてしまい、自身のタイヤの溶けた部分が固まってしまうことに悩まされたわけです。今回はそこまで長い直線がないことと、気温もそれほど高くならないことからもピックアップの心配はいらないと思っています」
前回のレースは富士特有の問題であり、気温条件も重なったためもありレアケースなのかもしれません。そう考えると今回のレースはマシン自体に問題はなく、ウエイトハンディだけが課題になるのかもしれません。

渋谷真総監督
「残り3レースですから、1ポイントでも多く獲得したチームが有利になります。ですから、ここは絶対条件としてトップから1周遅れまでの完走ポイント3点は死守です。さらに順位のポイントが加算できれば浮上できると思います。作戦としては予選で上位を狙い、決勝ではタイヤ2本交換ができればという算段でいます。あとは土曜日朝の公式練習でタイヤのマッチングを見て検討していきます」
24日(土)は午前9:20から11:05まで公式練習があります。そしてノックアウト予選は、午後2時から始まります。重いマシンでどこまで上位い食い込めるか、チームは全力でポイントを取りに行きますので、熱い声援をぜひお願いします。

RACE RESULT

2020.10.24 - 予選
第6戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 96 K-tunes RC F GT3 新田守男 阪口晴南 1'56.459 1'55.838 DL
2 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'57.666 1'56.076 DL
3 6 ADVICS muta MC86 阪口良平 小高一斗 1'58.195 1'56.156 BS
4 18 UPGARAGE NSX GT3 小林崇志 松浦孝亮 1'57.615 1'45.340 YH
5 11 GAINER TANAX GT-R 平中克幸 安田裕信 1'57.781 1'56.819 DL
6 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS 川端伸太朗 近藤翼 1'57.053 1'56.845 YH
7 55 ARTA NSX GT3 高木真一 大湯都史樹 1'57.568 1'56.896 BS
8 31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 嵯峨宏紀 中山友貴 1'57.034 1'56.926 BS
9 360 RUNUP RIVAUX GT-R 青木孝行 大滝拓也 1'57.183 1'56.965 YH
10 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田広樹 川合孝汰 1'57.290 1'57.220 BS
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

 

Q1 

A組  開始 : 14:00'00    終了 : 14:10'00

B組  開始 : 14:18'00    終了 : 14:28'00

赤旗 : 14:21'00 - 14:26'00

 

Q2

開始 : 15:13'00    終了 : 15:23'00

 

Q1

No.22 和田久 予選タイム抹消 (SpR.29.5「赤旗の原因」)

 

Q2

No.7 山口智英 当該ラップタイム削除(SpR.18-1「走路外走行」)
2020.10.25 - 決勝
第6戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS 川端 伸太朗 近藤 翼 1:46'42.854 49 2'00.636 YH
2 6 ADVICS muta MC86 阪口 良平 小高 一斗 2.605 49 2'00.040 BS
3 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 3.246 49 2'00.646 YH
4 5 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号 坂口 夏月 平木 湧也 15.935 49 2'01.213 YH
5 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男 阪口 晴南 23.486 49 1'59.597 DL
6 87 T-DASH ランボルギーニ GT3 高橋 翼 山田 真之亮 30.334 49 2'01.556 YH
7 55 ARTA NSX GT3 高木 真一 大湯 都史樹 38.398 49 2'01.783 BS
8 7 Studie BMW M6 荒 聖治 山口 智英 41.854 49 2'01.434 YH
9 25 HOPPY Porsche 松井 孝允 佐藤 公哉 49.688 49 2'01.828 YH
12 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'09.284 49 2'02.516 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

 

開始 : 13:04'09    終了 : 14:50'38
SC : 13:46(22Laps) - 14:01(26Laps)

 

ファステストラップ : 1'59.589 No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT/山内英輝

 

No.48, No.55 罰金50,000円 (SpR.27-4「ウォームアップ中のピット作業違反」)
No.34 道上龍 ドライブスルー (SpR.13-1「危険なドライブ行為」)
No.34 J.パーソンズ ペナルティストップ60秒 (SpR.付則3-16「SC中のピットイン」)
No.9 罰金50,000円 (SpR.27-4「ピット作業違反」)

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