ステージレポート
SS12: 09時20分 Bannister North 1 (17.71km)
天候は快晴で、暑くドライ。クルーはパース南部にあるバニスターの森に設定される高速グラベルステージに挑んだ。最初の5本のステージのループは、バニングスとして知られる松のプランテーションをベースとし、フィニッシュ付近の連続ジャンプやウォータースプラッシュはこのラリーでも最も人気のあるスポット。昨晩をラリーリーダーで終えたミッコ・ヒルボネンが序盤ペースをつかみ、チームメイトのマーカス・グロンホルムに1.7秒差、サードベストのペター・ソルベルグには2秒差をつけてのベストタイムをマークした。
Fastest Time: ミッコ・ヒルボネン(フォード) 8:34.7
SS13: 09時52分 Bannister Central 1 (17.85km)
バニスターの森・2本目のステージでもヒルボネンがベストタイムをマークしたが、ソルベルグもわずか0.2秒差のセカンドベストで続いた。マーカス・グロンホルムは3番手タイムで、総合順位を13位にまで戻した。レグ1の転倒で12分以上のタイムロスを喫したグロンホルムはまだ首位と大きく離れているが、それでもハードプッシュを続けトップ5でのフィニッシュを視野に入れている。4番手タイムはマンフレッド・ストールで、チェビー・ポンスをかわして総合3位に浮上。昨日レグ撤退しこの日再スタートを果たしたクリス・アトキンソンが、トップ5タイムをマークした。
Fastest Time: ミッコ・ヒルボネン(フォード) 9:20.8
SS14: 10時36分 Bannister Loop (3.62km)
バニスターのショートステージではタイムが接近し、トップ5ドライバーが2秒以内にひしめいた。グロンホルムがヒルボネンに1.1秒差をつけてベストタイムをマーク。ポンス、ソルベルグが同一タイムで3位タイだった。このステージの後、クルーはウェスパイン村でリグループを行い、ノース、セントラルのセクションを再走する。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 1:57.5
SS15: 11時55分 Bannister North 2 (17.71km)
強い日差しが照りつける中、バニスターのノースセクション、再走ステージは再び激戦となり、トップ2タイムをマークしたグロンホルムとソルベルグの差は、わずか0.1秒。17kmのステージでは、ヒルボネンがソルベルグに3.2秒遅れ、総合リードは25.3秒に縮まった。ステージコンディションは1回目の走行から変化し、ルーズグラベルが少なくなったことでグリップ量が増え、ドライビングラインがハッキリと見えるようになったが、クルーの多くは、低速のサンディなコーナーでの轍が深いと伝えている。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 8:30.5
SS16: 12時27分 Bannister Central 2 (17.85km)
前SSで見せたソルベルグのペースにヒルボネンも猛プッシュで対抗しベストタイムをマーク。しかしトップ3タイムは非常に接近していたため、総合順位での上位陣に大きな動きは見られなかった。グロンホルムはヒルボネンに0.2秒遅れのセカンドベスト、さらに0.9秒差でソルベルグが3番手タイムをマークした。レグ1撤退により25分のタイムペナルティが与えられたクリス・アトキンソンは、この日の走行の目標を次戦ニュージーランドに向けてのテストとして専念することに切り替えた。来月のためのセッティングを煮詰めるためややリスクを負うことを覚悟しながらも収穫を得たアトキンソンは、スムースで安定した走りを見せ、ここでもトップ5タイムをマークした。
Fastest Time: ミッコ・ヒルボネン(フォード) 9:15.0
Driver Quotes - Service E (SS16後)
- ペター・ソルベルグ:
- 「今日の午前は大きなトラブルはなかった。もちろんグリップで苦戦することはあった。特に2本目の低速コーナーは轍が深かったので、苦労した。しかし、マシンセッティングは、出来ることがそれほどないのでこのままで行く。午後のステージはもっと面白くなると思うしさらに難しくなるので、我々も何かができるのではないかと思っている。ハードに攻めているし、誰かがミスをすることもある。まだ先は長いしバトルを楽しんでいるので、あきらめはしない」
- クリス・アトキンソン:
- 「昨日のようなマシンのフィーリングが感じられていないので、プッシュできるだけの自信がない。大きな問題はないのだが、ステディに走るようにしている。リスクを負わずにただ堅実なタイムを目指して、ニュージーランドのためにマシンをいたわっておきたい」
SS17: 16時32分 Beraking 2 (22.84km)
パースでの30分サービスの後、クルーは58km東へ移動し、レグ1のSS8として走行したベラキンのステージ再走回に挑んだ。前ステージのSS16から4時間が経過する間に天候は変わり、空には雲が広がり小雨も見られたが、WRC勢がステージを走行する頃には止んだ。このステージでも、SUBARUのペター・ソルベルグ、フォードのグロンホルム、ヒルボネンとのタイム差は接近。SUBARUインプレッサWRC2006のソルベルグは最速タイムでフィニッシュラインを通過したが、ヒルボネンもわずか1.5秒差で続き、総合首位を死守。その差は25秒となっている。総合では5位、PCWRCでは首位に立っていた新井敏弘は、グループN仕様のSUBARUインプレッサWRX STI spec Cで転倒。ステージは走り切ったが6分の遅れとなり、その後レグから撤退となった。
Fastest Time: ペター・ソルベルグ(SUBARU) 12:34.5
SS18: 17時18分 Flynns 2 (18.78km)
この日最後の林道ステージでは、グロンホルムがベストタイムをマークし、グループNドライバー2人を悠々かわして総合8位に浮上した。グロンホルムが2006年のWRCドライバーズ選手権でローブの勝利を阻止するには、日曜日に3位以上でフィニッシュすることが条件となる。ヒルボネンとソルベルグは、それぞれ2番手、3番手タイム、ストールが4番手、アトキンスが5番手だった。ドライバーの多くが最終ステージに向けてのタイヤチョイスに雨を考慮したが、空には雲が広がったものの雨は降らず、路面はドライのままとなった。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 10:48.1
SS19: 19時25分 Perth City Super 5 (2.00km)
照明が照らす中、クルーはデュアルトライアルで争われるグロウセスターパークの8の字コース、最後の走行に挑んだ。いつものように2kmステージでのタイムは非常に接近し、WRC勢のマシンはコンマ秒差しか離れていない。1万人の観衆がドライバーに声援を贈ったが、フィナーレに登場したクリス・アトキンソンはSUBARUのチームメイトをを0.1秒差で押さえ、一層観客を盛り上げた。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 1:21.8
SS20: 19時34分 Perth City Super 6 (2.00km)
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Fastest Time: ミッコ・ヒルボネン(フォード) 1:21.5
チームのコメント
SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「再びトップ争いに加わることができるようになり、本当にうれしい。今日も2台ともトラブルのない走りで、ペターは勝利目指してハードに挑んだ。クリスもこの日を通して堅実なタイムをマークし、リスクを避けた。明日も、ペターが得意であるトリッキーなステージが100kmも残っているので、活躍を楽しみにしている」
ペター・ソルベルグ
「厳しい接戦となり、バトルを心から満喫した。今日の午後は期待していたほど路面が湿らなかったので、タイヤチョイスの関係でタイムロスもあったと思う。もちろんどうしても勝ちたいと思っているが、ミッコも勝ちたがっていると思う!明日も長い一日となりステージもさらに難しくなるので、何が起こるかとても楽しみにしている」
クリス・アトキンソン
「昨日のタイムロスで今日はヒーローになるチャンスはなかった。昨日ほどマシンに対する自信がないので、大きなリスクは負わず、ニュージーランドに向けてマシンをいたわっておきたい」