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SUPER GT 第4戦 ツインリンクもてぎ
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RACE REPORT

2021.07.18 - SUPER GT 第4戦 ツインリンクもてぎ・決勝
SUBARU BRZ GT300は11位完走
7月18日(日)スーパーGTシリーズの第4戦「MOTEGI GT 300km RACE」」の決勝レースが栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。真夏日を記録する暑さの中、1万2500人の観客が熱い視線を送りました。
予選7位からのスタートを切るSUBARU BRZ GT300は、より上位を狙うためにさまざまな変更に挑戦しています。決勝前20分間のウォームアップ走行で、新たなセットとタイヤの組み合わせもテストします。前日の予選ではソフトタイヤを選択するも、もうひとつタイムが伸びなかった反省を踏まえ、リヤのみハードタイプを選択しての走行にトライします。

ドライバーの井口卓人からは「ピットインのタイミングで、団子状態だったらリヤのみ交換、単独に近い状態だったら4本交換という選択もできると思います」とコメントがありました。
しかしながら、スタートタイヤに指定されたソフトタイプが想定以上にうまく使えず、スタートを得意とする山内英輝も、周回するごとにタイムを落とす苦しい展開で始まりました。途中、山内からタイヤが持たないことも伝えられ、早めにピットインする作戦に切り替えました。順位も7位から12位へと後退し、井口による巻き返しに期待がかかりました。

20周目にピットインし、ドライバー交代と同時にタイヤも新品のハードタイプ4本に交換。24位と大きく落とした順位を挽回すべくアタックを開始します。井口はピットイン時より上位の10位まで挽回しましたが、FCY(フルコースイエロー)になり、速度を落として走行します。そのため、タイヤ温度にも変化が生じてしまいます。
FCY解除後、BRZ GT300のタイムは伸びず、逆にラップタイムが落ちてしまいます。トップグループより1秒以上遅いラップタイムにとどまり、再び順位を落とし12位でチェッカーを受け、その後繰り上がって11位となりました。

小澤総監督
「グリップが薄いのが特徴のサーキットで、荷重がかからないから滑べりやすく、滑ることでタイヤ内部が発熱をして熱ダレを起こすという悪循環が起きてしまいました。ですので、もう少し違ったセットアップにしたほうが良かったという反省と、想定を超えるものだったというのが正直なところです」
山内英輝
「路面温度からきているものだと思いますが、タイヤのグリップが厳しくてジャンプアップできませんでした。タイヤ選択を含め課題はありました。こんなに苦しくなるか、というほど辛かったですね」

井口卓人
「ハードでスタートしたんですが、はじめから手応えが感じられなくて、なんか違うところで走っているような感じでした。だからタイムも出ないし順位をキープするのが精一杯というレースでした」
というようにドライバーからタイヤのマッチングが取れなかったコメントがあり、難しいレースだったことが伺えます。

次戦は延期されていた第3戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT300km RACE」が8月21日(土)、22日(日)に開催されます。

小澤総監督
「次の鈴鹿は、もともと得意なサーキットですが、去年はフリープラクティスから予選までセットアップに苦労したので、きちんと対策して、そして今回のデータもうまく活用してレースに臨みたいと思います」

鈴鹿も今回と同様、炎天下での300kmレースになることが予想されます。観戦には十分な暑さ対策をしてSUBARU BRZ GT300への熱い声援をお願いします。
2021.07.17 - SUPER GT 第4戦 ツインリンクもてぎ・予選
さらなるコーナリングマシンへ進化させ上位進出を目指すBRZ GT300
7月17日(土)栃木県のツインリンクもてぎで、SUPER GT2021第4戦「MOTEGI GT300km RACE」の公式練習と予選が行なわれました。SUBARU BRZ GT300は予選7位からのスタートとなります。
チームはSUGOでのタイヤテストの好結果を得て、もてぎを想定したセットアップで公式練習に臨みました。しかし、山内からはマシンのバランスが悪いというコメントがあり、前後サスペンションの変更やギヤ比の変更要求などが出てきます。タイムも伸び悩みトップからは2秒近く遅いタイムで、順位も18番手付近に低迷しています。

セットアップの変更やギヤ比の変更には多くの作業時間が必要であるため、残された公式練習の時間内でできることに絞り、井口卓人と交代します。しかし、井口のドライビング時にはFCYの練習、機器類の確認作業もあり、なかなか全開で走行することができません。結局タイム計測は3ラップ程度にとどまってしまいます。
午後の予選に向けてはマシンの大幅なセット変更を決断します。チームはジオメトリーの変更、車高の再調整、サスペンションの調整、そしてミッションのギヤ比も変更するなど一気に多くの変更を行ないました。

