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SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ
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RACE REPORT

2021.05.04 - SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ決勝
SUBARU BRZ GT300、2位表彰台獲得
2021年SUPER GTシリーズ第2戦「たかのこのホテル FUJI GT 500km RACE」は、5月4日(火)富士スピードウエイで決勝レースが行なわれました。
開幕戦に続き第2戦も、新型コロナ感染対策を行ないながら有観客で開催されました。ゴールデンウィークの真っ最中、五月晴れにも恵まれた中で500km110周の長丁場のレースはスタートし、見ごたえのあるレースを展開しました。

前日に行なわれた予選でポールポジションを獲得したSUBARU BRZ GT300は、山内英輝がスタートドライバーを努めます。レース序盤は上位5台が5秒以内という接近戦でしたが、山内はトップを堅持します。29周目には今回始めて導入されたフルコースイエローがあり、リードタイムを失うことなくトップを守ることができました。
36周目に井口卓人へ交代しますが、このときタイヤ4本交換と燃料給油をします。コースへは9位で戻りますが、ピットインを済ませたマシンの中では4位でコースに復帰したことになります。トップは52号車のGRスープラでタイヤ無交換作戦で逃げ切りを仕掛けています。40周目の時点でトップとは15秒差。まさにタイヤ交換時間による差と言えるでしょう。

井口はその差を詰めるべく必至の追い上げをしますが、順位を大きく変えることはできず再び山内にドライバー交代をします。74周目山内がコース復帰した時点では、やはり52号車がトップで4番手のままの順位で戻ります。
その後52号車は96周目にマシントラブルが発生し脱落します。55号車をオーバーテイクしたのち、2位で追いかけていたトップの60号車GRスープラとの一騎打ちになりましたが、レース終了の103周目までに60号車を交わすことはできず、2位フィニッシュとなりました。

小澤正弘総監督
「そうですね、レースはミスなくいいレースができたと思っています。FCY(フルコースイエロー)でもうまくリードは保てましたし、ピットでのロスも今できる範囲のベストは尽くせたと思います。それでもあと少し届かなかったですね。相手も凄く良いマシンに仕上げていましたし、足りないとすれば、あとコンマ1秒でもアベレージラップを上げるということかもしれません。ただ、得意とは言えなかった富士で2位表彰台はドライバー、メカニック、みんないい仕事をしたと思います」
井口卓人
「凄い接戦だったので、最後のスティントを走る山内選手にはニュータイヤで走ってもらうために、僕はユーズドを選択して新品タイヤを残しました。その中継ぎの部分で前を追いながら、後ろかも速いマシンが来るような状況で、凄い難しいレースでした。それでもポールポジションを取ったり、2位にも入れたので新型BRZの速さを見せることはできたと思います。次の鈴鹿でもしっかり準備をして臨みたいと思いますので応援を宜しくおねがいします」

山内英輝
「シンプルに悔しいという部分が強いですね。決勝のロングランでは相手のほうがちょと上だったなと感じています。いいポジションからスタートできたのに、勝てなくて本当に申し訳ない気持ちです。でも諦めず次のレースも精一杯がんばりますので、旗を振って応援してくれたら嬉しいなと思います」
山内からはまるで敗者のようなコメントしか出てきませんでした。それほど悔しい気持ちが強かったのだと思います。

次戦のSUPER GT第3戦は5月29日(土)、30日(日)に三重県の鈴鹿サーキットで開催されます。鈴鹿は路面の摩擦が大きいコースですので、タイヤ無交換作戦は取りにくいコースです。ハンドリングマシンSUBARU BRZ GT300が得意にするコースのひとつですので、どうぞ応援をよろしくお願いいたします。
2021.05.03 - SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ・予選
新型SUBARU BRZ GT300、初のポールポジションを獲得
2021年SUPER GT シリーズ第2戦「たかのこのホテル FUJI GT500km RACE」の公式練習、予選が5月3日(月)に行なわれました。
午前中に行なわれる公式練習で、タイヤ選択とマシンのセットアップを行ないますが、SUBARU BRZ GT300は走り始めから好調です。走行6周目には全体トップを計測し今季投入した新型マシンの仕上がりの良さ、ポテンシャルの高さが伝わります。

その後もサスペンションの変更やタイヤ性能の異なるタイプを選択しながらテストを繰り返しますが、常に上位にポジションし、公式練習をトップタイムで終了しました。
午後から行なわれる公式予選では、勢いをそのままにQ1予選のAグループをトップで通過します。井口卓人は開幕戦でのリベンジを心に秘め、Q1アタックを担当します。10分間の予選でトップとなる1分35秒963を計測します。このとき、公式練習で計測した山内のセクター1とセクター3のタイムを塗り替える速さを見せました。

そしてQ2では山内英輝がポールポジションを狙ってタイムアタックをします。Q1予選とQ2予選の間に、井口から山内へマシンセットの変更アドバイスがありました。アンダーステアが強く出るコーナーがあるので、前後のマシンバランスを変更したほうがいいと伝えます。
セット変更したBRZ GT300は、さらに調子を上げることに成功し、山内は1分35秒343でポールポジションを獲得することができました。

