Uddeholm Swedish Rally
6 to 8 February 2004
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Leg2
Event Bulletin
7 February 2004
スタート
エントリーしていた70台のうち、62台が、朝5時30分、カールスタットのパルクフェルメを出発した。
ルート
イベント最長となるレグ2の総ステージ走行距離は、8SS・152.40km(うち2ステージがリピート)。ステージは、ハグフォースのサービスパーク周辺に設定された。
天気
一晩中雪が降った後、一日中凍るような寒さが続いた。ステージは雪とアイスのミックス。
555 SUBARUワールドラリーチームの概要
ペター・ソルベルグとミッコ・ヒルボネンは、SS13でソルベルグがステージ・ベストを獲得するなど、SUBARUインプレッサWRCで素晴らしい走りを披露。スピンにも見舞われたが、二人ともトップ10圏内で1日を終えた。ソルベルグは総合3位で、十分にポディウムを狙える好位置。ヒルボネンは9位だった。
ステージレポート
SS6 07時46分 Sundsjön 1 20.78km
一晩中降り続いた雪が止み、この日最初のステージとなるサンジョンのステージは5cmの積雪となった。ここ数日、温暖な日が続いたため、昨年見かけられた6フィートもの雪壁は姿もなく、固く締まったアイスという難しいコンディションとなった。クルーはグリップを最大限に得るためにアイス&スノー用のスタッド・タイヤを選択。前日のタイム・ロス挽回に燃えるマーカス・グロンホルムがベストを獲得。セバスチャン・ローブとマルコ・マルティンが同タイムの2番手、カルロス・サインツが4番手だった。ペター・ソルベルグの1日の始まりはベストとは言えず、ジャンクションでブレーキ・ミス、コースオフとアクシデントが続いた。観客の助けを借りてコースに復帰したが、約45秒をロス。チーム・メイトのミッコは、スピンはしたものの6番手でフィニッシュした。このステージの後、クルーはSS7のスタートへ向かった。ただ一人残る三菱のワークス・ドライバー、クリスチャン・ショーベリは、トランスミッション・トラブルが発生。スタート前のサービスで所要時間内に修復することができず、リタイアとなった。このステージの後、クルーはSS7のスタートへ向かった。
ステージ ベストタイム:マーカス・グロンホルム 11:22.4
SS7 08時22分 Malta 1 11.25km
今年新設のこのステージではスタート前に除雪が行われ、路面には固まったアイスだけが残った。2つのロング・ストレートを含むこのコースでは、平均速度120km/hを記録。トップスピードは、180km/hを超えた。このステージで、グロンホルムが連続ベストを獲得。2位に2.1秒差をつけ、このイベント3回目のベストとなった。サインツが2番手、フィンランド出身、フォードのヤニ・トーヒノが3番手につけた。プジョーのフレディ・ロイクスには不運のステージ。307WRCでスピンして木にヒットし、マシンにダメージを負った。走行は可能だが、2分近くのタイム・ロスとなった。このステージの後、クルーはこの日2回目のサービスに入るためハグフォースのサービスパークへ向かった。
ステージ ベストタイム:マーカス・グロンホルム 5:46.8
サービスパーク・レポート:
サービスF (SS7後)
ペター・ソルベルグ
「素晴らしい一日の幕開け、とは行かなかったね。エンジン・パワーに何か異変があったようだし、コーナーではブレーキが遅れて、コースオフ。幸い、スペクテイターがいたので、コースに戻るのを助けてもらったよ」
ミッコ・ヒルボネン
「1本目でコースオフしたけど、かなりラッキーだったと思う。スタックせずにコースに戻れたからね。たぶん、タイヤ・チョイスを間違えたんだと思う。アイス用タイヤを選んだんだけど、スノー・タイヤにした方がよかったんじゃないかな」
SS8 10時18分 Fredriksberg 20.13km
2回目のサービスを終えたクルーは、67km東にある雪に覆われたフレッドリクスバーグのステージへ向かった。典型的なスウェーデンのステージと呼ばれるこのコースは、森を抜けるワインディング・ロードと流れるようなコーナー、高速ストレートと狭いクレストがミックスされている。ここでのリタイアはなかったが、道から外れたサインツが1分近くのタイム・ロス。総合3位から7位へ転落した。ここでもグロンホルムがベストを獲得。マルティンが2番手、スノー・コンディションで実力を大いに発揮したヒルボネンが、トップから2.7秒差の3番手タイムをマークした。スペクテイターからも人気の高いこのステージには、特大ジャンプのそばでお気に入りのドライバーを一目見ようと、何百人ものスペクテイターが早朝から詰めかけた。このステージの後、クルーはSS9へ向かった。
