SUBARU
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  Rd.12 Cyprus Rally
22 to 24 September 2006
Leg3
Event Bulletin
24 September 2006

スタート
40台のエントリーのうち29台がこの日リマソルをスタート。うち10台が、スーパーラリー規定の適用を受けての出走。

ルート
修正された最終レグのコースには、85.35km・6SSが設定された。クルーはリマソルの西部へ向かい、3本のステージを走行した後、本拠地リマソルで狭い通りを抜ける新設のスーパーSSに挑んだ。その後、午後にはさらに2本のステージが設定された。

天気
この日も快晴で暑い一日。気温は15度から日中は30度にまで上がった。



SUBARUワールドラリーチームの概要
序盤2日間でタイムをロスしたSUBARUワールドラリーチームにとって、最終日は、この先に控えるイベントのためのテストと開発に専念することとなった。ペター・ソルベルグは、総合7位からこの日をスタートしその位置をキープしていたが、この日の最終ステージでライン上にあった石にヒット。このアクシデントで、総合8位に後退してのフィニッシュとなった。クリス・アトキンソンはこの日を通して堅実な走りを展開し、総合9位でこのラリーを終えた。



ステージレポート

SS17: 08時54分 Vavatsinia − Mandra Kambiou 1 (25.24km)
競技の最終日は、スリッパリーでチャレンジングな、ヴァヴァッシニアのステージから始まった。前日を総合首位で終えたローブが、後を追うマーカス・グロンホルムに8秒近くもの差をつける圧勝ペースでステージウィンを獲得。SUBARUのペター・ソルベルグはサードベストをマークしたが、フロントタイヤ2本のホイールリムが衝撃でダメージを受け、ドライバビリティのトラブルを伝えてきている。マシュー・ウィルソンには新たなトラブルが発生。インターコムの故障で、このステージ、最後の7kmは、コ・ドライバー、マイケル・オールからのノートコールが聞こえない状態での走行となった。ヘニング・ソルベルグもハンドリング不調のマシンとコースのグリップ不足でスローダウンとなっている。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 22:24.1

SS18: 07時11分 Machairas − Agioi Vavatsinias 1 (12.94km)
マカイラスからアギオイ・ヴァヴァッシニアの13kmステージでは、フォードのマーカス・グロンホルムが、ラリーリーダー、セバスチャン・ローブに対して失ったタイムを取り戻すべくチャージ。首位奪回を目指して気合いの走りを見せたグロンホルムだったが、縮めた差はわずか2秒で、5ステージを残すところでその差は依然27秒残っている。プライベーターチーム、ストバートのジャン・パブロ・ライエスは、前ステージの間にコ・ドライバーのジョージ・ペレス・コンパンクが気を失ったため、このステージをスタートしなかった。医師のチェックを受けた結果、ライエスは続行しないことを決めた。SUBARUのペター・ソルベルグもそれほど運には恵まれず、フロントリムの破損がハンドリングに影響したままのSUBARUインプレッサWRC2006で苦戦。グロンホルムのタイムに1分以上遅れのタイムでのフィニッシュとなった。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 10:56.6

SS19: 07時54分 Lageia - Kalavasos 1 (8.99km)
ローブのアドバンテージを減らそうと猛追を続けるグロンホルムが、ここでもステージウィン。しかし、ローブもセカンドベストタイムをマークし、その差はわずか1.5秒しか詰まっていない。ヘニング・ソルベルグにはさらにドラマが起き、コ・ドライバーサイドのドアが開いたままでステージのほとんどを走行しなくてはならなかった。このため、コ・ドライバーのカト・メンケウルドはドアをつかみながらペースノートを読まなくてはならなかったが、この複雑なドライビングにもかかわらず、ヘニングは5番手タイムをマークした。クリス・アトキンソンは、ペター・ソルベルグをわずか0.5秒先行しての7番手タイムをマーク、総合9位を堅守している。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(Ford) 7:21.6


Driver Quotes - Service G (SS19後)
ペター・ソルベルグ:
「今日最初のステージでフロントタイヤ2本がパンクし、おそらくジャンプの後に両方のリムに穴が開いた。その後は、それ以上のトラブルを避けたかったので、確実にサービスパークに戻るために、とても慎重にドライブした」
クリス・アトキンソン:
「この午前中は大きなトラブルはなく、ポジションもキープしたので、まずまずの出来。午後はこのペースを維持して、トラブルなくフィニッシュを迎えたい」

