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Cyprus Rally
           20 to 22 Jun. 2003
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世界ラリー選手権
FIA世界ラリー選手権第7戦キプロスラリー レグ1
Leg 1
Event Bulletin
2003.06.21

セレモニアルスタートから一夜明けた6月20日(金)8:00(現地時間)に、51台のマシンがリマソルのパルクフェルメを出た。

ステージ
レグ1のスペシャルステージ(SS)は4カ所で、サービスを挟んで2つのステージのリピート。今イベント1カ所のサービスパーク、リマソルの北に位置するトロードス山脈を走る。SSの総走行距離は99.84km。

天候
ステージコンディションはドライ。SS4スタート前に山間でにわか雨が降ったが、おおむね晴れ。朝の気温は摂氏21度で、午後には35度まで上昇した。

レグ1の555スバル・ワールドラリーチーム
555スバル・ワールドラリーチームドライバー、ペター・ソルベルグは、アクロポリスラリーに続き計算しつくしたパフォーマンスを披露し、レグ1終了時点で総合3位につけた。総合トップのM.グロンホルムとはわずか10.3秒差だ。一方、前半総合3位につけていたトミ・マキネンは、最終ステージのSS4で岩をヒットして、パワーステアリングを失ったまま残りのステージを走行し、約10分のタイムロス。これでレグ1終了時点の総合順位は19位となった。

■ステージレポート

SS1:Platres - Kato Amiantos 1:08:48スタート:走行距離11.60km
ステージ開始前のサービスはなく、参加車はパルクフェルメを出て直接リマソルの北40kmにあるステージへ向かった。このラフなステージでは、予想通りスタート順が後のほうが有利となった。プジョー勢は、スタート順トップのR.バーンズと3番目のM.グロンホルムがルーズなグラベルに苦しみ、それぞれ11番手、9番手タイムに留まった。一方、11番目に走行したH.ロバンペラはステージトップタイムをマーク。それに続き、スバルのP.ソルベルグが2番手タイム、シュコダのD.オリオールが3番手タイムを出した。16番目にスタートしたフォードの若手ドライバー、M.ヒルボネンは6番手タイムでフィニッシュした。今回初めてキプロスのステージを走るシトロエンのS.ローブは、19番手タイム。
ステージトップタイム:ハリ・ロバンペラ(プジョー)9:27.1

SS2:Lagoudera - Spilia 1:09:41スタート:走行距離38.32km
SS2は大きな石が多い荒れたステージで今イベント最長の38.32km。H.ロバンペラが連続ステージトップをマークし後続との差を広げた。続いてスバルのT.マキネンが2番手タイムでフィニッシュした。そして3番手タイムをマークしたのはターマックを得意とするG.パニッツィ。今回ボシアンレーシングからプジョー206で出場しているが、このステージでグラベルにも強いことを証明し、総合2位につけた。トップスタートのR.バーンズは、左フロントタイヤのパンクで40秒以上ロスし、9番手タイムで総合10位。フォードのF.デュバルも、マニュアルでのギアチェンジを余儀なくされた。また、シュコダのT.ガルデマイスターも、センターデフのプレッシャーがダウンし1分以上失った。ステージ終了後、レグ1最初のサービスに入るため参加者はリマソルへ向かった。ヒュンダイのJ. デイルは、サービスに戻る途中のロードセクションでオーバーヒートによりリタイアとなった。
ステージトップタイム:ハリ・ロバンペラ(プジョー)35:18.4

SS2後のサービス
トミ・マキネン談
「良いスタートが切れた。この時点で総合3位とは良い位置だ。ペースを判断するのは難しいが、できるだけプッシュしている。ただし、あまり無理をし過ぎると無事に最後まで走りきれないかもしれないから、そこは注意している」

ペター・ソルベルグ談
「すごく満足している。SS1とSS2はすべてがうまくいったし、マシンの感触も良い。SS2はタフなステージだった。過激なドライビングにならないようにリラックスして、ステージを通して平均的にエネルギーを使うようにした。タイヤをもたせることにも注意し、これがうまくいった。これはSS1とは明らかに違う走り方だね」