そして迎えたQ1予選では井口がアタックをしますが、新しいセットアップでは手探り状態。タイヤはソフトタイプを装着して10分間の予選を戦います。29台参戦のGT300クラスはシリーズランキングの偶数、奇数順位でA組、B組に振り分け、上位8台がQ2に進出します。
井口は予選B組で走行し、1分48秒台を出します。朝の公式練習での井口は51秒台だったので、新しいセットアップは成功しているようです。Q1の結果は8位で通過し山内英輝へバトンを渡しました。

Q2予選が始まるまでに井口からのコメントを元にさらにセットアップを変更し、同じく10分間の予選アタックに山内が挑みます。山内はコースインから2ラップ目をアタック周に設定して走ります。タイムは1分48秒402を刻み7位のポジションを獲得して予選を終えます。
山内英輝
「ぶっつけ本番のようなセットアップになってしまったので、予選7位のこの位置までよく来れたなと思います。明日は、もっと強いBRZ GT300をお見せしたいと思うので、応援をお願いします」

井口卓人
「朝乗った時は、どうなるかと思いましたけど、昼休みの短い時間でセットを作ってくれて、それでも手探り状態であることは変わらなかったのですが、Q1突破できてよかったです」
小澤総監督
「想定よりかなり路面のグリップが薄い状態なので、大排気量の大パワーのマシンが有利という予選になってます。BRZ GT300への対策は、薄いグリップでもコーナリングスピードを上げていくように、もう少しジオメトリーを変更していこうと考えています。それには決勝前のウォームアップで様子を見て、決勝で速いセットにすることに挑戦することだと思います」

明日の決勝は、午後1時10分にスタートし300km、63周で競われます。さらなるコーナリングマシンへと進化させた走りに期待し、上位を目指すSUBARU BRZ GT300への応援をお願いします。
2021.07.16 - SUPER GT 第4戦 ツインリンクもてぎ・予選前情報
ドライバーも強い手応え SUBARU BRZ GT300
スーパーGT2021第4戦「MOTEGI GT 300km RACE」が7月16日(土)、17日(日)栃木県のツインリンクもてぎで行なわれます。関東地方の梅雨明けも宣言され、金曜の準備日からすでに真夏の太陽が照りつけています。
チームは6月上旬にSUGOでタイヤテストを行ない、小澤総監督からは課題だったレース中のラップタイムの下がり幅を小さくする方法が、ある程度目処がついたと話しています。ドライバーもまた同様の印象を持ったようです。
井口卓人
「SUGOでは良いテストができました。富士のレースではグリップが落ちてきたときに、思うようにコントロールできなかったのですが、SUGOのロングランではいろんなタイヤの組み合わせを試すことができて、その中でいい結果がだせるものが見つかりました。路温が高いと摩耗よりも熱ダレしちゃうので、それがどこまで持つかということだと思います。ただ今シーズンは全体に剛性を上げたタイヤを使っているので、このもてぎではそうしたこともプラスに働くとおもうので、期待しています。去年もウエイトを積んで山内選手がポールポジション取ってくれたし、SUGOのテスト結果はポジティブなものしかないです。それを今回のレースで試すことになるので、楽しみですし期待も大きいです」
山内英輝
「以前より課題は減っているし、総合的に強くなってきている実感はあります。それを如何に持続して、より強くなっていくかが大事で、それずっと続けることができれば自然とシリーズチャンピオンになっていると思います。もちろん、ここでも勝つつもりで走りますし、本当は次の鈴鹿で車重を軽い状態で走りたいですけど、イケるときにちゃんとポイントを取らないとダメだと思います。ポイントを計算して皮算用している余裕は全くありません。毎レース全力で走って、ポイントを積み重ねることが大事だと思います」
チームの雰囲気は「期待に溢れている」という表現がぴったりです。マシンが新車になりベースのポテンシャルが上がったことで、階段をひとつ上がったところで次の課題に取り組んでいるように思えます。それだけに明日の公式練習、午後の予選にも期待です。
明日16日(土)は、9時20分から11時15分まで公式練習が行なわれ、そこでチームはマシンのセット、タイヤを選択します。そしてQ1予選は午後2時15分に始まります。新たなデータを手にしたBRZ GT300のポールポジションに期待したいと思います。皆様からの大きな声援をお願いします。
2021.07.15 - SUPER GT 第4戦 ツインリンクもてぎ・プロローグ
マシンへの信頼が厚くなったSUBARU BRZ GT300に期待
スーパーGT2021第4戦「MOTEGI GT 300km RACE」が7月16日(土)、17日(日)に、栃木県のツインリンクもてぎで開催されます。
第3戦の鈴鹿大会が新型コロナ感染症拡大の影響で8月に延期されたため、今回の第4戦は実質3戦目となります。2レースを終えた時点でSUBARU BRZ GT300はシリーズランキングが4位で、トップとは9ポイントと僅かな差です。

