2010年5月25日

新井敏弘、APRCラリー北海道で総合優勝

アジアパシフィックラリー選手権第2戦

アジアパシフィックラリー選手権(APRC)第2戦ラリー北海道(全日本ラリー選手権第3戦と同時開催)が5月21~23日の日程でサービスパークが設置された帯広郊外の北愛国交流広場を起点に開催された。今シーズンから本格的にAPRCへのチャレンジを開始したプロトンがサトゥリア・ネオS2000に、田口勝彦を擁するチームMRFタイヤ、クスコワールドラリーチームといったAPRCのレギュラーチームはもちろんのこと、今シーズンのAPRCアジアカップを狙うマレーシアのMRUモータースポーツもGDB型インプレッサWRX STIをサービスパークに並べた。また、プロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)をメインに戦う新井敏弘もインプレッサWRX STIを持ち込んだ。

ラリーは例年に比べて約1か月半早く開催されたために、標高の高い所にあるステージの脇にはほんの少しだが一部雪が残り、また雪解け水の影響でレッキをこなしたドライバーたちは路面状況のルーズさを口にするなどナーバスな表情を見せていたが、ラリーが始まると新井がトップドライバーの貫禄を見せた。金曜の晩に行われたセレモニアルスタート直後のSS1から本格的なラリーのスタートとなった土曜日のデイ1中盤まで、8連続ベストタイムを出して一気に後続を引き離した。デイ1終了時点では2位のG.ジルに対して1分20秒もの大差をつけていた。サービスでは「P-WRCでは不運続きだから、勝ち癖をつけないと」と笑顔をみせた新井。デイ2では先頭ランナーの役を担わされた新井だったが、それでもデイ2の全7SSを制するなど格の違いを見せ、勝利を手にしている。また、ラリー北海道初出場のMRUモータースポーツのM・R・ウダヤはラリー序盤にリタイアした。

なお、今回のラリー北海道では、2009年全日本ラリー選手権JN1.5クラスチャンピオンの大井こずゑがインプレッサ WRX STIのゼロカー・ドライバーをつとめ、大会運営に貢献した。