
2004年のウェールズ・ラリー・GBで、激動の逆転劇の末に勝利を獲得したSUBARU。この9年間のWRCラリー・GBで、SUBARUは実に7勝を挙げている。ほとんどのSWRT歴代ドライバーと同様、ペター・ソルベルグとコ・ドライバーのフィル・ミルズにとって、ウェールズ・ラリー・GBは、特別なイベントになりつつある。このクルーにとって、ラリー・GBは、2002年に初めてのWRC勝利を獲得したイベントだけでなく、昨年は連勝を果たし、初めてのWRCタイトルという副賞までついたという忘れられないラリー。このような驚異的な記録を持つSWRTは、これだけの多大なる期待がかかるこのイベントに、どのように取り組んでいるのだろうか。SUBARUワールドラリーチームの代表、デビッド・ラップワースに聞いた。
SWRTはウェールズで輝かしい連勝記録を持っていますが、ウェールズ・ラリー・GBに対して、他のイベントとは違う特別なアプローチがあるのでしょうか?
「いや。いい記録が続いていることで自信にはなっているが、特別違ったことはしていない。他のラリーと同様に攻めていくことは、重要なことだ。勝利への道は、正しい攻略法を得て、それに集中すること。それは適切なタイヤ選択や、ミスをしないことでもある。それしかない。もし勝てると分かっているなら、もっと楽に行けるだろうが、アプローチを変えたから成功したという意味ではないんだ」
SWRTがウェールズに強い理由は何だと思いますか?
「一つには、ウェールズに対していつも以上に自信を持っていることが挙げられる。だからこそ、いつも通りのスタイルに専念することができる。我々は背伸びをしたり、期待をし過ぎたりはしない。他には、チームのドライバーを務めた多くが、英国のトップドライバーだったこと。彼らの母国イベントに対するアドバンテージが生きたのだろう。我々は、常にGBを勝つためのドライバーを選んできたように思う。リチャード・バーンズにコリン・マクレーしかり、今のペターは英国出身ではないが、ここ英国にファンが大勢いるのも確かだ。ピレリもウェールズのコンディションに対して、最大限の努力を払っている。こうした全てのことが、GBに生かされているんだ。チームがこのイベントを知り尽くすように、マシンはグラベルに向いており、ピレリのタイヤもトリッキーでスリッパリーなコンディションで素晴らしいパフォーマンスを見せる」
ウェールズでのSWRTに対する大きな期待に対して、いつも以上のプレッシャーは感じますか?
「実は、プレッシャーは少なくなり始めていると言えるね。外部からの期待は高いが、プレッシャーという意味では、特策は特にないと分かっているから、その分は気が楽だ。ここ5年間は、このイベントを勝つ期待が大きいが、それが負担になったことはない。ウェールズへはチャンピオンシップのために戦いに来ているのであり、勝利を目指すのは当然のことだ。特にプレッシャーがないから勝てるのではないかと思うかもしれないが、それは逆だ。前回と同じ方法をとにかく続けているから、これだけ何度も勝利を続けてきているんだ」
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