開幕から好調のSUBARU BRZ GT300とチームスタッフは、戴3戦の延期が決まったときは、あと一歩で優勝を逃した富士での余韻もあり「早くレースをやりたい」という気持ちでしたが、2ヶ月間隔が空くことで、さらなる進化を目指す方向へとシフトチェンジしました。
とりわけダンロップタイヤとは6月上旬にSUGOでタイヤテストを実施し、課題だったロングランテストをこなすことができました。

今回の第4戦は、レース距離300km、63周で競われSUBARU BRZ GT300が参戦するGT300クラスには29台がエントリーしています。テストの結果を活用したセットアップでさらなる上位を目指すレースとなります。
小澤総監督
「SUGOでのタイヤテストでは、幸運にも路面温度が50度くらいなる暑さでテストできたので、いろいろなデータ取りができました。決勝でラップタイムの下がり幅を小さくするためのセットアップも見つかりましたし、あとは実践で使ってみてという状況です」

またサクセスウエイト48kgとBoPで50kg、合計98kgのウエイトを搭載して第4戦に参戦します。ブレーキに厳しい、大排気量マシンが有利といった傾向が見られるツインリンクもてぎのコースをどう攻略するのか聞いてみました。
小澤総監督
「もてぎは小排気量のBRZ GT300には苦手なコース、とよく言われているのですが、じつは昨年の第4戦では予選4位、決勝3位、戴9戦では予選1位を獲得していて、苦手というより得意なほうだと思います。確かにコーナーの立ち上がりは大排気量マシンの大トルクが有利ですけど、今季ダンロップのタイヤは剛性を上げていて、コーナリングスピードもブレーキングでもこれまでより格段に良くなっています。ですので立ち上がりでの加速では厳しいかもしれませんが、他の部分で攻略できると捉えています」
7月16日(土)は9時20分から11時15分まで公式練習が行なわれ、そして午後2時15分からノックアウト予選Q1が始まります。ロングランでのセットアップ方向も見え、マシン&タイヤへの信頼が厚くなったBRZ GT300の走りに期待がかかるレースとなり、全戦ポイント獲得を目指す今季のBRZ GT300へ熱い声援をお願いします。

RACE RESULT

2021.07.17 - 予選
SUPER GT 第4戦 ツインリンクもてぎ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 1'48.334 1'47.737 DL
2 244 たかのこの湯 GR Supra GT 三宅 淳詞 堤 優威 1'48.737 1'47.892 YH
3 56 リアライズ日産自動車大学校 GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'48.366 1'47.972 YH
4 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 1'48.568 1'48.254 BS
5 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1'48.683 1'48.265 YH
6 88 JLOC ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1'48.501 1'48.266 YH
7 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'48.913 1'48.402 DL
8 25 HOPPY Porsche 松井 孝允 佐藤 公哉 1'48.251 1'48.412 YH
9 18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志 名取 鉄平 1'48.836 1'48.696 YH
10 9 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari ケイ・コッツォリーノ 横溝 直輝 1'48.809 1'48.849 YH
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

Q1 

A組  開始 : 14:15'00    終了 : 14:25'00

B組  開始 : 14:33'00    終了 : 14:43'00

Q2 

開始 : 15:08'00    終了 : 15:18'00

2021.07.18 - 決勝
SUPER GT 第4戦 ツインリンクもてぎ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 2 muta Racing Lotus MC 加藤 寛規 阪口 良平 1:54'05.407 58 1'51.298 BS
2 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 1.576 58 1'50.551 DL
3 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 1.819 58 1'50.698 BS
4 244 たかのこの湯 GR Supra GT 三宅 淳詞 堤 優威 10.821 58 1'50.771 YH
5 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 15.287 58 1'51.124 YH
6 25 HOPPY Porsche 松井 孝允 佐藤 公哉 35.614 58 1'51.735 YH
7 9 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari ケイ・コッツォリーノ 横溝 直輝 1'01.613 58 1'51.478 YH
8 30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 永井 宏明 織戸 学 1'07.691 58 1'51.937 YH
9 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 1'13.492 58 1'52.237 BS
11 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'29.533 58 1'52.146 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

ファステストラップ : 1'50.551 No.11 GAINER TANAX GT-R/安田 裕信

 

黒白旗提示 No.30 織戸学、No.88 小暮卓史、No.10 石川京侍

No.21 川端伸太朗、No.34 密山祥吾、No.50 柳田真孝 タイム加算40秒(SpR.付則4-2.2「FCY(1)中の減速違反」)
No.21 川端伸太朗、No.34 密山祥吾、No.50 柳田真孝、No.55 佐藤蓮 タイム加算40秒(SpR.付則4-2.2「FCY(2)中の減速違反」)

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