井口卓人
「正直、今はホッとしています。岡山でQ1敗退し新型BRZ GT300のデビュー戦がほろ苦いものになってしまいました。でも今回は本来の速さを見せることができたので良かったです。岡山のときは、今考えるとタイヤ選択も含め、守りに入っていたと思います。今回はその反省を踏まえ、攻めの気持ちで臨みました。その結果、見えてきた部分もあったので、こうした成果につなげることができたのだと思います」
山内英輝
「Q1が終わった後、井口選手から的確なアドバイスがあったので、仕様を変更してもらいました。それがピタリとハマってさらにタイムアップすることができました。本当に、チームの力、ダンロップタイヤ、そして井口選手の協力があって、チームワークで取れたポールポジションだと思います」

小澤総監督
「マシンのバランスが良かったですね。Q2で少し仕様を変更したのですが、それも思ったとおりに仕上がったので、山内のタイムにつなげることができたのだと思います。明日は、ポールtoウインを目指して挑みたいと思います」
最高速度や、出力の点で厳しいBRZ GT300ですが、国内最長のロングストレートを持つ富士を攻略しポールポジションを獲得できた事実は、新型BRZ GT300のポテンシャル、チーム力、最強ドライバーの証明ということができるでしょう。

明日の決勝は、午後2時30分にスタートします。500kmレース110周の長丁場は2回のピットインがあり、さらに今回のレースではFCY(フルコースイエロー)が導入されます。スーパーGTにとっても新しい試みであり、何が起きるか未知ですが、熱い走りで競い合うことは間違いありません。予選結果を活かし、決勝では優勝を目指して挑みますので応援宜しくおねがいします。
2021.05.02 - SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ・予選前情報
戦略の幅を広げて開幕戦のリベンジを誓う
2021SUPER GT シリーズ第2戦「たかのこのホテル FUJI GT500km RACE」が5月3日(月)、4日(火)に富士スピードウェイで開催されます。昨年が300kmレースだっため、2シーズン振りの500kmレースになります。
そのためピットインは2回あり、タイヤ交換と給油が行なわれます。SUBARU BRZ GT300にとって課題だった給油時間の短縮は、今季叶いそうです。小澤総監督が話すように今季のマシンは燃費改善ができており、これまでのようにリードしたタイムを給油で失ってしまうような展開が避けられるということです。

レギュレーションでは持ち込めるタイヤが8セットに増え、前戦で優勝したヨコハマタイヤユーザーは7セットまでです。ダンロップ、ブリヂストンユーザーには有利で、SUBARU BRZ GT300はダンロップを使用しています。またBoP(性能調整)でのウエイトは+50kgを搭載してます。
山内英輝
「ピットでのロスが少なくなったので、僕たちのパフォーマンスがどれくらいの順位になるのか興味あります。ガチな条件になったと思うので、お客さんと同じようにワクワクしてます。それには僕たちは全力で速く走ることに専念し、チームはどれだけの戦略を立てて、そして状況を理解して行動するか、そしてどれだけピットストップを短くできるかという、そういう支え合いができたチームが勝つと思うので、そうしたレースを見せることができればと思います。パパ・パワーで頑張ります(笑)」
井口卓人
「開幕戦では、不甲斐ない結果で、そのリベンジをするという強い気持ちでここに来ました。期待値が高いだけに結果を出して返さないといけないと思います。ストレートが長いので、大変なレースになると思いますけど、精一杯耐えられるようにがんばります」
ピット戦略もキーポイントに加わり、耐久レースの難しさが増す500kmレースですが、新型BRZはコーナリング性能に磨きをかけ、燃費を改善し、新規開発のタイヤも加わっています。すべてのパフォーマンスが噛み合えば自ずと結果が付いてくるという状況のようです。まずは明日午前の公式練習、そして午後からの予選に注目しましょう。
3日(月)は9時05分から10時50分まで公式練習が行なわれます。そして午後2時30分からノックアウト予選Q1が始まり、決勝レースは4日(火)午後2時30分スタート110周で争われます。

SUBARU BRZ GT300の応援をよろしくお願いします。
2021.04.30 - SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ・プロローグ
新型BRZ GT300へ注ぎ込んだ思いと腕の見せどころになる戦略
SUPER GT第2戦の「たかのこのホテル FUJI GT 500km RACE」が5月3日(月)、4日(火)に静岡県小山町の富士スピードウェイで開催されます。
昨シーズンは全戦300kmのレース距離で争いましたが、今回は新型コロナウイルス感染への対策をしっかりと取ることで、従来の500kmレースのフォーマットになりました。500kmの距離に延びることで、ピットストップは2回、同時にドライバー交代が義務付けられ、一方タイヤ交換に関しては規制ナシとなりました。

