SUPER GT

REPORT

  • TEST
  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
SUPER GT第1戦 岡山国際サーキット
  • 予選順位
    位
  • 決勝順位
    位
  • Team Ranking
    位
  • Driver Ranking
    -

RACE REPORT

2021.04.11 - 2021 SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300、開幕戦を15位完走
2021年SUPER GT シリーズの開幕戦「たかのこのホテルOKAYAMA GT 300km RACE」の決勝が4月11日(日)岡山県美作市の岡山国際サーキットで行なわれました。
日曜日も天気に恵まれ、初夏を思わせるほどの気温でした。しかし、この気温の高さはチームにとってはタイヤ選択を迷わせる要因にもなり、レースの難しさでもあります。

前日に行なわれた予選では、Q1突破ならず19番手からのスタートとなったSUBARU BRZ GT300は、粘り強く走り上位進出を狙うことになります。
スタートドライバーは山内英輝で、ジャンプアップを狙います。午後1時30分、300km/82周で競われるレースが火蓋を切り、山内は1周目にポジションを一つ上げ18位で戻ってきます。つづく2周目にも1台をパスし17位へポジションアップ。その後も16位まで上げてレース展開していきます。

23周を過ぎたあたりでピットインをするチームが出始めます。今回のチーム戦略では好調の山内をできるだけロングに使っていく作戦でした。しかし30周目に第1コーナーでクラッシュがあり、山内はイエローになるのを見越し、すぐさまピットインします。ですが、多くのチームも同様の作戦に切り替えピットは混雑します。
井口卓人に交代し、ピットアウトをしようとしたところ、となりのマシンに出口を塞がれる不運がありました。井口は21位でコースに復帰しましたが、想定より短いスティントで山内から交代したため井口は46〜48ラップすることになります。

BoP(性能調整)のウエイトや燃料の満タンなどで車重はマックスまで重くなり、思うようにコーナリングマシンとしての性能を発揮できません。それでもジワリと順位を上げていき15位まで挽回してチェッカーを受けました。
山内英輝
「正直なところ、もっとイケると思ってました。だけど中団グループに入ると前のマシンの影響で、ダウンフォースが抜けてグリップが薄くなることがあり、これは発見ですけど、そうしたときの対応が難しかったです。次の富士に向けてはやはり予選で前に行くことがすごく大事だと思います。後方から追い上げて勝てるほど甘くないですし、コンマ以下の僅差でレースをしているので、上位で戦うにはスタートポジションが重要だと思います。」

井口卓人
「予選でポジションを落とすという、レースに向けての流れを壊してしまった中で、走りきれるのか不安もありました。レースは厳しいことは厳しかったですけど、46ラップ走れたのはポジティブに捉えてもいいと思います。僕自身は新型BRZの特徴をもっと掴んでタイヤとのマッチングも山内選手とよく相談しながらもっと詰めていかないといけないと思ってます」
小澤総監督
「応援頂いている皆様には申し訳なく思います。ピットアウトのタイミングで出口を塞がれる不運は痛かったですね。いいタイミングでピットに入れただけにもったいなかったです。レースはこの岡山では前のマシンを交わすのが難しいコースレイアウトですから、厳しい結果になってしまいました。次戦の富士はこことは全く異なるサーキットですので、富士で速いセットで望みたいと思います。開幕戦ではつまづきましたけど、巻き返しを狙って挑みたいと思いますので、引き続き応援宜しくお願いします」

次戦は静岡県小山町の富士スピードウェイで5月2日(日)、3日(月)に開催されます。レースは500kmと長丁場なので見応えもたっぷりあるレースになると思います。新型BRZ GT300の活躍にご期待ください。
2021.04.10 - 2021 SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット・予選
痛恨のQ1予選敗退、決勝で速さを見せられるか新型BRZ GT300
2021年SUPER GT シリーズの開幕戦「たかのこのホテルOKAYAMA GT 300km RACE」の予選が4月10日(土)岡山県美作市の岡山国際サーキットで行なわれました。
朝から晴れ渡り、気温は15度、路面温度30度、湿度25%と過ごしやすい春の陽気の中、公式練習が始まりました。

マシンのセットアップとタイヤ選択から始まります。ドライバーはいつものように山内英輝が担当します。走り出してすぐに山内はとても乗りやすいマシンになっているとコメント。リヤの動きがよくマシンコントロールがしやすいと言います。
小澤総監督は「富士のテストで少しやり残したジオメトリーがあって、そのあたりを修正して持ち込んだのですが、それがピタリとハマったようで、良かったです」とコメントしています。公式練習では1分25秒669というタイムで、全体トップのタイムを記録しました。続く午後からの予選にますます期待が膨らみます。

