| 1. 一般 | |||||||||||||||||||
| FIAは FIAプロダクションカー世界ラリー選手権ドライバー部門 (以下選手権)を組織する。選手権はこの選手権の対象となるラリーに、係数補正後の気筒容積が2000ccを超えるグループNで公認された車両またはスーパー2000車両で参加するドライバーのみを対象とする。この選手権は以下の選手権特有の条項を除き、すべてFIA世界ラリー選手権競技規則に従って運営される。 | |||||||||||||||||||
| 2. 選手権の競技大会 | |||||||||||||||||||
| 選手権の大会数は8つとする。選手権に参加するための申請書は、FIAに参加する選手権前年の12月15日までに提出しなければならない。その日以降に受け取られた申請書はFIAの裁量にて受け入れられ、参加の可能性について承認を得なければならない。申請の際に、エントラントは自分が参加する選手権のラリー大会を6つ指定しなければならない。 | |||||||||||||||||||
| 3. 参加の条件 | |||||||||||||||||||
| 3.1 | 選手権への登録は以下の何れかで行われること: −ドライバー名にて −チーム名にて −ASN指定のチーム名にて |
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| 3.2 | 選手権の得点獲得はドライバー名にて行われること。 | ||||||||||||||||||
| 3.3 | 個々のラリー大会へのエントリーは、ドライバー名あるいは選手権登録に使用されたライセンスに記載のエントラント名にて行わなければならない。 | ||||||||||||||||||
| 3.4 | 不可抗力の場合を除き、選手権の指定したラリーの大会にひとつでも参加しない登録済みドライバー、チーム、またはASN指名チームはすべて、選手権の順位認定より自動的に除外され、FIAに報告された後にFIAにより罰則が課される。選手権の順位認定がなされているドライバーにその得点が再配分されることはない。 不可抗力と認められるには、エントラントは故意の不参加となった理由を書面にてオーガナイザーに通知しなければならない。証拠としてすべての必要書類はラリーのスタート前にオーガナイザーに提出されなければならず、それらは大会審査委員会に諮られる。 競技参加者が医療上の理由で不可抗力であると主張する場合、以下の書類をできる限り早くFIAに提出すること:
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| 3.5 | FIAにより受け入れ可能な最大エントリー数は28。エントリー締め切りまでに28を超えるエントリーがあった場合、ドライバー名で受け取られたエントリー申請が優先される。ドライバー名にて受け取られたエントリー申請が28を超えた場合、選手権の大会を主催する国のASNに当該国のドライバーを2名まで指名する優先権が与えられる。エントリー締め切りまでに受けたエントリーが10に満たなかった場合、FIAは選手権を中止する権利を有する。 | ||||||||||||||||||
| 3.6 | 選手権へのエントリーとは、競技参加者が選手権への登録した際に指定した選手権の個々の大会にエントリーすることと見なされる。個々のエントリー手続きが遵守されなければならない。このように、条項3.4に規定される不可抗力の場合を除き、登録のドライバーはその参加に関わらず、エントリーフィーを各選手権オーガナイザーに支払わなければならない。 選手権にエントリーしたチームあるいはASN指定のチームは、選手権の各戦のエントリー締切日までにそのラリーのドライバーを指名しなければならない。そのようにして指名されたドライバーは、選手権のすべての規則を遵守しなければならない。 チームあるいはASN指定のチームは、選手権の最初の参加大会にて、すべての選手権ラリーへのエントリーフィーを支払わなければならない。 |
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| 3.7 | 選手権ラリーの各オーガナイザーは、選手権にエントリーしていない(管轄のASNより発行されたライセンスを所持する)2名のドライバーを、そのASNのテリトリーにて組織される選手権ラリーに参加させるため、指名することができる。このようにして指名された2名のドライバーは「ゲスト・ドライバー」として呼称され、ゼッケン59番と60番を付け、選手権の規定を遵守しなければならない。 | ||||||||||||||||||
| 4. 順位認定の条件 | |||||||||||||||||||
| 4.1 | 選手権の各ラリー大会について、総合順位に基づきそれとは別の登録ドライバーの順位が作成され、以下の配点基準に従って登録ドライバーに得点が与えられる:
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| 4.2 | 指定したラリー6大会で得た競技結果を考慮した上で、最高合計得点を得たドライバーは、FIAプロダクションカー世界ラリーチャンピオンドライバーと認定される。1名のドライバーが複数の登録エントラントによってエントリーされていることにより、そのドライバーの参加ラリーが6大会を超えることになる場合、当該ドライバーの競技結果は、参加した最初の6大会を考慮して算出される。 | ||||||||||||||||||
| 5. 燃料 | |||||||||||||||||||
| 選手権に登録したドライバーが使用する燃料は、FIA燃料でなければならない。 | |||||||||||||||||||
| 6. 優先権およびスタート順 | |||||||||||||||||||
| 6.1 | 選手権に登録したドライバーは、第3優先権を与えられ、FIAの承認を条件として、第2優先最終ドライバーに続いてスタートする。 | ||||||||||||||||||
| 6.2 | 選手権の最初の競技大会のスタート順はFIAによって決められた番号順とする。選手権の2番目の競技大会からは、スタート順は選手権の暫定順位に従う。 | ||||||||||||||||||
| 7. サービス | |||||||||||||||||||
| 7.1 | 競技参加者に配分されるスペースは1参加者につき最大で合計10×10mとする。 | ||||||||||||||||||
| 7.2 | 同一車両の作業に同時に関わることのできるメカニックの数は最大5名である。この規定に違反があった場合は、ラリー大会役員により大会審査委員会に通知され、最大で失格の罰則が課される場合がある。 | ||||||||||||||||||
| 7.3 | 各エントラントには、所属の車両専用の5着のタバード(あるいはその他の識別用着衣)が配給される。当該エントラント車両(あるいはサービス時間の間に車両から取り外されたすべての構成部品)に作業する資格を有するためには、メカニックはその5着のタバードのうちの1着を着用しなければならない。 | ||||||||||||||||||
| 7.4 | エントラントの車両のデータ交換は、ワイヤー接続あるいはメモリーカードによるもの以外すべて禁止される。車両のデータ交換は車両への作業と見なされ、かかる交換作業に携わるメカニックにはタバードの着用が義務付けられる。サービス時間の間にメカニックの間でタバードを交換することができる。タバードを着用しているメカニックは、誰から渡された車両構成部品であっても、それがタバードを着用していない者からのもでも、受け取って取り付けることができる。 | ||||||||||||||||||
| 8. タイヤ | |||||||||||||||||||
| 各ラリー大会について、各車両に使用できるタイヤの最大本数は、すべてのスペアホイール本数を含め、オーガナイザーと共にFIAが決定する。この数は当該ラリースタートの4週間前までに関係のチームに対し、規定の中で、あるいはブルテンで通知される。これに従わなかった競技参加者はラリー大会役員により大会審査委員会に報告され、最大で失格に至るまでの罰則が科される場合がある。各車両について、スペアホイールの最大数は2本とする。 | |||||||||||||||||||
| 9. 競技番号 | |||||||||||||||||||
| FIAは、選手権シーズンの間各競技参加者に31番から60番までの恒久的競技番号を割り当てる。 | |||||||||||||||||||
| 10. シェイクダウンおよびテスト | |||||||||||||||||||
| 選手権にエントリーしたドライバーのシェイクダウンは、ラリー大会プログラムに欠くことのできない部分である。選手権ラリーにエントリーしたドライバーは、選手権ラリー開催国にてラリー大会の3週間前の間にテストを実施することは禁止される。但し以下の場合を除く: −そのテストがラリー大会の公式プログラムの一部である場合、および/あるいは −そのテストが書面にてFIAの承認を得ており、当該ラリー参加のすべてのドライバーの参加が可能である場合。 |
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| 11. 車載カメラ | |||||||||||||||||||
| 商業権保持者から許可を得ない限り、車両には車載カメラを搭載してはならない。要請があった場合は、競技参加者は商業権保持者によって取り付けられる車載カメラまたはその他の記録用装置を搭載すること。 | |||||||||||||||||||
| 12. 選手権カレンダー | |||||||||||||||||||
| エントリー登録数が最も少ない選手権ラリーは、次の選手権シーズンのカレンダーより除外される場合がある。 | |||||||||||||||||||
| 13. 性能の均衡 | |||||||||||||||||||
| グループN車両とS2000車両との性能の均衡を最大限にとるため、WRC委員会あるいはその派遣代表者は、各競技参加者の重量、リストリクターサイズ、エンジン最大回転数、および/あるいはタイヤ最大幅を選手権の間いつでも調整する権利を有する。 | |||||||||||||||||||