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SUBARU インプレッサ WRC2005
メイキング・オブ・フォトグラフ
Letter from SWRT
25 February 2005

世界中のラリーファンには知らされることなく、2月中旬の寒く湿った雨の朝、英国バンブリーのSUBARUワールドラリーチームでは新車「SUBARU インプレッサ WRC2005」の積み込み作業が行われていた。チーム本拠地より、30マイル離れた極秘のスタジオへと密かに移動させるためであった。
Copyright © STI 
到着したそのスタジオは、普段は鮮明なファッションフォトを撮影するためだけに使用されている写真スタジオであるため、輸送トラックから降ろされたクルマは、誰にも気付かれることなく、ゆっくりと手押しで搬入された。新型のクルマがそこに運び込まれたのは、2月28日の発表に向けてイメージフォトを製作し、写真を選考するためであった。

スタジオに入るやいなや、インプレッサWRC2005は巨大な白塗りホリゾントドームの中に配置された。すると、クルマ周辺の距離感がたちまち失せてしまう。

フォトグラファーのロブ・ワィアットは、「このホリゾントドームは例えれば卵の殻の中にいるようなものだ。これは全体を覆うように取り巻く白いドームを形成し、エリアを視覚的に実際より広げて見せる効果がある」と説明。

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白いキャンバスに散らばるグレーの部分が丁寧に修正される中、スタジオの巨大なライトに照らし出されたインプレッサWRC2005は、磨き上げられた最高の装いで、その多くの新たな外観的特徴を浮かび上がらせていった。

4つの3000ワットのタングステンライトがクルマに暖かな連続光線を浴びせる中、ロブは、インプレッサ WRC2005のようなラリーカーが、ロードカーと異なる撮影手法をいかに必要としているかを説明する。
「ロードカーの販売カタログに掲載されている写真を見ると、いずれもボディに沿った途切れのない固くシャープな線状の反射光を出すように工夫している。それは大きなリフレクター使用すれば出来ることなのだが、インプレッサWRC2005にはスポンサーのロゴもあり、ボディの新たな特徴的な形状も際立たせたいため、ロードカーのような反射線手法を用いると、かえって見る側に混乱を与えてしまう。今回の場合はより柔らかないくつかのまとまった照明をドームに当て、その反射光をクルマに与えることで、出したくない反射光をライトワックススプレーを使用して鈍らせることができる」


高出力のタングステンライトを使用するのは、長い露出(4秒)が可能となるからである。それによって高いクオリティが得られ、SUBARU独特のWRブルーを見事に際立たせることができる。
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ロブは、「WRブルーは写真にとって素晴らしい色合いなんだ。本当に鮮烈な色彩で、今まで見た多くのどの色よりも写真仕上がりの中で貢献してくれる」と付け加えた。

撮影カットは、フロントビュー、リアビュー、サイドビューに加えて、フロント4分の3、リア4分の3など。クルマは、ひとつのショットを終えると、それぞれのホイールの下に設置されている”ゴージャッキ”に乗ったまま移動し、照明も撮影ごとに調整される。全ての撮影はデジタル撮影で、1日で全ての写真を仕上げることが可能だ。
「我々がデジタル写真を使用し始めたのは5年前で、今や同じ時間で倍の写真を撮影することができるようになった。以前はまずフイルムを現像し、チェックし、クライアントに出す前にスキャンするといった過程が必要だった。でも今では各ショット間でのチェック用ポラロイド写真を待つ必要すらなく、かなり効率的になった」とロブは語った。

SUBARUインプレッサWRC2005は、2005年3月11日〜13日メキシコで開催されるFIA世界ラリー選手権第3戦「ラリー・メキシコ」よりデビューする。


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