3月21日(日)に2010年のSUPER GT開幕戦が鈴鹿サーキットで行われ、R&DスポーツからGT300クラスにエントリーした「R&D SPORT LEGACY B4」(#62 山野哲也/佐々木孝太)は、19番グリッドから決勝レースをスタートし、13位で完走を果たした。
前日の予選では、予選1回目でドライバー2名の基準タイムをクリアした#62レガシィB4は、ノックダウン(勝ち抜き式)予選のS1セッションに臨んだ。山野のアタックで17番手タイムを記録したが、その後、車両寸法違反を指摘されて予選タイム抹消となってしまう。修正後、決勝レース出場は認められたが、最後尾の19番グリッドからのスタートとなった。
決勝レースは、曇り空から時々パラパラと大粒の雨が降る中、各車スリックタイヤでのスタートとなった。山野がスタートドライバーを務めた#62レガシィB4は、上位陣が濡れた路面でスピンしたり、多重クラッシュするなど混乱する中、それらを避けて周回を重ね、一時11位まで順位をあげた。しかし、途中排気系のトラブルでピットインし、その修復で3ラップを失うことに。後半を受け持った佐々木も安定したラップタイムで走行し、13位完走となった。
< R&D SPORT 本島伸次監督 >
「チームの失敗でドライバーがせっかく記録した予選タイムが抹消となり、大変残念な思いをしました。路面や不安定な天候による悪条件となれば、確実な走りができる我々にもチャンスは巡ってくるはず、と信じていました。なので、今日のコンディションは悪くなかったといえるでしょう。序盤からドライバーはその期待にこたえてくれて、目標としていた10位以内完走が見えてきました。しかし、エキゾーストのトラブルでタイムロスしてしまい、そのチャンスは消えてしまいました。次のレースまでに残された時間は限られていますが、できる限りの準備をして岡山に臨みたいと思います。引き続き応援をよろしくお願いします」
暖かく春らしい陽気となった4月4日(日)、岡山国際サーキットで本年のSUPER GT第2戦が開催され、R&DスポーツからGT300クラスにエントリーした「R&D SPORT LEGACY B4」(#62 山野哲也/佐々木孝太)は、予選20台中18位の位置から決勝レースをスタートし、12位で完走を果たした。
前日の公式予選は、開幕戦同様ノックダウン(勝ち抜き式)方式が採用された。S1セッションに臨んだ佐々木が渾身のアタックで自己記録を塗り替えるタイムを出したが、次のセクションに進出することはならず予選18位が確定した。
決勝レースは、晴れ上がった青空のもと、各車クリアなスタートをきった。#62レガシィB4のスタートドライバー山野はオープニングラップで15位に上がると、その後発生した他車のトラブルやスピンなどに巻き込まれることなく順調に周回し、淡々とマイレージを積み重ねた。後半を受け持った佐々木もリスクを避けた走りに徹し、他車の脱落などで一時11位にまで順位をあげた。しかし、終盤に1台にかわされて12位完走となった。
< R&D SPORT 本島伸次監督 >
「まだクルマを速くするためのメニューが入れられていないので、ファンの皆さんは歯がゆい思いをされていることと思います。次の富士には微妙ですが、セパンまでには対策が入れられそうです。今回もポイント圏内の10位以内を目標として臨みましたが、結果的にはまだその1ポイントが遠いと痛感しました。しかし、ドライバーは本当にがんばってくれました。彼らのがんばりに報いるためにもチームとしても早くクルマを速くする決意です。富士では、そんなドライバーのがんばりに是非ご注目ください。よろしくお願いします」
ゴールデンウィークのまっ只中、5月2日(日)に富士スピードウェイで第3戦決勝レースが行われた。約5万3千人のレースファンが見守る中、予選20位からスタートしたGT300クラスの「R&D SPORT SUBARU LEGACY B4」(#62 山野哲 也/佐々木孝太)は一時16位までポジションを上げた。しかし、その後駆動系にトラブルが発生し、28周目にヘアピン出口のグラベルにストップ。リタイヤとなった。