SS3: Platres - Kato Amiantos 2 :14:39スタート:走行距離11.60km
H.ロバンペラがこのステージでもトップタイムをマークし、総合2位との差を16.2秒に広げた。ステージ2番手タイムはM.グロンホルム、3番手タイムはまたしても見事な走りを見せたG.パニッツィがマークした。SS1の再走であるこのステージでは路面のグラベルがはけて、1回目に比べ平均速度がわずかに上がった。因みにステージトップタイムを出したH.ロバンペラの平均時速は75.6km。また、トップから6番手タイムまでの差はわずか4秒以下という接戦のステージでもあった。4番手タイムはフォードのM.マーチン、5番手タイムはシトロエンのC.マクレー、そして6番手タイムはスバルのP.ソルベルグで、チームメイトのT.マキネンと総合4位タイとなった。次のSS4では雨が降っているという情報があり、ウェットタイヤで走行したシュコダのD.オリオールは13番手タイムと振るわなかった。
ステージトップタイム:ハリ・ロバンペラ(プジョー)9:12.4

SS4: Lagoudera - Spilia 2:15:32スタート:走行距離38.32km
M.グロンホルムが、これまでステージトップを独占していたH.ロバンペラを28.4秒の差で破り、トップタイムをマークした。これで、M.グロンホルムはここで総合トップとなる。2番手タイムはS.ローブがマークした。スバルのP.ソルベルグはこのステージでも3番手という見事なタイムで総合3位に浮上した。一方T.マキネンは7km地点で岩をヒットし右フロントホイールを破損、ステージ途中で交換。またヒットした衝撃でパワーステアリングを失い、残り約30kmのツイスティなステージをそのまま走行して9分半以上の大きなロスとなった。これで、T.マキネンはトップ10から脱落した。同じく上位にいたM.マーチンも、8km地点から油圧が下がり、ギアチェンジをマニュアルに切り替えて残りのステージを走りきった。また、R.バーンズもギアボックスのトラブルでSS2と同様40秒を失った。
ステージトップタイム:マーカス・グロンホルム(プジョー)34:30.3

■チームコメント

555スバル・ワールドラリーチーム代表
デイビッド・ラップワース

「今日のペター(P.ソルベルグ)はすばらしかった。スタート前に本人が言っていた通りに走ってくれたし、明日に向けて絶好の位置につけている。明日は長く厳しい戦いになるだろうが、ペターはマーカス(M.グロンホルム)に挑戦する決意は強い。トミ(T.マキネン)に関しては、すばらしい出だしだっただけに残念だ。各ステージ1回目の走行がすばらしく、自信と意欲に溢れていたというのに、たった1度岩をヒットしただけで大きなロスとなってしまい本当に残念だ」

ペター・ソルベルグ
「良い調子だ。今好位置にいるし、この先2日間うまくやれる自信がある。今日はマシンもタイヤもこのコンディションのなか、充分パフォーマンスしてくれた。エンジンも申し分ないし、思い通りに走れた。マーカス(M.グロンホルム)を捕らえられるまで絶対にあきらめないよ」

トミ・マキネン
「すごくがっかりしている。SS4は大きな石が多かった。2速のコーナーでインにあった石をヒットし、パンクしたうえにパワステも失った。ホイールはそこから4km走ったところで交換したが、パワステを失ったまま残りを走らなければならず厳しかった。途中で止まってT.ガルデマイスターを先に行かせた。パワステなしでこれほど長い距離を走ったのは初めてだし、ラフで難しいステージだった。すべてが良い感じにいっていたのに、ついていないよ」


1 M.グロンホルム Peugeot 1:28:49.8 
2 H.ロバンペラ Peugeot +6.8 
3 P.ソルベルグ SUBARU +10.3 
4 G.パニッツィ Peugeot +13.9 
5 S.ローブ Citroen +40.4 
6 C.マクレー Citroen +55.7 
7 M.マーチン Ford +1:22.3 
8 R.バーンズ Peugeot +1:31.2 
9 C.サインツ Citroen +1:33.2 
10 F.ロイクス Hyundai +2:05.0 
19 T.マキネン SUBARU +9:46.4 

■レグ2の概要

今イベントで最も長いレグ2。午前6:00(現地時間)に第1走者がリマソルのパルクフェルメを出る。チームはリマソルの北55km、最初の3つのスペシャルステージ(SS5-7)があるトロードス山脈に向う。SS8はリマソル近くに設置されたショートステージ。その後西へ移動し、SS9-12はサービスを挟んで2つのステージのリピートとなる。SSの総走行距離は158.35km。SS5は午前7:43(現地時間)スタート予定。(日本との時差はマイナス6時間)
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