SWRTオペレーションマネージャー、ポール・ハワースが語る
激動の今シーズン
Letter from SWRT
14 July 2006
今回はSUBARUワールドラリーチーム(SWRT)のオペレーション・ディレクター、ポール・ハワースに、今シーズンここまでの進捗状況、自身の立場の変化、トップラリーチームの運営について聞いた。
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今回はラリーの間が8週間開いていますが、あなたには依然として忙しい日々が続いているようですね?
このラリーの合間に我々はたくさんのテストを消化しています。夏の終わりまでに、どのチームよりも回数を多くテストを4回予定していますから、次戦以降で成果が表れることを期待しています。後半に向けては、現在9台のマシンが製作中なので、一瞬も気を抜くことはできません。プレッシャーの中でも、私たちはクオリティを落とすことはできませんし、細部隅々に渡って細心の注意を払い、さらに前進させた形でマシンをイベントに送り出さなくてはなりませんから。
この6ヶ月の間にチームは様々な変化を迎えましたが、中でもあなたの抱える仕事は範囲が広がりましたね。この6ヶ月間はいかがでしたか?
エンジニアリング面では、スティーブ・ファレルがテクニカル、エンジニアリングに関するすべての側面について責任を担うようになりました。私は彼と緊密な関係を築き、我々のパフォーマンスに大きな影響を与えるマシン製作に関して、エンジニアを補佐しています。ペターのエンジニアとしてフランソワ・ザビエ・デメソンが就任したことは良いきっかけとなり、その他のスタッフが、テストと開発などマシンの担当について明確に専念できるようになった。私に関しては、私のポジションは政治的なスキルをさらに積むことが求められており、この点を充実するために努力しているところです。スタッフたちは私に決定を委ね、それから物事を先に進めることになるので、私がパフォーマンスの解析をしていなかったり、FIAとの交渉を怠ったり、ドライバーを適切なレベルにまで押し上げていなかったりでもすれば、我々はターゲットに到達することができなくなります。物事が好転するには時間がかかりますが、ここ3戦で我々は状況が向上していることを既に見せています。サルディニアではタイヤを2本失っただけですし、ギリシャでトップ争いのチャンスを失ってしまったのは、アンラッキーな交通事故によるものでしたから。
今後、さらに変更は行われるのでしょうか?
プロのチームは、ハイレベルの運営を行い、ポジティブな変更を行えば、自然とさらにハイレベルなパフォーマンスが生まれてきます。後半戦は技術的に難しいイベントや、ロジスティック面で時間の厳しいイベント、それからペアになっているイベントが控えており、非常にタフなチャレンジとなっていきます。キプロスやトルコも、スリッパリーなニュージーランド、オーストラリアのコースも、甘く見ることはできません。ラリー・GBもコンディションが厳しいイベントです。12月初旬となれば雪もアイスも、雨の可能性もあります。今年の後半で我々がしなければならないことは、安定して好タイムをマークし、ライバル勢をプッシュできるような位置につけることです。マーカス・グロンホルムとセブ(セバスチャン)・ローブはどちらも非常に高いレベルで堅実な走りを見せていますから、我々も同じペースを築いていかなくてはなりませんね。
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チームのモチベーションは、どのように維持していますか?
各自に仕事を委ね、権限を与え、責任を持たせることです。私は各担当に自分自身で管理をさせて、自分たちのパフォーマンスに責任を持たせるようにしてきました。そうすれば、スタッフたちは、自分たちの能力次第でどのようにも変わっていくのだと感じるようになります。もちろん大きなチームでは膨大な知識を蓄えてはいますが、自分たちがさらに+αを与えていけるのだとスタッフが感じてくれなければ、我々は前進することができません。例えば、この夏の間、我々は様々な改良を施しましたが、同時に私はいろいろなスタッフを呼んで、彼らのプランやアイディアを取り入れました。チームのスタッフは誰もが自分に実力があることを分かっていますから、私は彼らの能力をさらに引き出していかなくてはならないのです。毎日毎日、欠かさずにね。
ソルベルグの契約更改で、チームのムードに変化はありましたか?
これほどの規模で長い歴史を誇るチームとして、我々はチャンピオンシップで勝利を狙えるよう、トップ3ドライバーのうち一人は確保していかなくてはなりません。この契約はチームにも、SUBARUにも、ペターにも朗報ですし、未確定だったことがクリアになったことで志気も高まっています。この先3年間、我々にはやることが山ほどあり、チャンピオンシップを制していかなくてはなりませんが、(契約更改は)ペターのチームに対する信頼と、我々が成し遂げられるという意気込みの証なのです。
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