2010年6月14日

インプレッサの勝田範彦が逆転で全日本ラリー今季3勝目

2010年JAF全日本ラリー選手権第4戦 久万高原ラリー

全日本ラリー選手権第4戦「久万高原ラリー」は、愛媛県久万高原町の美川スキー場を拠点として開催された。標高1000mを優に超す山々を舞台にアップダウンの激しい山岳路が特徴だが、国内のターマックラリーでは最長となる24.38kmのステージを含むなど、ドライバーだけでなくマシンにもタフなイベントとなった。

土曜日夕方にセレモニアルスタートを行い、そのままショートステージ2本を2度走行してデイ1を終了。翌日曜日は、SS2の逆走に24.38kmの美川リバース、14.16kmの大川嶺と3SSを2ループしてフィニッシュするルートで、ステージのトータル距離は合計100kmを超えた。
シリーズリーダーの勝田範彦はSS1、2、4をランサーの奴田原文雄に続くセカンドベストで走り切り、デイ1は5秒差で2番手につけていた。「勝負はデイ2だと考えていましたから、5秒くらいの差は気になりませんでした」と勝田は腕を撫す。

デイ2を前に深夜から降り出した雨は徐々に激しくなり、ステージを濡らしていた。この日最初のステージは奴田原のトップタイムで始まったが、次のSS6は24kmオーバーの今ラリーの勝負どころ。ここから勝田がスパートを見せる。奴田原を抑えてベストタイムで駆け抜けると、続くアップダウンの激しいSS7では奴田原を一気に引き離し、ここでラリーリーダーの座を奪い取った。「雨の状態が変わりやすかったので、SS前にセンターデフのロック率を調整しながらアタック出来たのが良かったと思います」とDCCSのメリットが雨のステージで生きたと話す勝田。結局、2ループ目でも勝田の走りは冴え、SS8からも3連続ベストタイムを叩き出して、終わってみれば2位奴田原に24.8秒の大差をつけて今季3勝目を飾ることとなった。