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イベントがなくても作業は山積み!
SUBARUワールドラリーチームの”繁忙オフシーズン”
Letter from SWRT
10 December 2004

ラリー界の”オフシーズン” は11月中旬から1月中旬。WRCイベントの開催がないために、この時期は休息期間と思われがちだ。チームもこの時ばかりは休みを取り、1年を振り返り、クリスマスの準備をして、新しいシーズンを迎える……それ以外に、何がある?
そこで、SUBARUワールドラリーチームの代表、デビッド・ラップワースに、オフシーズンの過ごし方について聞いた。




1年中、チームは次々にやってくるラリーに休む間もありませんが、この時期に専念するのはモンテカルロだけですよね?
「いいや、そんなに簡単にはいかないんだ。ドライバーとイベントに参加するチームスタッフがラリーからラリーへと各イベントに専念するのはご承知の通りだが、その裏舞台では他に続けられている作業がある。ラリーマシンの設計や開発、テストプログラムを担当する者は、かなり時期を先行して作業を行うので、次のラリーが何かということを気に掛けることはほとんどない。ドライバーなどのようにラリーに専念する者は、1年のこの時期には、2,3イベント分を同時に作業したり、導入を控える新型マシンの集中作業を行う。チームとしては、モンテカルロ、スウェーデン向けのテストを行うほか、来シーズンに入る前に最初のグラベルテストもやっておきたいところだ。そういう意味では、1年で一番忙しい時期と言えるね。のんびりできるなんて、とんでもない!」

この時期は、どのWRCチームもイベントや発表事が多いようですね。
「その通り。1年の中でもこの時期は、チームが非常に重要な面で細かなことを始める時期。例えば、ドライバーとの契約、スポンサーとの交渉、次の1年に向けての予算の確定などだね。また、来シーズンのテストに関しても、すべての詳細やプランを確定して、来シーズンの開発プランを固める時期でもある。クリスマスまでにはすべてを解決しておきたいので、とても忙しい時期だ」

この時期、SUBARUワールドラリーチームが行うのは何のプロジェクトなのですか?
「開発面では、今、我々は新しいマシンについて単独の開発としては最も大規模なプロジェクトを手がけている。このプランはメキシコから導入するもので、すでにテストプランにまで順調に進んでいる。今週は2回目の耐久テストを行い、シーズンが始まる前に数々のパフォーマンス評価を行っているところだ。現行型のマシンに関しては、シーズンの開幕2戦(モンテカルロとスウェディッシュ)に向けて、新開発はすべてかなり控えめになる。これらはいずれも、タイヤと戦略にかなり専念しなくてはならないラリーだからだ。コンディションが多様なので、キロ当たりコンマ秒差までプッシュしなくてはならないようなラリーではない。肝心なのは、事前準備だ。メキシコで新型マシンを投入するまでには、非常に多くの新開発を抱えており長期間の作業になる。来年もさらに前進していくために、2大規模な開発を2、3、投入していく。今はそれが何かは語ることはできないけれどね!

ところで、あなたは休日を取る予定はあるのですか?
「すべてが一段落したら、ご褒美代わりにクリスマス休暇を数日取るつもりだ。楽しみにしているよ!」


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