SUBARU BRZ GT300チームのドライバーは、レギュラーの井口卓人、山内英輝の2名で挑みます。そして小澤総監督からは、500kmになると戦略の自由度があがるのでチーム力が問われ、腕の見せ所になるというコメントが届きました。
小澤総監督
「先シーズンよりエンジンは燃費が良くなっています。だからピットでライバルより10秒は余分に欲しいといった心配はありません。戦略の自由度は300kmレースに比べて高いですし、チーム力も試されます。そうした意味では、百戦錬磨のR&Dスポーツの経験豊富なレースマネージメント力が頼もしいですし、戦力が高いことを見せることができると思います。」
小澤総監督からは、特に最初のピットインがポイントになるということです。入るタイミングとその時のポジションが大事で、そして戻ったときにスペースがあるかということがキーになるそうです。そうした展開に持っていけるかという状況判断で、力が発揮されるというお話でした。
小澤総監督
「岡山では我々もまさかのQ1敗退でしたが、新型マシンはフリープラクティスでもウォームアップでもトップタイムを出せる力を発揮しました。富士では100Rの攻略を課題に今季のマシンを仕上げていますので、富士でも自信を持って挑戦できます。応援してくださる皆様には、戦略性の高いチーム力と新車へつぎ込んだ思いを見せたいと思うので、ぜひ、応援を宜しくおねがいします」
ロングライフの性能を持つタイヤを使うチームもあり、そのレースタイヤは600km持つものもある!といった情報もあります。4本交換と無交換では10秒の差が生まれます。そのため、ラバルはGT3勢やGT300マシンということではなくロングライフのタイヤを装着するチームがライバルになるそうです。決勝ではこのあたりに注目しながら応援いただけるとチームの活力になります。

3日(月)は9時05分から10時50分まで公式練習が行なわれます。そして午後2時30分からノックアウト予選Q1が始まり、決勝レースは4日(火)午後2時30分スタート110周で争われます。シリーズチャンピオンを目指すSUBARU BRZ GT300への応援をよろしくお願いします。

RACE RESULT

2021.05.03 - 予選
SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1’35.963 1’35.343 DL
2 55 ARTA NSX GT3 高木真一 佐藤蓮 1’36.046 1’35.485 BS
3 60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 吉本大樹 河野駿佑 1’35.727 1’35.824 DL
4 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田広樹 川合孝汰 1’36.413 1’36.005 BS
5 2 muta Racing Lotus MC 加藤寛規 阪口良平 小高一斗 1’36.104 1’36.077 BS
6 11 GAINER TANAX GT-R 平中克幸 安田裕信 1’36.295 1’36.111 DL
7 10 GAINER TANAX with IMPUL GT-R 星野一樹 石川京侍 1’36.650 1’36.339 DL
8 5 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号 平木湧也 平木玲次 1’36.728 1’36.519 YH
9 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生尚弥 菅波冬悟 1’36.336 1’36.570 BS
10 31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 嵯峨宏紀 中山友貴 1’36.427 1’36.620 BS
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

※GT300のQ1で組分けされた場合、A組の上位8台、B組の上位8台がQ2に進出できる。

 

A組  開始 : 14:30'00    終了 : 14:40'00

B組  開始 : 14:48'00    終了 : 14:58'00

 

No.87 松浦孝亮 当該ラップタイム削除 (SpR.18-1「走路外走行」)
No.88 小暮卓史 当該ラップタイム削除 (SpR.18-1「走路外走行」)
No.96 新田守男 当該ラップタイム削除 (SpR.18-1「走路外走行」)

2021.05.04 - 決勝
SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 吉本 大樹 河野 駿佑 3:04'16.736 103 1'37.577 DL
2 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 0.712 103 1'37.730 DL
3 55 ARTA NSX GT3 高木 真一 佐藤 蓮 1.286 103 1'37.965 BS
4 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 21.580 103 1'38.278 BS
5 10 GAINER TANAX with IMPUL GT-R 星野 一樹 石川 京侍 1 Lap 102 1'37.891 DL
6 88 JLOC ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1 Lap 102 1'38.271 YH
7 56 リアライズ日産自動車大学校 GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1 Lap 102 1'38.337 YH
8 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1 Lap 102 1'38.129 YH
9 18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志 名取 鉄平 1 Lap 102 1'38.649 YH
10 2 muta Racing Lotus MC 加藤 寛規 阪口 良平 小高 一斗 1 Lap 102 1'38.544 BS
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

ファステストラップ : 1'37.577 No.60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT/河野駿佑

 

黒白旗提示 No.50 柳田真孝、No.18 小林崇志、No.360 内田優大

No.30 永井宏明 ドライブスルー(SpR.13-1.a「危険なドライブ行為」)
No.6 罰金100,000円(SpR.27-1.2「ウォームアップ中のピット作業違反」)
No.6 ドライブスルー(SpR.27-3「ピット作業違反」)
No.9 K.コッツォリーノ ペナルティストップ60秒(SpR.付則4-4「FCY中のピットイン」)

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