ステージレポート
SS13: 07時53分 el Lloar − La Figuera 1 (22.43km)
レグ3は、エル・ロアールとラ・フィギュエラ、2つの街の間を走る22kmのステージで幕を開けた。このステージは2005年にも使用されているが、今年は2.4km延長されている。マーカス・グロンホルムはパンクに見舞われながらも、シュコダのプライベーター、ジル・パニッツィに2秒の差をつけてこの日最初のステージウィンをマーク。パニッツィは、SUBARUのステファン・サラザンをかわして総合8位に浮上した。後半にダウンヒルが続くこのコースでは、ミッコ・ヒルボネンやフランソワ・デュバルなど多くのドライバーがブレーキトラブルに見舞われた。ペター・ソルベルグは8番手タイム、チームメイトのクリス・アトキンソンとステファン・サラザンは、それぞれ11番手、12番手タイムだった。ラリーリーダーのローブはリスクを負わない戦略を選択、このステージはグロンホルムに4秒遅れの5番手タイムでフィニッシュした。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 12:41.5
SS14: 09時05分 Pratdip 1 (26.48km)
クルーは短いリエゾンを経て、レグ1に走行したコルデヨウのステージの逆走となるピラディップのSSに向かった。この26kmステージは非常にテクニカルで、中盤にはとりわけチャレンジングな6kmのパンピーなセクションが待ち構えている。必死で挽回を目指すグロンホルムがこの日2回目のステージウィンを獲得し、プジョーのプライベーター、アレクサンドル・ベンゲを交わし総合3位に浮上。ベンゲも、このラリーの自己ベストとなるセカンドベストタイムをマークしている。ローブとヒルボネンはトップ4タイムでこのステージをフィニッシュ。ヒルボネンは、総合順位でもストールをかわしトップ10に上がってきた。ペター・ソルベルグはSUBARUインプレッサWRC2006で5番手タイム、サラザンとアトキンソンも9番手、10番手タイムとトップ10タイムをマークした。英国人ドライバーのマシュー・ウィルソンはコーナーで膨らみすぎてリアタイヤをロスト。その後、サービスに向かうロードセクションでリタイアとなった。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 15:36.5
Driver Quotes - Service H (SS14後)
- ペター・ソルベルグ:
- 「フィーリングはかなりよくなった。今日の朝は小さな変更を行った。大げさなものじゃない。違うタイヤを試したのが、平均的にはかなりよかった。まだまだ学ぶことはたくさんあるので、最後までハードに攻め続けていく」
- ステファン・サラザン:
- 「今日は昨日からセッティングを変えて、違うことをたくさん試しながらそれを少しファインチューニングしてみて、タイムアップを目指した。まだマシンに対していいフィーリングと自信をつかむのには苦戦しているが、プッシュは続けていくよ」
- クリス・アトキンソン:
- 「今日の最初の2ステージは良かった。新しい構造の中古タイヤで行ったが、それが具合がよかったようだ。僕たちが出せたタイムもよかったし、上位に対しても少し差を縮めた」
SS15: 11時56分 el Lloar - La Figuera 2 (22.43km)
日中サービスを経てSUBARUインプレッサWRC2006のバランスに期待が持てるようになったSUBARUのペター・ソルベルグが、名ステージ、エル・ロアールの22km・再走回で4番手タイムをマーク。チームメイトのクリス・アトキンソンも10番手と好タイムを叩き出し、ストールをかわして総合11番手に躍り出た。ステージウィンは、1回目の走行と全く同じタイムをマークしたマーカス・グロンホルムが獲得。グロンホルムのフォードのチームメイト、ヒルボネンがセカンドベスト、スペインのダニエル・ソルドがサードベストタイムをマークして、コースサイドに詰めかけたファンを大いに盛り上げた。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 12:41.5
SS16: 13時11分 Pratdip 2 (26.48km)
マーカス・グロンホルムがSS16も制し、レグ3完全制覇で総合3位を獲得した。ローブはわずか2秒遅れのタイムで、今季2勝目となるラリー・カタルニアでの勝利を確定させた。ローブのチームメイト、ソルドは、母国イベントで総合2位。自身初のWRCポディウム獲得で、歓喜に沸いた。SUBARUのペター・ソルベルグは5番手タイムで総合7位入賞を決め、貴重なドライバーズポイント2を獲得。チームメイトのステファン・サラザンは最後のポイント圏内となる8位に入った。サラザンは、このSSで50秒のタイムロスを喫したジル・パニッツィをかわしての8位獲得となった。クリス・アトキンソンはターマックでの経験を伸ばし、この日ベストの8番手タイムをマーク、総合11位で競技を終えた。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 15:40.6
チームのコメント
SUBARUワールドラリーチーム・スポーティングディレクター、ルイス・モヤ
「昨日よりも向上が見られたこと、クリスがターマックでの修行を続け成長を見せたことが何よりの励みだ。ターマックのパフォーマンス向上を目指し、これからもピレリと懸命な作業を続けていく」
ペター・ソルベルグ
「スペインは、僕たちにとって非常にタフなラリーだった。もっとポイントを獲得したかったが、懸命な作業に取り組まなくてはならなかったので、獲得するのも必死だった。特に今日などは進展も見られたし、今回投入した新しいタイヤは 非常に期待度が高い。コルシカはベストを尽くしていきたいので、ターマックの経験を重ねるためにこのイベントに挑んだ。コルシカは、タイヤの磨耗がさらに激しくなるが、この経験でさらにマシンのフィーリングもよくなると思う」
ステファン・サラザン
「総合的に、このラリーは少し悔しい内容だった。テストが終了した時点では、もっといいリザルトを期待していたが、思った通りには行かなかった。ここが終わったらデータを分析して、そこから何が得られるか、エンジニアと話し合っていく。コルシカは、もっと調子が上がることを願うよ。昨年も速かったので、いい走りができると思うが、コルシカでは200%プッシュで行くよ!」