SS20: 12時35分 Down Town Special (3.40km)
30分サービスの後、クルーはシーフロント・プロムナードに新設されたスーパーSSに挑むため、リマソル中央部の市街に向かった。何千人ものスペクテイターが観戦する中、クルーは古い町の狭い通りを抜けるコースを走行。しかしこのステージは、スペクテイターの安全面確保を考慮して、単純に観覧するだけの演出となり競技タイムからは除外された。競技走行ではないものの、ダニエル・ソルドは最初のコーナーを誤って直進し、コンクリートバリアに突っ込んだ。ソルドのマシンは、コースから牽引された。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 2:53.9

SS21: 14時03分 Vavatsinia - Mandra Kambiou 2 (12.94km)
ステージを1番目、2番目から走行しているペレス・コンパンクとマシュー・ウィルソンは、このステージを競技走行でスタートしたが、SS20でのソルドのアクシデントにより進行に大幅な遅れが生じ、両クルーと後続が大きく離れてしまった。3番目、4番目に走行するクルーとのギャップがかなり長いことから、主催者はこのステージのキャンセルを決定。残りのクルーはリエゾン走行でステージを通過することとなった。全ドライバーには、ノーショナルタイム23:19.8が与えられた。
Fastest Time: ウィルソン(フォード) / アトキンソン(SUBARU) / ガルデマイスター (シトロエン) / H.ソルベルグ(プジョー) / P.ソルベルグ(SUBARU) / ポンス (シトロエン) / ストール (プジョー) / ヒルボネン (フォード) / グロンホルム (フォード) / ローブ (シトロエン) 23:19.8

SS22: 14時52分 Machairas Agioi Vavatsinias 2 (12.94km)
2006年のキプロス・ラリーは、マカイラスから始まる石だらけの急なダウンヒルステージでフィニッシュを迎えた。最後の最後までプッシュを続けるグロンホルムは、ローブとのギャップをさらに4秒詰めたが、追撃もここまで。ローブがWRC28勝目を獲得した。ペター・ソルベルグはステージ終盤に、ライン上に落ちていた石にヒット。左フロントのホイールリムを曲げ、グロンホルムに2分以上遅れのタイムでのフィニッシュとなった。この遅れで、総合順位でも7位から8位へ後退した。クリス・アトキンソンは7番手とこの日ベストのタイムをマークし、ポイント圏内まであと一歩の総合9位でラリーをフィニッシュした。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 10:48.8



チームのコメント

SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「この週末に向けては、現実的なアプローチとして、現状の我々のマシンでは、キプロスは非常に難しいラリーとなるだろうことも分かっていた。この3日間で、それが明らかになった。ドライバー勢は、ハンドリングの不調にも関わらず、この週末で素晴らしい仕事をしてくれた。この先に残る4戦に挑むため、マシンの内容を向上させるためにも、テストと再開発に改めて専念していくことが我々の使命だ」


ペター・ソルベルグ
「もちろん、この結果よりもいい内容を目指してキプロスにやってきたのだが、金曜日のタイムロスがなければ、もっと上のポジションでフィニッシュしていただろう。この先のイベントに向けては、まだまだマシンにかける作業がたくさん残っている。我々は懸命に取り組んで、再び争いに加わることに全てをかけている。」

クリス・アトキンソン
「昨晩コースオフするまでは、トップ5で走っており、今の位置よりもいい内容となるはずだったことを示している。今日はリスクのないドライビングで使命を果たし、完走に結びつけた。ラリー・トルコを考慮してリスクは負わなかった」


1 Sebastien LOEB Citroen 4:40:50.4 
2 Marcus GRONHORM Ford +21.2 
3 Mikko HIRVONEN Ford +5:16.1 
4 Manfred STOHL Peugeot +6:39.7 
5 Toni GARDEMEITER Citroen* +8:40.4 
6 Henning SOLBERG Peugeot +14:40.0 
7 Xavier PONS Citroen* +14:46.7 
8 Petter SOLBERG SUBARU +15:21.5 
9 Chris ATKINSON SUBARU +17:15.0 
10 Matthew WILSON Ford +25:21.0 
* 非マニュファクチャラーエントリー

次回のイベント
2週間後、WRCは再び地中海へ戻り、地中海沿岸東部で行われるラリー・トルコを迎える。ラリー・キプロスと同様、タフなグラベルコースだが、キプロスよりも速度域はかなり高く、ステージの特色も多彩で、ウォータースプラッシュも盛り込まれる。アナトリア山脈のグラベルを雨やキリが覆う可能性もかなり高く、天気もラリーの展開を左右する要素となりそうだ。
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