ステージ ベストタイム:マーカス・グロンホルム 11:55.7
SS9 11時05分 Lejen 26.40km
今回ベストを獲ったのは、ローブ。2番手はマルティン、グロンホルムは3番手だった。SUBARUのソルベルグは、4番手。実兄でボジアン・レーシングのプジョー206をドライブするヘニング・ソルベルグが、弟ペターから4.6秒差の5番手だった。ヒルボネンには残念なアクシデント。スタートから4km付近で、凍ったロング・クレストをクリアしている最中に大きくコースを外し、マシンの左側が雪の壁に埋まった。コ・ドライバーのヤルモ・レーティネンとマシンを掘り出してようやくコースに復帰したが、6分近くのタイムロスとなり総合順位を13位にまで下げることとなってしまった。ヒルボネンのフォード時代の同僚、フランソワ・デュバルも同様のアクシデントに遭遇。スタート付近でスピンをしたデュバルのフォーカスは側溝にはまり、最終的にはコースに復帰したものの45分近くの大量ロス。上位争いの望みが絶たれた。このステージの後、競技車はこの日3回目のサービスに入るため、ハグフォースへと戻った。
ステージ ベストタイム:セバスチャン・ローブ 13:45.2
サービスパーク・レポート:
サービスG (SS9後)
ペター・ソルベルグ
「この2本はよかったけど、もっとうまく走ることもできた。雪のセクションではタイムを稼げたけど、アイスの部分ではタイムロスだったね。アイス用タイヤを選ぶべきだったんだろうけど、グラベル・クルーもなしにステージのコンディションを予測するのは難しいよ。この状況では、ペースを落として気楽にいくしかないね」
ミッコ・ヒルボネン
「2本目(SS9)前半の左コーナでマシンがくるくる回って、リアが大きくコースから外れて雪の壁にヒット。はずみでさらにフロントにまで回り込んで。だから半分はコース上、半分はコースの外にある状態でスタックしたんだ。コ・ドライバーのヤルモと何人かのスペクテイターから手を借りてマシンをコースに戻して、やっと走り始めることができたよ」
SS10 13時32分 Malta 2 11.25km
ハグフォース東部で行われた2本のステージの後、クルーは凍ったショートコース、2回目のマルタに戻ってきた。ステージ・サイドで焚き火を囲みながら観戦する何百人ものスペクテイターの横を、グロンホルムが1回目(SS7)のタイムを11.9秒も縮める速さで駆け抜け、ベストを獲得。このイベント5回目のステージ・ウィンを飾った。サインツが2番手、ローブが3番手だった。SUBARUのヒルボネンは、タイムを取り戻すために気合いを入れてスタートし、9番手タイムでフィニッシュ。総合順位を2つ上げ、11位にまで挽回した。ソルベルグはスピンで約15秒のタイムロス。ロイクスは、不運にもエンジン・トラブルでサービス・アウトが3分遅れ、30秒のペナルティを食らう。そしてロイクスのプジョー307はミスファイアが続き、トップから15.7秒遅れでこのステージを終えている。このステージの後、クルーはSS11のスタートへ向かった。
ステージ ベストタイム:マーカス・グロンホルム 5:34.9
SS11 14時27分 Sundsjön 2 20.78km
レグ2も終盤に近づいてきたところで、順位に大きな動きが見られた。マルティンが、スタートライン近くでフォーカスを岩にぶつけ、首位脱落。リア・サスペンションが破損し、ステアリング・アライメントも狂った。ダメージを負ったフォーカスをいたわりながらフィニッシュすることはできたが、6分近くのタイムロスとなり、優勝の望みはなくなった。マルティンの代わりに上がってきたのがローブ。この日2本目のベストを獲得し、総合トップに浮上した。グロンホルムが2番手、サインツが3番手。WRCチャンピオンのソルベルグは、マルティンと同じ岩にぶつかり、痛いステージとなった。しかし、左前サスペンションにダメージを抱えているにも関わらずタイムロスを10秒程度に抑えた。このステージの後、クルーはハグフォースのサービスへと向かった。
ステージ ベストタイム:セバスチャン・ローブ 10:54.4
サービスパーク・レポート:
サービスH (SS11後)
ペター・ソルベルグ
「SS11は難しかった。まだラリーに残っているのが不思議なくらいだよ。わだちの中を走っていて、巨大な石にぶつかったんだ……たぶんマルコ・マルティンがぶつかったのと同じものだと思うよ。とても避けきれなかったし、避ける方法もなかったと思う。ステアリングはアライメントが狂って、左前サスペンションにひどいダメージを受けたよ。でも、マシンはそのまま走って、なんとかサービスまで戻って来られたからよかった。とてもラッキーだよ」
