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  Rd.16 Wales Rally of Great Britain
1 to 3 December 2006
事前情報
Event Bulletin
24 November 2006


今週末、SUBARUワールドラリーチーム(SWRT)は、ラリー・GB参戦準備のため英国ウェールズの南部へと向かう。このイベントは、シーズンの最終戦というだけでなく、カレンダーの中でも最もタフなラリーの一つだ。

様々な性格のグラベルステージや、伝統的に安定しないウェールズの気候により、このラリーは準備や予測が極めて難しい。SWRTは、これまでこのイベントで強さを誇ってきている。ラリー・GBがWRCとして開催されたここ11回のうち、SUBARUは9勝を収めているのだ。(1996年はWRCイベント外として開催)

ここ2年間のラリー・GBは9月に開催されてきたが、初冬となる最終戦に戻ったことで、アイスや霧、マッドはもちろん、雪の可能性すら高くなっている。ここ数週間、この地方はこの時期としては異例にドライが続いているが、イベント前の数日には雨が予報されているため、ステージの特質が大きく変わることにもなるだろう。

開催時期が遅くなったことで英国の日照時間も短くなったため、ラリー主催者は一日の走行時間を短縮するためにルートに様々な変更を行った。ラリー最初のステージ、ポート・タルボは、旧マーガムのステージを改訂したもの。レソルフェンとリオラを加えた3本のループを金曜日に2回走行する。レソルフェンは路面変化が多く、リゴス山を登っていくステージのため、金曜日午前中の1回目の走行では、霧が懸念される。リオラは、ミスの許されない難関。高速だが、コースサイドが大きく落ち込んでいる危険個所も潜んでいる。このステージのフィニッシュには、人気の観戦スポット、ウォルターズアリーナが待っている。

レグ1は、ウェールズ南部の起伏に富んだ渓谷を走行。レグ2では、北部に向かい、ブレコン・ビーコン国立公園の道を走行する。この日は、クレイケン、ハーフウェイ、エッペンと、著名ステージ3本のループを2回走行した後、ミレニアム・スタジアムでの屋内ステージ、1.1kmのカーディフ・スーパー・スペシャルで締めくくり。可動式ルーフ搭載のスタジアムで開催されるため、冬季の開催の中でも、2万5000人の集客が予想されている。

最終レグとなるレグ3は、ブレックファとトラウスコードを2回ずつ走行するが、2005年の逆走。この2本のロングステージは固い地盤の路面だが、最初の1本は高速でキャンバーのついたロングコーナーが待ち受けるのに対し、2本目はよりタイトでヘアピンがふんだんに盛り込まれている。

総ステージ走行距離は356km。1号車がミレニアム・スタジアム屋内に設定されるフィニッシュランプに上がるのは、12月3日日曜日、15時41分(現地時間)の予定。



エントリー

SUBARUワールドラリーチームからは、2台のSUBARUインプレッサWRC2006がエントリーする。ドライバーは、ペター・ソルベルグ(コ・ドライバー、フィル・ミルズ)、クリス・アトキンソン(コ・ドライバー、グレン・マクニール)。2003年のWRCチャンピオン、ペター・ソルベルグは、このウェールズを4回制しており、2002年にはSUBARUで自身初のWRCイベント勝利を獲得している。アトキンソンは2004年にはレッキに参加して経験を積み、昨年、ウェールズの森のステージでの実戦に初挑戦した。


ドライバー・コメント

ペター・ソルベルグ
「このラリーは最初の100mから激しくアタックしていくことになるだろう。とにかく、攻めるのみ。シリーズの最終戦なので、失う物は何もない。ラリー・GB特有の天気となって、泥の多いコンディションになることを期待している。僕にとっては、それがベストコンディションだ。我々のタイヤはこのイベントではいつも強さを発揮しており、チームはこのトリッキーなコンディションにどう対応していくかの経験を豊富に持っている。このラリーではいつも熱烈な応援に迎えられている。特にフィル(・ミルズ)はこの近辺に住んでいるので、いいフィニッシュをして今年の締めくくりをいい形で迎えたい」
クリス・アトキンソン
「ラリー・GBへは、昨年初めて参戦したが、開催時期が変わったことで、今年のコンディションはかなり変わるだろうと予測している。昨年はスタートでは少しマッドがあったが、レグ2にはドライになった。今年は、おそらくアイスや霧が出てくるだろうから、トリッキーになるだろう。こういったコンディションは全く初めてというわけではなく、タスマニアなどで参戦したウィンターラリーは、コンディションが似ていた。今回のラリー・GBは何本か新設ステージもあり、経験のあるドライバーにとっても初体験なので、ここでは僕も同レベルで戦うことができる。ここ2戦では各所で速さを見せることができたので、今回はイベントを通してこのペースが維持できるように目指していく」




マシン&挑戦

SUBARUワールドラリーチーム・スポーティングディレクター、ルイス・モヤ
「開催時期が変わったことで、非常に難しいコンディションとなるだろう。スノーやアイスだけでなく、霧の可能性もある。もし霧が深くなれば、どんなミスも許されない状況となり、ドライバーにとってはかなり難しくなる。ウェールズの森でコースオフしてしまうと、溝が非常に深いため抜け出すことができない。ステージには、危険がたくさん潜んでいる。カットできるコーナーもあるが、カットする時には100%確信できる場所でなくてはならない。非常に慎重に攻める必要がある。ピレリタイヤはいつもいいパフォーマンスを見せており、このラリーの我々の戦績も非常にいいので、好リザルトを獲得する高い自信を感じている。しかしそれは、必ずしも優勝するという意味ではない。我々が確実に達成しなくてはならないことは、スタートからマシンが強く、安定すること。もう一つこのイベントで目指すことは、来年に向けてマシンの強さをさらにアップさせることにあり、チーム全員がこの目標に向けて特に懸命な作業を続けてきた。非常にタフなシーズンだったが、このスポーツは巡り巡っていくものなので、我々が再び優勝を目指して争う時も必ずやってくる。我々は、今はとにかく耐えて集中していくのみだ」



ラリーの合間

WRCのオーストラリア戦、ニュージーランド戦の間は北半球に戻る時間がなく、ソルベルグ、アトキンソンは両名とも、とにかくリラックスして休暇を過ごした。現在2人は、ウェールズ中部で4日間のグラベルタイヤテストを行っている。このテストは日曜日に終了し、ドライバー勢はスワンジーに留まり、来週火曜日、水曜日に行われるラリー・GBのレッキに臨む。


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