「インプレッサWRC2008」、デビュー戦は総合2位入賞
2008世界ラリー選手権第7戦アクロポリス・ラリー(ギリシャ)
無風の晴天となった最終日は、激しく土煙が舞い上がる状況となった。先行車両のダストによって視界が遮られ思うように攻められないソルベルグは、首位奪取こそ叶わなかったものの3位以下の後続の追走を振り切り2位でフィニッシュ。新型インプレッサWRC2008のデビュー戦を総合2位表彰台で終えた。一方、トラブルを解決し最終日に再出走したアトキンソンは、この日最初のステージでベストタイムを記録。新型インプレッサWRC2008の速さを印象づけた。しかし、その後サスペンションをヒットしてダメージを受け、リタイヤとなった。

表彰台に立ったペター・ソルベルグは、「新しいクルマは本当に素晴らしい。まだまだ改良すべきところはあるが、ポテンシャルは間違いない。また、慎重にリスクを避けて走ったが、全くノートラブルだったことが誇らしい。長く待ちに待った所に戻って来た気分だ。メカニックやチームのスタッフ、家族全ての人々に感謝したい」と語った。また、表彰式の後、SUBARUワールドラリーチームは、WRCシリーズの冠スポンサーであるアブダビ観光局から「スピリッツ・オブ・ザ・ラリー賞」(印象的な活躍を見せたチームやドライバーが対象)を受賞した。


順位 No ドライバー マシン 総合タイム 1位との差
1. 1 セバスチャン・ローブ シトロエンC4 3:54:54.7 0.0
2. 5 ペター・ソルベルグ SUBARUインプレッサWRC 2008 3:56:04.2 +1:09.5
3. 3 ミッコ・ヒルボネン フォード・フォーカスRS WRC 07 3:56:50.8 +1:56.1
4. 15 ウルモ・アーバ シトロエンC4 3:59:14.4 +4:19.7
5. 2 ダニエル・ソルド シトロエンC4 3:59:44.1 +4:49.4
6. 16 マシュー・ウィルソン フォード・フォーカスRS WRC 07 4:01:06.0 +6:11.3
7. 4 ヤリマティ・ラトバラ フォード・フォーカスRS WRC 07 4:01:42.2 +6:47.5
8. 8 ヘニング・ソルベルグ フォード・フォーカスRS WRC 07 4:04:08.7 9:14.0
世界ラリー選手権(WRC)に出場しているSUBARUワールドラリーチーム(SWRT)は、このほどギリシャのアテネ周辺で行われた第7戦「アクロポリスラリー」に新型ワールドラリーカーの「SUBARUインプレッサWRC2008」を投入し、総競技距離339.93kmにおよぶ3日間の走行を終えて1台が総合2位に入賞した。

アクロポリスラリーは、気温が40度近くにもなる酷暑に加え、激しい土煙と大きな岩がむき出しとなった悪路が続く非常に難易度の高いラリー。今年も多くのトップドライバーがマシンにトラブルを抱えたり、コースアウトしてタイムロスする中、SUBARUの新車を駆るペター・ソルベルグはノートラブルで全行程を走破した。

今回がデビュー戦となる「インプレッサWRC2008」は、28日に現地で行われた記者発表会で初めて公開され、翌29日にはシェイクダウン(試走)走行を終了。大きなトラブルもなく、30日からの競技走行に出走した。ソルベルグと、ともに新型ワールドラリーカーで出場したチームメイトのクリス・アトキンソンは、新車の特性に慣れるために初日を慎重に走行。それぞれ総合3位、8位で終了した。

続く2日目はさらにラフ路が続いたが、ソルベルグ車はドライビングミスやアクシデントを避けながらもペースを上げ、総合2位に順位を上げた。また、タイムも首位と28秒差に迫った。 一方のアトキンソン車は、電気系統に新車ならではのマイナートラブルが発生し、ロードセクションにストップ。この日の競技続行を断念した。

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