ステージレポート
SS5: 09時53分 Vico − Plage du Liamone 1 (34.17km)
クルーは、暖かい快晴の中、ツール・ド・コルスのレグ2競技に向けてアジャクシオを出発した。この日最初のSSは、このラリーの中でも最もアクシデントが続出したステージとなった。1番手からステージを走行しているシュコダのアンドレア・エイグナーは、SSのスタートでストップ、マシュー・ウィルソンはスタートから5kmも行かない地点の低速コーナーで膨らみすぎた。ウィルソンのフォーカスはコース下のディッチにはまり、ウィルソンとコ・ドライバーのオーはマシンをコース上に上げることができなかった。フランソワ・デュバルはシュコダ・ファビアのブレーキにトラブルが発生、ステージのラスト10kmでスロー走行を強いられた。デュバルは、このSSのベストタイムとなるローブに3分以上の遅れを喫し、総合14位まで後退。アレクサンドロ・ベンゲは、ナーバスすぎるマシンで遅れをとり、ミッコ・ヒルボネンに総合3位の座を明け渡している。SUBARUのステファン・サラザンとペター・ソルベルグはクリーンなドライブで、9番手、10番手タイムをマーク。総合順位でもそれぞれ9位、12位に浮上した。SUBARUのチームメイト、アトキンソンはマシンに石が当たりフロントガラスが破損しての走行となったが、12番手タイムでこのステージをフィニッシュした。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 24:05.6
SS6: 12時00分 Ucciani - Bastelica 1 (26.20km)
レグ2・2本目のステージは、SS5で発生したアクシデントによりスタートが遅延。ミッコ・ヒルボネンがこのイベント初のステージウィンを獲得し、奪取したばかりの総合3位の座を固めた。スペインのダニエル・ソルドがセカンドベストをマークし、ベンゲをかわして4位に浮上した。ヤリ-マティ・ラトバラは、フィニッシュ手前約10kmの地点でコースオフ、復帰することができなかった。ラトバラのレグ撤退で、SUBARUのサラザンはステージのラスト10kmで右フロントタイヤがパンクしたままの走行となったものの、総合8位とポイント圏内に浮上した。クリス・アトキンソンは、フロントガラスが破損したまま26kmのステージを走り切り11番手タイム、チームメイトのソルベルグは9番手タイムをマークした。ラトバラのアクシデントで、ソルベルグもポジションアップを果たしている。
Fastest Time: ミッコ・ヒルボネン(フォード) 16:56.9
Driver Quotes - Service D (SS6後)
- ペター・ソルベルグ:
- 「あまり報告することがない。できる限り速く攻めて、トラブルもない。セカンドセクションではセッティングに若干の変更を試してみたが、劇的な向上は見られなかった」
- ステファン・サラザン:
- 「最初のステージ(SS5)はOK。自分の限界まで攻めた。でも2本目は、フロントタイヤの1本のダメージがひどく、ステージをフィニッシュするのも大変だった」
- クリス・アトキンソン:
- 「まったく問題なし。フロントガラスにヒビが入っただけ。今もセッティングを変えたり、いろいろと試している。コンディションはかなりトリッキー。サービスでは、セッティングをいくつか変更して、午後に具合を見てみる」
SS7: 15時03分 Vico - Plage du Liamone 2 (34.17km)
サービス明け最初のSSは、ヴィコからプラージュ・デ・リモーネの34kmステージ。世界チャンピオンのセバスチャン・ローブが、この日2回目のステージウィンを獲得。総合2位につけるマーカス・グロンホルムとの差をさらに広げた。総合3位奪回を目指しフォードのミッコ・ヒルボネンを追うローブのチームメイト、ダニエル・ソルドがセカンドベストタイム。ソルドは、ヒルボネンとの差を2秒近くにまで縮めてきた。多くのクルーがスリッパリーなコンディションを伝えてきており、シェビー・ポンスは約10km地点でスピン、クサラのリアにダメージを負った。この日、40歳の誕生日を迎えたハリ・ロバンペラもスピンで、ローブに対し約2分の遅れを喫した。ソルベルグ、サラザン、アトキンソンのSUBARUトリオは、トラブルなしの走行で午前中の1回目の走行タイムを更新。アトキンソンは総合順位を2つ上げ、15位に浮上した。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 24:03.6
SS8: 16時44分 Ucciani - Bastelica 2 (26.20km)
レグ2の締めくくりは、ツイスティでバンピーなウッチアニ-バステリカのステージ。ダニエル・ソルドとミッコ・ヒルボネンの総合3位争いは激しさを増し、ソルドがこのステージでヒルボネンに8秒差をつける猛チャージを見せて、ステージウィンを獲得。この好タイムで、ソルドは総合3位奪回に成功、さらにヒルボネンに対し6秒のアドバンテージを築いた。ベンゲはスピンで30秒のタイムロスを喫したが、かろうじてポンスから総合5位の座を守った。ローブはグロンホルムとの総合リード差を40秒に延ばしたが、デュバルはこのステージ中盤でストップ、レグから撤退となった。サラザンは7番手タイム、チームメイトのソルベルグは10番手タイムだった。クリス・アトキンソンは、レグ2での安定したパフォーマンスを11番手タイムで締めくくり、総合順位でも14位に浮上した。
Fastest Time: ダニエル・ソルド(シトロエン) 16:56.8
チームのコメント
SUBARUワールドラリーチーム・スポーティングディレクター、ルイス・モヤ
「ペター、クリス、ステファンは全員、今日はいい走りを見せてくれたが、まだスピードアップが必要な状態。マシンは1日中、トラブルなく動き、今後役立つ貴重なデータを収集することができた」
ペター・ソルベルグ
「今日も苦難の1日だった。ベストを尽くしていろいろなことを試して、万策を尽くしている」
ステファン・サラザン
「Okだ。マシンも向上が見えてきて、自分にも自信がついてきたのでプッシュできるようになったが、まだまだ困難が続いている。いま総合7位を争っており、ストールとの差はわずか30秒なので、明日は何が起こってもおかしくはない状態だ。長い一日になると思う。SSは4本あり、かなりトリッキーなコースなので、期待していて欲しい」