今回から性能調整によってエンジンへの空気吸入制限が緩和されたため、公式予選ではこれまでのラップタイムを大幅に短縮することができた。さらにタイムアップを図るためにサスペンションのセッティングを変更したが、返ってバランスが崩れ、目的は果たせなかった。しかし、パフォーマンスアップの方向が見えたことによって、チームは一気に明るい雰囲気となった。レース中のラップタイムも、ライバルに比べて大きく遅れている状態は解消されつつある。まだ、解決すべき課題は多いものの、レガシィB4 GT300のレース性能は確実にステッ プアップしていることが証明された。
< R&D SPORT 本島伸次監督 >
「今回はエンジンが快調で、パワー的にもドライバー達に好評でした。STIががんばってくれた結果です。おかげで、タイムアップを果たせましたし、方向性が少し見えた気がします。しかしながら、シャシー側はまだセッティングが追いついていないのも事実です。マレーシア前に鈴鹿で予定されているテストでは、シャシーのフロントセクションを大幅に見直した仕様にチャレンジします。全面改良と行っていいモディファイです。それによるパフォーマンス改善に期待していただきたいと思います」
日本列島が猛暑に襲われた7月25日、宮城県のスポーツランドSUGOでSUPER GT第5戦が行われ、予選11位から決勝レースをスタートしたR&D SPORT LEGACY B4(#62 山野哲也/佐々木孝太)は、スタートを担当した佐々木がオープニングラップからハイペースで走行。一周目には早くも8位にポジションアップした。その後も果敢に追い上げて ライバル車を次々にパスし、一時は3位までポジションアップ。スタンドに詰めかけた27,000名の観客は、生まれ変わってポテンシャルを発揮しだしたレガシィB4の走りに注目していた。佐々木は、35周目にピットインし、山野にドライバー交代。しかし、6位を順調に走行していた47周目に、第2コーナーでGT500車両との接触によりスピンアウト。この時点でクラッチにトラブルが発生し、再スタートに時間を費やすことに。その後17位でレースに復帰した。しかし、最後まであきらめずに上位を目指した山野は、4台をパスし、13位でゴールラインを通過した。
チーム代表の本島伸次は、「結果は残念でしたけど、マシンの大改造によって飛躍的にパフォーマンスアップしたので収穫はかなりあったと思います。予選には間に合わなかったものの、決勝レースに向けて短い間にコースにあったセットアップを見つけることもできました。ファンの皆様のご期待に応える走りができたと思います。次の鈴鹿も応援をよろしくお願いします」と語った。
また、山野も「セットアップのおかげで特に最終コーナーが速くなり、その後の第1コーナーでのオーバーテイクがイージーになりました。決勝ではライバル勢を抜き去る姿もお見せできたので少しホッとしました。しかし、まだまだやることはあります。鈴鹿では今日よりもさらに良いところをお見せしたいですね」と語っている。
気温が30度を超す猛暑日となった8月22日(日)、三重県の鈴鹿サーキットでSUPER GT第6戦鈴鹿700kmレースが行われ、R&D SPORTのレガシィB4 GT300(山野哲也・佐々木孝太組)が初優勝を遂げた。
前日の公式予選ではセッティングが定まらず、決勝レースを11番グリッドからスタートすることになったレガシィB4だったが、予選後のナイトセッション、決勝日朝のフリー走行でもセットアップを追求し続け、決勝レースにはベストな状態で臨むことができた。スタートドライバーの山野は、オープニングラップから上位を追い上げ、2周目には9位に、その後8周目には6位にまで順位を上げた。レース序盤は気温、路面温度ともに高く、ライバル達のペースが上らない中、山野はさらに上位を狙い、19周目には2位となった。その後、佐々木に交代し、さらにもう一度山野がステアリングを握って周回を重ねる間、2位のポジションを守り続けた。スタートから3時間が経過し、全車ヘッドライトを点灯してナイトセクションを迎えると、最終のピットインでマシンを託された佐々木がファステストラップを記録するなど猛チャージを見せた。佐々木は、88周目に首位に躍り出ると、その後さらに後続を引き離し、17秒の大差を作ってレガシィB4を初優勝に導いた。