ミッコ・ヒルボネン
「SS11も、特にハードに攻めたわけでもないのにストレンジだったステージだよ。でも、タイムはまあまあ。ペター同様、僕もコースの途中で何かにヒットして、アライメントが狂ったよ。でも、それほどのタイム・ロスはなかった」
SS12 15時46分 Vargåsen 39.95km
この日残り2本のステージを前に夕暮れが近づき、ラリーマシンにはライト・ポッドが装着された。大きなクレストが待ち構える、見晴らしがよく流れるようなコースと序盤5km地点の大ジャンプ。このヴァーヤセンのロング・ステージは、プジョーに不運をもたらした。序盤、エンジン・ターミナルの故障に見舞われたロイクスのプジョー307は、ここでついにリタイア。グロンホルムも、スピンでマシンにダメージを負い、10秒以上のタイム・ロスとなった。マルティンに替わって首位に立ったローブは、ここでも連続ベストを獲得。ソルベルグは素晴らしい走りを披露して、セカンド・ベストをマークし、総合順位でも3位に躍り出た。このステージの後、競技車はレグ2の最終ステージ、SS13へと向かった。
ステージ ベストタイム:セバスチャン・ローブ 20:57.9
SS13 17時11分 Hagfors Sprint 2 1.86km
2回目の走行となるハグフォースのスーパーSSは、WRCドライバーの接戦となった。混戦の中、ベストを勝ち取ったのは、ソルベルグ。このイベント初のステージ・ウィンを飾った。2002年型のフォーカスWRCをドライブするトビアス・ヨハンソンが2番手、サインツが3番手だった。この結果、ローブが首位を堅守、2位のグロンホルムとの間に40.6秒のマージンを築いてレグ3を迎える。
ステージ ベストタイム:ペター・ソルベルグ 1:55.5
チームのコメント
555 SUBARUワールドラリーチーム代表:デビッド・ラップワース
浮いたり沈んだりの一日だったが、総合的にはいい結果だ。ペターに関しては、いくつかスピンしたことは残念だが、昨日と同じポジションで1日を終えたし、我々の目的であるポディウム・フィニッシュを狙ういい位置につけている。ミッコがコースオフで大量のタイムロスを抱えたのも残念だが、実際には小さなミスの犠牲になったに過ぎない。トータル的には、ミッコはよくやったし、世界の走りにキロ当たりコンマ秒差にまで迫る、素晴らしいペースだ。間違いなく、のみこみの早いドライバーだよ。
ペター・ソルベルグ
難しい1日だった。最終ステージ以外は、トラブルなしのステージはなかったことを思えば、総合順位にはビックリしているよ。今日も、ステージに大勢のサポーターが来てくれていたのがうれしかったね。明日は、彼らが自慢できるような、いい走りをしたいね。まだ何が起こるか分からない。勝つことだってあり得るよ。とにかくベストを尽くすだけだ。
ミッコ・ヒルボネン
何もかもOKだよ。1回のアクシデントが高くついたね。ここでは、間違いなく運が必要だよ。マーカスをごらんよ……全速力で360度スピンして、ステージの真ん中でストップ。僕も50km/hでスリップして、6分もスタックしたんだ。でも、終わってみればいい日だったし、文句はないよ。明日はどうなるか、本当に楽しみだよ。
1
Sebastien LOEB
Citroen
2:34:22.7
2
Marcus GRONHOLM
Peugeot
+40.6
3
Petter SOLBERG
SUBARU
+1:28.1
4
Janne TUOHINO
Ford
+1:55.7
5
Carlos SAINZ
Citroen
+1:56.5
6
Henning SOLBERG
Peugeot*
+3:26.8
7
Daniel CARLSSON
Peugeot*
+5:27.3
8
Markko MARTIN
Ford
+5:44.5
9
Mikko HIRVONEN
SUBARU
+8:47.3
10
Andreas ERIKSSON
Ford*
+10:25.8
* 非マニュファクチャラーエントリー
Leg3の概要
総ステージ走行距離96.60kmのレグ3は、このイベントで最もコンパクトな1日となる。クルーは朝5時30分にハグフォースのパルクフェルメをスタート。最初のステージとなる14.17kmのサージェンをスタートするのは、8時04分の予定だ。その後、15kmのラメン、10.78kmのハラと続き、ハグフォースでの20分サービスを挟んで、午後には3本すべてのステージを再走する。優勝マシンがフィニッシュ・ランプに上がるのは、16時38分の予定。