ラリー・イタリア・サルジニアはピレリのホームイベントであり、ターマックのサンレモからグラベルへと一新され、新規イベントとしてWRCに迎えられた今年、特色あるステージが設定された。コースの路面や速度はバラエティに富んでいるが、ほとんどはソフトグラベルのステージ。これは、最高のパフォーマンスを得るためのタイヤ選択を慎重に行わなくてはならないことを意味する。ピレリのモータースポーツ・ディレクター、ポール・ヘンベリーから、サルジニアに向けての対策と理想的なタイヤチョイスについて聞いた。
このラリーのコンディションを、どのように表現することができますか?
「ほとんどのステージ路面は、固く締まった地盤の上を、軽いグラベルが覆っている。場所によっては、ほとんど砂のようなグラベルだ。非常に掃かれやすく、チャンピオンシップの中でも、また特徴的な路面だ」
このイベントに向けて、ピレリはどのように備えたのですか?
「イタリアの企業として、我々はサルジニアで行われる国内戦イベントでの経験を豊富に持っているので、この経験を今回のタイヤ選択に生かすことができた。ご想像通り、我々の通常の開発プログラムの一環として、ここの典型的なコンディションでも何度かテストを行ってきている」
こういったコンディションでのタイヤ選択において、重要な点は何ですか?
「主要な項目は3つだ。はじめに、トレッドパターン。路面からルーズグラベルを掃くために効果的なものでなくてはならない。次に、ここは地盤が固いので、グリップの得られるコンパウンドでなくてはならない。いくつかのグラベルイベントでは、トレッド、そして路面の砂利掃きが最も大きな項目だが、ここでは路面を掃き、その下の固い路面からタイヤのグリップを得なくてはならない。3つ目に、装着する距離だ。タイヤ面を摩耗しやすいステージなので、コンパウンドのグリップパフォーマンスと装着抵抗の正しいバランスを導くことが必要だ」
パフォーマンスと耐久性のバランスを得ることについて、サルジニアは他のイベントよりも難しいのですか?
「いいや。我々はギリシャやトルコと似たような結果を得ている。ここで唯一違う点は、我々がこのラリーそのものの経験をそれほど持っていないということだけだ。その分、ミスをする可能性も高くなる。どれだけ準備を万端に行おうと、完璧に予測することはできない。ペターがマシンに乗り込んでステージに行くまでは、確実にすべてを知り得ることはできないのだ」
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