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新井敏弘、2005年PCWRCワールドチャンピオンに正式認定
FIA表彰式(モナコ)

General News
2005.12.10

Copyright © STI 
2005年のFIA表彰式が、12月9日夜、モナコ公国の「モナコ・スポーツ・クラブ」で開催され、日本人初の四輪世界王者となった新井敏弘(PCWRCワールドチャンピオン)は、F-1、WRC、各地域選手権ウィナー、各国モータースポーツ関係者約1,000人とともに出席した。FIA会長のマックス・モズレーを頂点とするこのFIA主催セレモニーで、新井は本年のPCWRCワールドチャンピオンに正式認定。今日から一年間、ディフェンディング・チャンピオンの立場となる。

全ての出席者が盛装で訪れる同表彰式に、新井敏弘は日本の伝統衣装「紋付袴」で登場。地元モナコ公国出身で同様に伝統衣装を着たWRCチャンピオン・コ・ドライバーのダニエル・エレナと新井以外は、ほとんどがタキシードであった。このため、F1のフェルナンド・アロンソ(スペイン)、WRCのセバスチャン・ローブ(フランス)、同コ・ドライバーのエレナ、ジュニアWRCのダニエル・ソルド(スペイン)ら本年のワールドチャンピオンと肩を並べた新井には、ことのほか注目が集まった。

表彰式に先立ち、投宿先の「オテル・ド・パリ」で紋付袴姿となった新井は、STI社長の桂田勝とともにSWRTのペター・ソルベルグの自宅マンションに招かれた。ソルベルグ夫妻、コ・ドライバーのフィル・ミルズ夫妻と合流した新井と桂田社長は、この一年の労を互いにねぎらい合い、来シーズンのさらなる躍進を期して乾杯。そろって表彰式に出かけて行った。

表彰式を終え、「FIA紋章」と「プロダクションカー世界ラリー選手権2005 ウィナー」と書かれた盾を手にした新井は、「世界の一流トップドライバーが勢揃いした表彰式に出て、はじめてワールドチャンピオンの実感が湧いてきました。一流シェフが作ったフルコースディナーのあと、一年間をフラッシュバックする各カテゴリーの映像が流れて、それぞれ表彰されて行きます。ワールドチャンピオンは、僕の後にはローブ、エレナ、そしてアロンソの3人しかいなかったので、受賞の重みを感じましたね。最後の記念撮影でも最前列に立ちました。日本の伝統衣装で出席したので、改めて日本人代表だという気持ちになりました。皆さん、応援をありがとうございました。来年も是非この席に出させてもらいたいものです」と語った。


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新井
恩師ロジャー・フリーマンの墓前に報告

新井はモナコ入りする前に英国マンチェスターに寄り、亡き恩師ロジャー・フリーマン(1998年から3年間新井のコ・ドライバーを務めた英国人)の墓前にチャンピオン獲得を報告した。

新井敏弘のコメント
「ロジャーさんは、僕が1998年に初めて英国に来た時から先生役であり、先輩であり、時には兄貴のような存在でした。言葉はもちろん、英国での過ごし方、ペースノートの作り方からチームとの接し方、ドライバーとコ・ドライバーの関係など何から何まで教わりました。プライベートでも家族ぐるみのおつきあいをさせていただき、本当に世話になりました。ロジャーさんは2003年のSCCAラリーであった事故のために亡くなりましたが、今回のチャンピオン獲得を真っ先に知らせたいと思いお墓のあるマンチェスターに来ました。昨年来た時はまだ墓石もなく、ベンチがポツンと置いてあるところが目印でした。
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そのベンチには、ロジャーはまだここに座るつもりはない。と書いてありました。アリス(ロジャーさんの奥さん)がまだ亡くなった実感がないことを表現したものだったのです。しかし、今回は立派な墓石が立っていました。そしてそこには、Roger Freemanの名前とともにSUBARUマークの星二つが描かれていました。また、墓石の下には、羊として長い人生を過ごすよりも、虎としてたった一日を過ごす方が良い、と諺のようなものが書いてありました。僕は手を合わせて、ありがとう、ロジャーさん、と伝えて、僕のチームのTシャツを墓石にかけてきました」


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