ドライバーの山野は、「去年の鈴鹿700kmでデビューしたばかりのレガシィB4は良いところを見せることができませんでした。しかし、一年経ってクルマはとても速くなりました。今日は最後の最後まで妥協せずセットアップを追求したことが優勝につながったと思います。皆さん、本当にサポートをありがとうございました」と語り、佐々木は「チームは短い間にすごい苦労を重ね、良いクルマにしてくれました。今年中には勝ってやろうと目論んでいましたが、僕の地元鈴鹿で優勝できたて本当に嬉しいです」と話している。
レースは中止となりました
10月24日(日)に栃木県のツインリンクもてぎにおいてSUPER GT第8戦が行われ、予選20位から山野哲也がスタートしたR&D SPORT SUBARUレガシィB4は、途中佐々木孝太に交代し10位まで順位をあげてフィニッシュ。最後まであきらめずに上位陣を追い上げ、シリーズ最終戦を楽しんだ多くのレースファンから惜しみない拍手を浴びた。くもりで肌寒い天気ながら、この日もてぎを訪れた観客は、SUBARUファンシートを埋めた600名のSUBARUファンを含め32,000名と発表された。
チーム代表のR&D SPORT本島伸次は、「もてぎは典型的なストップ&ゴー型サーキットで、高速コーナーや大きなコーナーを得意とするレガシィB4にはやや難しいコースです。また、レガシィB4にとって初めての走行ということもあり、有効な対策が見つけきれないまま予選に臨みました。その結果、20番グリッドからレースをスタートすることになりましたが、予選のあと施したセットアップ変更などにより、日曜日は少し改善を図ることができました。また、今回もドライバー達の頑張りで10台抜きの10位で走りきることができたのは収穫だと思っています。トラブルもなかったので、今回収集したデータが今後のセットアップに活用できることは間違いありません。シリーズ戦はこれで最後となりましたが、来月は富士でスプリントカップが開催されます。スタンディングスタート方式のスプリントレースをふたりのドライバーが1レースずつ走る、というこれまでのSUPER GTにない試みなので、楽しみにしています。一年間応援していただいたファンの皆様の前で少しでも良いところが見せられるようがんばりますので、どうぞよろしくお願いします」と語っている。
20年ぶりのJAFグランプリタイトルを冠したSUPER GT/フォーミュラニッポン特別戦「JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP」レースが、11月12日~14日に富士スピードウェイで開催された。このイベントは、12日金曜日に行った予選をもとに、土曜日・日曜日の二日間にそれぞれGT300、GT500、そしてフォーミュラニッポンのショートレースを2回ずつ行うというもの。それぞれの決勝レースはドライバーが1名ずつ走行し、燃料補給やタイヤ交換は行わないというルールで、ウェイトハンディやタイヤ制限なども行わない。スタート方式もスプリントレースならではのスタンディングスタートが採用された。
土曜日に行われたGT300のレース1では、山野哲也がレガシィB4をドライブ。セットアップの時間が少なく、予選から調子があがらないままこの決勝に臨んだが、19番グリッドからスタートした山野は序盤に2台をパスして17位へ。しかし、それ以上前へマシンを進めることがかなわず、17位で22周のスプリントレースをフィニッシュした。
日曜日のレース2は、佐々木孝太がステアリングを握り決勝レースのグリッドについた。スタンディングスタートのライトがグリーンにかわった際に、佐々木はスタートしたが、エンジン制御系の切り替えトラブルで出遅れる。そして、最後尾まで後退するが、果敢に先行車を追い、15位でゴールした。
「実力を発揮することがかなわず申し訳ありませんでした。レガシィB4の姿を一目見ようと集まっていただいた多くのSUBARUファンの皆様の期待に応えるべく、冬の間にハードワークしてクルマの競争力アップにつとめます」とチーム代表の本島伸次は語っている。