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プロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)第4戦インフォメーション
SPRTの新井敏弘、圧倒的強さでPCWRC3連勝を達成。
新型インプレッサが、サバイバルラリーで1〜3位を独占
Leg3
Event News
22 Jun. 2003
キプロスラリー最終日は、快晴のもとで行われた。前日までの2日間で2位に2分以上のアドバンテージをつけていたスバルプロダクションラリーチーム(SPRT)の新井敏弘は、この日も快調にペースを守って走行。SS1でPCWRCのトップに立って以来、一度もトップの座を明け渡すことなく3日目のフィニッシュを迎えた。
新井敏弘は、ニュージーランド、アルゼンチンに次ぐ3連勝を決め、新型インプレッサWRX STi・グループNの強さをまたしても証明して見せた。また、2位、3位にはデイビッド・サットン・カーズから新型インプレッサでエントリーしていたマーチン・ロウ(英国)、スティグ・ブロンキスト(スウェーデン)がそれぞれ2位、3位となり、インプレッサが上位3位までを独占。PCWRC参加車21台中、実に15台がリタイヤする過酷なサバイバルラリーとなった本年のキプロスラリーで、インプレッサの高い耐久性と悪路走破性が改めて世界の注目を集めることとなった。
この日は朝から気温が高く、温度計は9時過ぎには早くも30℃を指していた。2日目の最終サービスでルーティンクワークを終えていた新井のインプレッサは、朝のサービスでサスペンションのセッティングを変更する。前日は、クルマの消耗を抑えるため、車高を高めに設定していたが、最終日のレグ3は乗りやすさを優先したセットアップを選んだ。しかし、ハードなプッシュを避け、この日最初のSS13(19.00km)はマルコス・リガト(三菱ランサー)に続く2番手であった。このステージでこの日7台しかスタートしなかったPCWRCカーのうち、クリーグ(三菱ランサー)が脱落。残りは6台で争われることとなった。
SS14、SS15は新井が連続してステージトップタイムをマーク。ここでは、レグ1で大幅タイムロスした以降、好調を続けていたリガトもスローダウン。新井を先頭に、マーチン・ロウ、スティグ・ブロンキス
トと、3台の新型インプレッサがリーダーボードの不動フォーメーションを作った。
サービスパークに戻った新井は、「今日のステージは路面も比較的クリーン。ステアリングの重さは相変わらずですが、なんとかコントロールしています。今日は、さほどペースを落としていません。まだまだ集中していないとクルマを壊しそうなので、気は張ってますよ」とコメント。
今年57歳のスティグ・ブロンキスト(スウェーデン)も、サバイバーの中で順調を保っている。「昔のラリーとどう違うかって?クルマが全然違うので簡単に比較はできないが、やはり距離が長いステージは難しい。それは変わらないよ」とブロンキスト。年齢を感じさせないファイトマンだ。
残り3ステージ、合計42kmをクリアするため、新井はサービスパークを後にした。この3ステージは、午前の3ステージの再走である。SS16は、新井がPCWRCトップタイム。続く、SS17も新井が連続ステージトップを獲得した。そして、最終のSS18、9.49kmのラフロードは、ステージ中ごろから土砂降りの雨となったが、新井は難なくPCWRCトップでクリア。新井、マーチン・ロウ、スティグ・ブロンキストの新型インプレッサ軍団は、3台続いてゴール。リマソルのリゾート海岸ロードに設けられた特設会場では、PCWRCポディウムをこのスバル勢が独占することとなった。
■新井敏弘のコメント
「一日目にパンクしたときは難しいかなと思いましたが、何とか勝ててよかったです。インプレッサはリヤサスペンションのストローク量が多いので、キプロスのようなラフな路面で十分に性能を発揮できたのだと思います。ポイントが満点取れたので、チャンピオンシップを戦う上ではだいぶ楽になりました。でも、今回はとっても疲れました。」
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