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ノルウェーとウェールズ、意外にも深いその絆
Letter from SWRT
19 September 2005
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ペター・ソルベルグとフィル・ミルズの、ノルウェー−英国ウェールズという組み合わせは、ウェールズ・ラリー・GBの本拠地であるカーディフでは、実はそれほど珍しいものではない。カーディフの波止場にそびえるノルウェーの教会は、カーディフでももっとも壮観で目を引くランドマーク。うれしい偶然なのだが、今年はノルウェーが独立して100年目の記念の年であると同時に、カーディフにとっても市政100周年に当たる。SUBARUのトップクルーコンビは、ウェールズ・ラリー・GBのセレモニアルスタートが始まる前に、この教会を訪れた。カーディフにノルウェーの教会があるなんて初耳、というあなたに、その背景をご紹介しよう。
この教会はもともと1869年12月ブート・ウェスト埠頭に建てられ、人々からの崇拝を集めた。ノルウェーの航海布教団が、ノルウェーからウェールズに輸出される石炭を運ぶために厳しい海の旅を経てやってくるノルウェーの船乗りたちのために、故郷のようにやすらげる場所として創立したものだ。しかし、石炭の輸出がカーディフの埠頭で受け入れられなくなった1970年代中盤になると教会は荒廃し、建物は大西洋岸の港へのアクセス路を作るための資材として分解するために、封印となった。ノルウェーの文化財保護団体と支援団体の協力により、この教会への資金が25万ポンド(現在の為替で約5000万円)にまで達し、1987年、現在のハーバー・ドライブに教会を移築することができたのだった。教会は新たに、ノルウェー教会アート&クラフトセンターと命名され、現在、カーディフの埠頭の外れに佇んでいる。地元や観光客など毎年18万人がここを訪れる。ギリシャのスーパーSSを観戦したスペクテイター数の、実に3倍近くの数字だ!
ロアルド・ダールは、父親がノルウェーからカーディフに移民した後、1916年にこの教会で洗礼を受けた。ダールの著書「少年」は、この教会で過ごした少年時代を元に書かれたもので、ダールにとってこの教会はかけがえのない存在だった。事実、ダールは、ノルウェー教会保護団体の初代会長となり、1990年に亡くなるまでその任を務めた。
ラリーの度にカーディフを訪れるペター・ソルベルグも、今回訪問したこの教会に感激。「カーディフの真ん中でノルウェーの伝統に出会えるなんて、なんだか不思議な気分だ。ここは湾を見渡せる美しい場所で、とても安らげる。フィルと僕のウェールズ−ノルウェー関係が、カーディフにも根付いていたなんて、とてもうれしいよ。僕たちはこれまで、共にうまく仕事をやってきたし、僕たち以外にもウェールズとノルウェーが良好な関係を築いていたのは、素晴らしいことだね」
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