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「オージー "OZ" の魔法使い」が再び母国に凱旋

Letter from SWRT
25 October 2006

Copyright © STI 
WRCドライバーなら誰でも地元イベントで活躍を見せたいと思うものだが、特にSUBARUワールドラリーチーム(SWRT)のクリス・アトキンソンは、10月26-29日に開催されるラリー・オーストラリアでは上位フィニッシュを達成するべく意欲を見せている。


アトキンソンとコ・ドライバーのグレン・マクニールにとっての母国イベントは、来シーズンのWRCカレンダーには含まれていない。ラリー拠点が西オーストラリアからクイーンズランドに移る間、1年のブランクを置くのだ。この空白期間に入る前に、WRC界の「オージー”OZ”の魔法使い」は、愛すべき地元ファンに激励を贈りたいと願っているのだ。

いい兆しはある。ニューサウスウェールズ州出身のアトキンソンがこのイベントに参戦したのは過去2回しかないが、いずれもトップ5でフィニッシュしている。2004年にドライブしたSUBARUインプレッサWRX STIはグループN車両であったにもかかわらず総合5位に食い込み、SUBARUインプレッサWRC2005で参戦した昨年は、アトキンソンの評価を確固たるものとして位置づけた。惜しくもステアリングアームを曲げて優勝のチャンスこそ逃したものの、ラリーの総合リードに立ったのだ。このトラブルを負ってもなお総合4位でフィニッシュしたその速さには、今年のイベントでの期待が大いに高まる。
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「いいリザルトを出せたのはいい気分だった」と26歳のアトキンソンは語る。「昨年オーストラリアに参戦する時はいいタイムが出せるだろうとは分かっていたが、あんなに序盤でリードに立てたことには少し驚いた。もちろん、今年も同じ事ができれば最高。現地に行くまでにはまだ少し時間があるし、ここ数回のテストで何か進展を見せることができれば、チャンスも出てくる」

昨年アトキンソンが母国で劇的な速さを見せたのは地元の利があったからだろうと考えるのは、少し待ってもらいたい。アトキンソンがWRカーであのトリッキーなグラベルステージに挑んだのは、昨年が初めてのことだったのだ。

「実を言えば、僕のあのステージの知識なんて、トップドライバーの指の先ほどにもならないと思うよ」とアトキンソンは認める。「(ラリー本拠地の)パースは、僕が住んでいるところ(オーストラリア東海岸)から4000kmも離れているってことを忘れないでよね。ウェールズに住んでいる人間が、キプロスは地元だと言うようなものなんだから! とはいえ、それでもその国の出身であるというのは、ほんの少しはアドバンテージになるとも考えてはいるけれど」

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SWRTに加入して以来、アトキンソンが母国で過ごす時間は1年にのべ2ヶ月ほどしかない。残りの時間はイベントやテストに遠征するか、現在住んでいる英国のオックスフォードシャーの自宅でくつろいでいる。母国を遠く離れ地球の反対側をベースとしているアドバンテージの一つは、SUBARUインプレッサWRC2006の開発の一役を担うことができることにある。

「できるだけチームの本部に出向いて、開発が進展する助力になれるよう努力しているよ。これはどうなっているのかという質問があれば、チームにフィードバックしてそれが開発プロセスの一部になれば、それはいいことだからね」とアトキンソンは語る。

その開発は、今週、SWRTがパースに向かう時、アトキンソンが再び地元のヒーローとなるためのものに他ならない。


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