2021.07.18 - SUPER GT 第4戦 ツインリンクもてぎ・決勝
SUBARU BRZ GT300は11位完走


ドライバーの井口卓人からは「ピットインのタイミングで、団子状態だったらリヤのみ交換、単独に近い状態だったら4本交換という選択もできると思います」とコメントがありました。

20周目にピットインし、ドライバー交代と同時にタイヤも新品のハードタイプ4本に交換。24位と大きく落とした順位を挽回すべくアタックを開始します。井口はピットイン時より上位の10位まで挽回しましたが、FCY(フルコースイエロー)になり、速度を落として走行します。そのため、タイヤ温度にも変化が生じてしまいます。

小澤総監督
「グリップが薄いのが特徴のサーキットで、荷重がかからないから滑べりやすく、滑ることでタイヤ内部が発熱をして熱ダレを起こすという悪循環が起きてしまいました。ですので、もう少し違ったセットアップにしたほうが良かったという反省と、想定を超えるものだったというのが正直なところです」

「路面温度からきているものだと思いますが、タイヤのグリップが厳しくてジャンプアップできませんでした。タイヤ選択を含め課題はありました。こんなに苦しくなるか、というほど辛かったですね」
井口卓人
「ハードでスタートしたんですが、はじめから手応えが感じられなくて、なんか違うところで走っているような感じでした。だからタイムも出ないし順位をキープするのが精一杯というレースでした」

次戦は延期されていた第3戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT300km RACE」が8月21日(土)、22日(日)に開催されます。
小澤総監督
「次の鈴鹿は、もともと得意なサーキットですが、去年はフリープラクティスから予選までセットアップに苦労したので、きちんと対策して、そして今回のデータもうまく活用してレースに臨みたいと思います」
鈴鹿も今回と同様、炎天下での300kmレースになることが予想されます。観戦には十分な暑さ対策をしてSUBARU BRZ GT300への熱い声援をお願いします。