
全日本ラリー選手権第2戦は、宮崎県北部の美郷町周辺で、5月8~9日にかけて開催された。開幕戦のターマック(舗装路)から路面は一変し、グラベル(未舗装路)イベントとなった。ラリーは序盤に2.38kmのショートステージがあるものの、残りのステージはほぼ10kmを超すロングステージで構成されていた。朝9時にサービスを後にしたラリー車は、まずショートステージからアタック開始。ここで最速を記録したのは、勝田範彦がドライブするインプレッサ。「昨年はリタイアしてしまいしたが、タイムは出ていたので、その時のデータを参考にして足まわりやデフのセッティングをしてきました」と勝田。SS2、3でも連続ベストタイムをマークしてリードを広げる。
今回のラリーでは晴れ渡った晴天に気温の上昇も加わって路面が乾き、ラリーが進むほど前走車の巻き上げる土埃が後続車を悩ませることとなった。再走ステージのSS4では荒れた路面と埃の影響もあって勝田はやや抑えて通過し、ここではランサーの奴田原文雄がベストをマークして一気に首位に躍り出た。しかし、勝田もサービスを挟んだ今ラリー最長14.56kmのSS5で渾身のベストタイムで奴田原を再逆転。SS7でも最速タイムをマークした勝田は2番手奴田原に9.1秒の差をつけてデイ1をトップで折り返した。
先頭ランナーとしてデイ2をスタートした勝田はSS8で快走し、奴田原に対して7.1秒のアドバンテージを加えた。しかし、勝田車にはステージ走行中から異音が発生。ゴール後、右フロントサスペンションのトラブルと判明した。残されたステージは2本。足まわりに負担をかけないように慎重に走行した勝田は、トラブルを乗り越えて開幕2連勝を飾った。同時に、シリーズポイントでも2位以下に大きなリードをつけることとなった。