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モヤに訊く
スポーティング・ディレクターの仕事
Letter from SWRT
23 Octorber 2003
ツール・ド・コルスは、ルイス・モヤがスポーティング・ディレクターとして555スバル・ワールドラリーチームに加わって以来、2戦目のラリーだ。モヤの主な役割は、ドライバー管理、ラリー戦略、FIAとの渉外。カルロス・サインツと組んで2度世界チャンピオンに輝いたコ・ドライバー時代とは、かなり内容を異にする仕事を始めたモヤに、ツール・ド・コルス中に話しを聞いた。


新しい仕事について、どう思いますか。
すごく楽しいよ。正直言って、コ・ドライバーをしていたころと同じくらい楽しんでいる。SUBARUはとても雰囲気が良いんだ。チームのメンバーは皆前向きで、サンレモのあともやる気や情熱をなくした者などひとりもいなかった。誰もが一生懸命やっている。ソルベルグがシーズン優勝できるように、チーム全体で彼を支えていくつもりだ。

コ・ドライバーとしての経験は、これからマネージメント業務に役立っていくでしょうか。
もちろんだよ。私はWRCで15年の経験があるんだ。それに、実際にステージ上で起ることを、身を以て一番良くわかっているのは、ドライバーとコ・ドライバーだと思う。つまり、ルートや路面から、レギュレーションや各ラリーの構成まで、知り尽くしているんだ。そして、私はフォード、ランチア、トヨタなど、多くのトップチームにいたことがある。そのような環境にいれば、うまいマネージメントの仕方とそうでないものとの違いも見える。これまで見てきた中で優れた面を、チームに取り入れていけたらと思っている。

マキネンとペターの仕事上の関係について、どう思いますか。
2人の関係はとても良く、お互いに深く協力し合っている。木曜日(ツール・ド・コルスのシェイクダウン中)に起こったことを見ればよくわかる。ソルベルグのマシンがダメージを負ったと知るやいなや、マキネンは自ら、自分のマシンを使うように申し出たんだ。2人はそれぞれ、ラリーに情熱をかける立派なドライバーだ。しかし、2人の良好な関係は、このマキネンの行動にはっきり表れていると思うよ。

これまでに在籍したWRCチームとSUBARUとは、どこが違いますか?
SUBARUに来てからそんなに経っていないし、最近、WRCレベルのチームはどこも、かなりプロフェッショナルになっている。ただ、555スバル・ワールドラリーチームについて特に感心させられたことは、とても計画性があるということだ。日本のSUBARUとの関係がすごく良く、長期にわたって物事に取り組んでいる。だからチームは、あらゆる面においてかなり先までの詳細なプランを立て、しっかりと準備ができるということだ。また、もう1つのすばらしい側面は、ピレリとの関係だ。SUBARUはピレリと専属パートナーシップを結んでいて、WRCでピレリを使用しているチームはほかにない。これは、シーズン通してチームにとって本当に有利だと思う。

2002年シーズンの終わりにコ・ドライバーを引退したわけですが、こんなすぐにWRCに復帰すると思っていましたか。
いいや。あれっきりで終わりだと思っていた。故郷でスポーツをして新しい人生をエンジョイしていたんだ。楽しんでいたけれど、チームから誘いが来た時は飛びついたよ。

今日、ここコルシカは大変盛り上がっていますが、それを見てもう1度コ・ドライバーに戻りたいと思ったりしませんか。
それについては、なんとも言えないな。でも、99%の確率で、ラリーカーに乗ることはニ度とないと思う。ラリーカーにまた乗りたいとは、まったく思わないんだ。コ・ドライバーの仕事にはきっぱり別れを告げて、今は違うことを始めたのだからね。今日はサービスで1日中コンピュータの画面を見つめている。信じてくれないかもしれないが、これがすごくおもしろいんだよ!」


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