フィル・ミルズのスウェディッシュ・ラリー ステージガイド |
Event Bulletin
6 February 2004
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WRC唯一の本格ウィンターラリー、雪とハイスピードが入り乱れる最高にドラマティックなWRCイベントといえば、もちろんスウェディッシュ・ラリーだ。WRCチャンピオンのフィル・ミルズもお気に入りのイベント、このラリーを語らせたら右に出る者はいない。この敏腕コ・ドライバーが、スウェディッシュ・ラリーの見どころをするどく解説。2月1日には、めでたく男の子が誕生。パパになってますます絶好調なフィル・ミルズのステージ・ガイドだ。(フィル・パパ、おめでとう!)
LEG 1 - 2004年2月6日(金)
Stage 1: Lidsbron (19.50kms)
2000年のSS17の一部を使用しているが、ほとんどが2004新設のステージ。今まではテストでしか使ったことがなかったので、競技となれば何が起こるかわからない。ラリーのスタートとしてクラシックなスタイルのステージ。
Stage 2: Torntorp (19.21kms)
昨年のSS11と全く同じステージ。ミディアムな高速ステージ(そして、スウェーデンでは、クイックになる)。だから、慎重に行かなくてはならない。非常に凍りやすくなる可能性があるので、コーションが必要だ。昨年は、ここでカルロス・サインツがレッキ時にコース・オフ。だから、金曜日の朝には、みんなこのことを思い出すよ。
Stage 3 and 4: Granberget (52.80kms)
グランバージェットは、シンプルだけにモンスターなステージ。WRC全ステージの中でも3番目に長いステージだから、要注意。スピードは驚異的で、永遠にレブ・リミッターが続くんじゃないかと思うくらいだ。とてもエキサイティングだけど、マシンにとっては厳しいステージ。2002年、ペターと僕はここで、ターミナル・エンジンが壊れて、大仕事だったよ。ほとんど昨年と同じステージだが、ステージの序盤には占有されていない8.8kmの部分が加えられている。フィニッシュ前5kmは、減速。ツイスティなコースで、さらに一仕事だ。
Stage 5 and 13: Hagfors (1.86kms)
ハグフォースは、地元の人のための観戦コース。古いラリークロスのサーキットで、短くてツイスティ。そして狭いゲートをいくつかクリアする。ラリーマシンが走るには小さなコースなので、コンパクトにまとめたドライブが有利。観客にとっては、いい観戦エリアなので、毎年たくさんの人が訪れる。
LEG 2 - 2004年2月7日(土)
Stage 6 and 11: Sundsjon (20.75kms)
サンズジョインは、昨年のSS17にさまざまな内容を盛り込んだ、まぜこぜのステージだ。最初の3.3kmは昨年と同じ、その後3kmは新しいコース。続く7.7kmは2003年のコースで、最後の6.6kmは新設。コースは、ドライバーはマシンを当てこむ雪の壁(昨年は6フィート=約1.8mも高さがあった)があるため狭い。その後ダウンヒルが現れ、スピードが上がる。サンズジョインでは、時には長さが300、400mもある見事な整雪車が登場するのも名物。
Stage 7 and 10: Malta (11.25kms)
マルタは昨年SS4として使用され、今年もほとんど同じ様な設定。主催者が埃対策に水をまくので、凍る可能性がある。路面が厚く凍ることになるので、気を付けなくてはならない。ここには、いくつかのロング・ストレートもあり、平均速度がさらに上がる。
Stage 8: Fredriksberg (19.88kms)
昨年のSS8の再走で、スウェディッシュらしいステージ。森の中からスタート、狭いクレスト、高速のロング・コーナー、2つの1.5km近くにもなる超ロング・ストレートと、要注意ポイントだらけだ。そして、このストレートの中盤には、観客やカメラマンが集まる、大迫力のジャンピング・ポイント。間違いなくコンペティティブなステージだ。終盤には、数々の曲がり角をこなしながら村を抜ける新設の1.9km区間が待っている。観客には、スペクタクルな観戦ができる区間が加わったと思う。よりテクニカルにマシンを操る様子が見られるよ。
Stage 9: Lejen (26.40kms)
ルヤンの最初の10.2kmは2002年のSS5、残りの16kmは昨年のSS9として使用された。このステージの序盤はとても速く、大きくて長いクレストがある。また、ルヤン湖に注ぐ川を越える橋をうまくクリアしなくてはならないような、テクニカルな区間もある。路面がカマボコ状態になっている部分もあり、ここもトリッキーだ。ここのコンディションにうまくセットアップできたマシンが、このステージを制する。
Stage 12: Vargasen (39.80kms)
バージャセンも、新しい部分と2003年に使用されたコースが組み合わされたステージ。2.3kmが新設で、次の2.2kmは昨年のSS10から。5kmが新設、最後の9.7kmが2003年のSS11で使われた部分だ。面白いのは、最後の9.7kmは今年のSS2の終盤部分であるところ。とてもクラシカルなステージで、流れるように開けたコースに大きなクレストがいくつかある。最初の5kmには、数年前にコリン・マクレーが見事なクラッシュを披露して、後に「コリン・クレスト」と名付けられた特大ジャンブがある。ここは見どころのひとつだ。
LEG 3 - 2004年2月8日(日)
Stage 14 and 17: Sagen (14.17kms)
このステージは、2003年のSS1/13と同じコース。とても広く、流れるようなステージで、“TVステージ”と呼ばれている。このステージの終わりには、豪快なダウンヒルと開けたヘアピンという、抜群の観戦ポイントが待っている。
Stage 15 and 18: Rammen (23.35kms)
ラメンのステージは、最後の2.2kmだけが新設で、ほとんどが2003年と同じコースだ。巻き込むようなロング・コーナがある、ミディアムに速いステージ。たくさんのヘアピンがあるアップヒルもある。観戦場所を見つけるのが難しいところだが、運良くゲットできれば最高のポイント。丘の頂上は狭いが、それでも速度は落ちず、ここでも村を通過する。素晴らしいステージだよ!
Stage 16 and 19: Hara (10.78kms)
ハラのステージは2.9kmが新設で、我々はここの区間のことはあまり知らないから、運にかけるよ。残りの7.8kmは昨年のSS15。狭いが高速のコースだ。2本とも最終日に走行するステージだから、ここでは絶対にミスできない。このステージのフィニッシュがある村の名前は、”ソルベルグ” って言うんだ。私の隣に座っている同名の方も、ここでうまく行くことを願っているよ。間違いない!
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