公式予選
午後2時から始まったノウックアウト予選は、A組、B組に別れ、SUBARU BRZ GT300はA組で井口卓人がタイムアタックをします。今回の戦略では井口と山内では異なるタイヤを使う作戦で望みました。井口はハードタイプを選択し、Q1を通過しソフトで山内がポールを取りに行くことを目論見ました。井口は3周にわたりタイムアタックしますが、A組10位のポジションから順位を上げることができず、想定外のQ1敗退となってしまいました。
井口卓人
「応援してくれたみなさん、申し訳ありません。選択したタイヤの特性をうまく使いこなすことができず、タイムアップできませんでした。チームからはグリップが薄めだとは言われていたのですが、特にトラクションをかけることが難しく、慎重になってしまった部分があると思います」と言葉少ないコメントがありました。
Q1突破にわずか0秒192届きません。GT300クラスは1秒以内に8台がひしめき合う混戦だけに厳しい現実となってしまいました。

小澤総監督
「厳しい結果になってしまい、申し訳ありません。明日の決勝は前に出るのが難しいサーキットですけど、粘り強く走りたいと思います。また、今シーズンの競い方は、決勝で速いセットアップを探すことからスタートしていますので、ひとつづつ順位を上げていければと思います」
今季は予選の速さも大事ですが、それより決勝で速く走れるマシンにすることが開発目標のひとつでした。そして今回の決勝レースでは、全チームにタイヤ4本の交換義務があり、無交換作戦ができないSUBARU BRZ GT300にとっては、マイナス要件がひとつなくなっています。粘り強い走りができれば、上位フィニッシュが期待できます。

明日14日(日)の決勝は、午後1時30分にスタートします。SUBARU BRZ GT300は後方からの追い上げになる19番スタート。レース距離は300kmの82周、決勝で速いBRZ GT300への応援を宜しくおねがいします。
2021.04.09 - 2021 SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット・予選直前情報
SUBARU BRZ GT300 ポールポジションに狙いを定めて
2年振りに岡山県美作市の岡山国際サーキットでSUPER GTが開幕戦を迎えます。4月10日(土)、11日(日)「たかのこのホテルOKAYAMA GT300km RACE」で2021年SUPER GTの開幕を迎えます。
チームは金曜日にサーキット入りし準備を進めています。SUBARU BRZ GT300は今シーズンからニューマシンにフルモデルチェンジしました。シーズンオフにはこれまでにないほどテストを重ねることができたと小澤正弘新総監督は話します。
これまでのテストでは主にニューマシンのポテンシャルチェックと、タイヤのマッチングをテストしてきました。昨年のレースで好結果を出したタイヤとマシンのセットアップを基準にして、さらに磨きをかけるチューニングを施しています。それだけに期待が膨らみ、新総監督の小澤正弘も「全戦ポイント獲得」を目標に掲げ、達成できれば自ずとシリーズチャンピオンが見えてくるというわけです。
開幕戦となる岡山では、主催のGTAからBoP(性能調整)でウエイトを+50kg、特別ハンデ+35kgの搭載が義務付けられました。この重量は他のGT300マシンにも課せられているので、イコールのハンデとなります。またGT300全チームに四輪同時交換も義務付けられており、タイヤ無交換作戦が厳しいBRZ GT300にとっては多少ハンデが軽くなったルールと言えるでしょう。

こうした状況で、ドライバーの二人からは以下のコメントがありました。
井口卓人
「今年の開幕戦は、マシンも新型になり注目度も高いですから、いつにも増してワクワク、ドキドキするシーズンスタートですね。この開幕戦に合わせてマシンもタイヤも選択してきているので、あとは全力を尽くすことだけです。チームとマシンを信じてやりきります」

山内英輝
「新型BRZとともに新しいシーズンを迎えるので、1戦1戦いいレースをしていきたいと思います。目標はシリーズチャンピオンを取って、良いシーズンにしたいなと思います。個人的な目標としてはポールポジションをたくさん取れるように攻めていきたいと思います」
明日10日(土)は、9時45分から11時30分まで公式練習が行なわれます。そして公式予選は午後2時からノックアウト予選Q1があり、今回のGT300の予選はA組、B組に組み分けされ、SUBARU BRZ GT300はA組でタイムアタックをします。予選二組に分けると、クリアラップが取りやすく、好タイムへの期待も膨らみます。ぜひオフシーズンのテストを活かしポールポジションを期待しましょう。みなさまからの応援をぜひお願いします。
2021.04.07 - SUPER GT第1戦 岡山国際サーキット・プロローグ
新型BRZ GT300を投入し実戦デビューとなるSUPER GT開幕戦
いよいよ、SUPER GT 2021が開幕します。 第1戦「たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE」は4月10日(土)、11日(日)に、岡山県美作市の岡山国際サーキットで2年振りに開催されます。
今シーズンもGT300クラスには29台がエントリーし、SUBARU BRZ GT300は新型マシンを実戦投入します。チーム体制はSTIの小澤正弘が総監督を務め、ドライバーは井口卓人、山内英輝の2名がステアリングを握ります。

