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チームトーク
ラリー・オーストラリア名物、魅惑の「ボールベアリング・ロード」
Letter from SWRT
14 November 2004
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ラリー・オーストラリアで見られる「赤い世界」のステージは、一筋縄ではいかないスリッパリーな性質で名高い。路面のグラベルが掃かれ固い地盤が現れてくれば、WRカーは最高のグリップを得ることができるが、独特のグラベルに覆われたセクションでは、たちまちアウトバックのどことも分からない場所へ放り出されることにもなりかねない。このラリー・オーストラリアの路面について、SUBARUワールドラリーチーム代表、デビッド・ラップワースが詳しく解説する。
「オーストラリア・ラウンドがドライになった時には、ドライバーたちは大量のルーズグラベルと立ち向かわなくてはならない。このグラベルは、英国ウェールズやフィンランドとは全く違い、豆のようなグラベルとでも表現できるような、ボールベアリングのような石が固い地盤の上を覆っている。マシンが通過するたびにグラベル部分が掃かれていくので、後続車になるほど固い地盤が露出され、よりグリップを得ることができる。従って、後方スタートになるほど、タイヤが地盤により密着するためタイムも上がっていく。ドライコンディションでは地盤もより固くドライなので、タイヤの摩耗率も高い。必然として、摩耗しにくい、ハードコンパウンドのタイヤを選ばなくてはならなくなる。
しかしさらに複雑なことに、雨が降るとこの状況が一変する。固い地盤は泥がベースなので、グラベルの下はマディになり、ルーズな石よりもさらにスリッパリーになる。表面のグラベルは先行するマシンがどんどん掃いていき、路面には水が出て、マディでヌタヌタになる。後に続くマシンが、泥やら石やらをかき回していくので、事態はさらに悪化する。従って、後方スタートになると、速度が上がるどころかだんだん低速になっていく。ウェットコンディションでは地盤がマディになるため、タイヤの摩耗率は下がるので、最大限のグリップを得るためによりソフトなコンパウンドのタイヤを選ぶことになるのだ」
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