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新井敏弘が凱旋記者会見
General News
2005.11.16

Copyright © STI 

ラリー・オーストラリアで念願のPCWRCワールドチャンピオンを決めた新井敏弘が帰国し、11月16日に東京・新宿の富士重工業本社をSTI社長・桂田勝とともに訪問。ワールドチャンピオン獲得を報告し、あわせて報道陣向けの凱旋帰国記者会見に臨んだ。

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約80名ほど集まった報道陣を前に、まずは新井自身がタイトル獲得を報告した。「ここ2年間、ずっとシリーズ2位でしたから、今年はやっと念願が叶いました。みなさんの暖かいご支援と富士重工業が良いクルマを作ってくれたおかげで勝つことができました。今年のマシンは戦闘能力が高く、最終戦も危なげなく勝つことができました。ライバルの(マルコス・)リガルトとナッサー(・アルアティヤー)は、本当に手ごわいドライバーで、特にナッサーは本物のアスリートとして厳しい相手でした。その中で、チームが良いクルマに仕上げてくれたのでミスなくシーズンを戦えたのだと思います。まだ帰ってきたばかりで、チャンピオンになった実感はありませんが徐々にその感覚が芽生えてくるのかな、と思っています」

また、報道陣の質問に対し、新井は次のように応えた。


今年、一番思い出深い戦いは?
トルコ戦ですね。最終SSで3位から逆転優勝したことが一番思い出深いです。クルマがspec Cとなり車重が軽くなったことと、ボールベアリングターボのおかげでレスポンスが向上し、回頭性・機敏性が上がったので、テクニカルなステージなら負けないマシンになりました。

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どの時点で優勝を意識しましたか?
もちろん最後にゴールをするまでは気が抜けませんでした。でも、オーストラリアのレグ1を終えた時点で、リガトとナッサーの順位を見て大丈夫かな、とは思いました。

世界で戦う厳しさは?
クルマの信頼性が重要ですね。ラリーではひとつのミスやエラーが大きな痛手になります。一昨年は3回勝って2位でした。ですが、優勝したクルーは1回も勝たずにチャンピオンを取りました。ポイントを落としたらダメなので、リタイヤしないことが大事だと、年間を通じた戦い方を学びました。

一番プレッシャーを感じたイベントは?
もう少しかかるかと思っていたんですが、オーストラリアでは意外とプレッシャーはかからなかったですね。やっぱりラリー・ジャパンが一番大きなプレッシャーでした。母国だから勝たなきゃ、という葛藤がありました。ラリーは抑えて走れば完走できるという競技ではありません。完走が本当に難しいのです。路面状況は刻々と変化するし、不可抗力のようなリスクが多いですからね。

チャンピオン獲得したあとのご家族はどんな反応でしたか?
みんな本当によろこんでくれています。最終ステージをゴールしたとき、無線で息子と娘が「おめでとう」って言ってくれました。本当に喜んでいました。普段留守にしているので、彼らのこの言葉が一番うれしかったです。

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左:STI代表取締役社長 桂田 勝
中央:新井敏弘
右:富士重工業(株)
代表取締役 兼 専務執行役員
土屋孝夫
来年用の新型グループNマシンはどのようなクルマですか?
空力と冷却が良くなっています。高速ステージでその良さが出ると思います。一番注目しているのはセンターデフの制御で、さらに走りがよくなると期待しています。

海外ラリー挑戦8年間の財産とはなんですか?
運転技術よりも欧米人と対等に戦えるようになったことが一番の財産です。昔は、「なんだ日本人か」、と見られていました。今はだれとやっても負ける気がしない。一番大きな自信になりました。

10年以上の長期間にわたってSUBARUとつきあってきた理由は?
富士重工業は大きい会社ではないので、家族ぐるみのような暖かい交流があります。グループNは量産車ですので、小さいことでも要望を出すと、すぐに対応してくれるのが大きな強みです。そして、クルマ好きな人たちが量産車そのものを作っているので、自分の言葉をすぐに理解してもらえる。そこが魅力ですね。


■新井敏弘が、日本人初のFIAワールドチャンピオンを獲得
PCWRC最終戦オーストラリアを優勝で締めくくり、今季4勝を達成

■新井敏弘プロフィール
新井敏弘の主なラリー・キャリアはこちらをご参照ください。



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