昨年はチームランキング6位、ドライバーランキング5位という結果でしたが、今季は全戦ポイント獲得、そしてシリーズチャンピオンを狙っています。
小澤総監督
「2021シーズンに向けて、新型BRZへと進化させることを狙いとして、従来になく多くのシーズン前テストを行なってきました。ファンの皆様そしてスポンサー様の熱い声援に背中を押され、とにかく2020車両よりも速い車を作り上げるべくチーム一丸となって取り組んできました。
これまでのテストを通じて新型車にふさわしい、狙いとした性能が見えてきています。一方で、昨シーズンの最終戦のように低い路温でのレース性能が発揮しきれない課題があり、今も継続してダンロップ様と共に必死で取り組んでいます。今シーズンは、とにかく全戦でポイント獲得を目指して挑戦していくので、SUBARU BRZ R&D SPORTチームへの応援をよろしくお願いします」

開幕戦ではタイヤの4本同時交換が義務付けられ、車両重量もBoP(性能調整)と特別ハンデにより+85kgのウエイトを搭載することになりました。
小澤総監督
「BoPで搭載するウエイトは各チームにも搭載されているので、この重量増には対応すべきこことですね。昨年のマシンでは100kgの重量を搭載してもある程度の速さはあったので、対応できると考えています。ただ、もともと軽量マシンですので、重量増はいろんなところに影響は受けやすいのは間違いないです。タイヤの交換義務については、気温が低い状況で無交換で走れるチームもありましたけど、全車交換義務となれば、ここはやり易くなると思います」
10日(土)は9時45分から11時30分まで公式練習が行なわれ、そして午後2時からノックアウト予選Q1が始まります。予選は2組に分かれ、SUBARU BRZ GT300はA組でアタックすることになります。また、11日(日)の決勝は午後1時30分にスタートし82周300kmで争われます。幸先の良いスタートが切れるようにSUBARU BRZ GT300への応援、よろしくお願いします。

RACE RESULT

2021.04.10 - 予選
SUPER GT第1戦 岡山国際サーキット
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 11 GAINER TANAX GT-R 平中克幸 安田裕信 1’26.245 1’25.275 DL
2 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田広樹 川合孝汰 1’25.987 1’25.362 BS
3 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生尚弥 菅波冬悟 1'26.021 1’25.376 BS
4 56 リアライズ日産自動車大学校 GT-R 藤波清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'26.093 1’25.643 YH
5 244 たかのこの湯 GR Supra GT 三宅淳詞 堤優威 1’25.866 1’25.727 YH
6 60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 吉本大樹 河野駿佑 1’25.955 1’25.896 DL
7 96 K-tunes RC F GT3 新田守男 平良響 1’26.504 1’26.108 DL
8 2 muta Racing Lotus MC 加藤寛規 阪口良平 1’26.887 1’26.246 BS
9 55 ARTA NSX GT3 高木真一 佐藤蓮 1’26.046 1’26.292 BS
19 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'26.696 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

Q1 

A組  開始 : 14:00'00    終了 : 14:10'07

B組  開始 : 14:18'00    終了 : 14:28'20

Q2 

開始 : 14:53'00    終了 : 15:03'04

 

No.55, No.31 順位決定(SpR29-6「同タイム」)

2021.04.11 - 決勝
SUPER GT第1戦 岡山国際サーキット
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 56 リアライズ日産自動車大学校 GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 2:07'21.752 77 1'28.458 YH
2 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 0.454 77 1'28.517 BS
3 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 0.660 77 1'28.187 BS
4 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 1.021 77 1'28.099 DL
5 244 たかのこの湯 GR Supra GT 三宅 淳詞 堤 優威 16.908 77 1'28.395 YH
6 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男 平良 響 35.977 77 1'28.894 DL
7 25 HOPPY Porsche 松井 孝允 佐藤 公哉 46.169 77 1'28.755 YH
8 60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 吉本 大樹 河野 駿佑 53.810 77 1'27.931 DL
9 88 JLOC ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1 Lap 76 1'28.428 YH
15 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1 Lap 76 1'28.776 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

ファステストラップ : 1'27.931 No.60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT/河野駿佑

 

黒白旗提示 No.18 名取鉄平(SpR.13-1「危険なドライブ行為」)

No.48 田中優暉 ドライブスルー(SpR.32-16「スタート違反」)
No.9 K.コッツォリーノ ドライブスルー(付則-3 SC運用規則 16.「SC活動中のピットレーン進入」)
No.87 坂口夏月 ドライブスルー(付則-3 SC運用規則 16.「SC中のコースアウト」)
No.360 内田優大 ペナルティストップ100秒 [リタイアにより執行を留保する](SpR.27-3「エンジン始動中のジャッキアップ及び 付則-3 SC運用規則 16.「SC活動中のピットレーン進入」」)
No.55 佐藤 蓮 ドライブスルー [決勝結果に40秒加算](SpR.13-1「危険なドライブ行為」)
No.35 S.ウォーキンショー ドライブスルー [決勝結果に40秒加算](SpR.13-1「危険なドライブ行為」)

> SUPER GTトップ > GALLERY
  • TEST
  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
Scroll to top