SUBARU
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  Rd. 6 Rally Argentina
28 to 30 April 2006
Leg1
Event Bulletin
28 April 2006

スタート
木曜日のスーパーSSの後、68台がレグ1第2セクションを再スタートした。

ルート
木曜日夜コルドバ・スタジアムでのスーパーSS・2本を終えたクルーは、金曜日、155.30km・8SSに挑んだ。コースは午前中の4本がコルドバ北部のプニラ渓谷を走行、午後には内2本を再走した。ラ・ファルダとアスコチンガのステージは、レグ2に再走が設定される。

天気
気温は19度から29度。午前中のループでは霧雨が降り、空は一日中雲で覆われた。



SUBARUワールドラリーチームの概要
ペター・ソルベルグはラリー・アルゼンチンのレグ1終了時点で総合2位を堅守。このレグに設定された10本のSSのうち3本でベストタイムをマークし、ラリーリーダーのセバスチャン・ローブに20秒差で競技2日目を迎える。わずか2回目のラリー・アルゼンチン参戦に挑むクリス・アトキンソンは、総合7位につけている。



ステージレポート

SS1/SS2: 19時05分 Super Especial I & II (4.4km)
第26回ラリー・アルゼンチンは、1978年サッカーワールドカップ決勝のために建設された、シャトー・カレーラスのサッカースタジアムで幕を開けた。2台併走で争うタイトなグラベルのスーパーSSを観戦するために、4万5000人のスペクテイターがこのスタジアムに詰めかけた。クルーはこのコースをSS1で2周、SS2ではサイドを変えてさらに2周を走破。豪快な花火が夜空を彩る中、SUBARUのペター・ソルベルグがSS1でベストタイムをマーク、最高の形でラリーの滑り出しを飾った。クリス・アトキンソンもSS2ではサードベストをマークし、上々のスタートを迎えている。この2回目の走行ではマーカス・グロンホルムがステージウィンを獲得し、1.8秒のリードを築いて明日の競技を首位からスタートする。
Fastest Time: ペター・ソルベルグ(SUBARU) 2:26.9 / マーカス・グロンホルム(フォード) 2:25.9

SS3: 08時33分 Ascochinga − La Cumbre 1 (23.28km)
大いに盛り上がった木曜日夜のスーパーSSに続き、本格的なラリー競技が、コルドバ北部に設定されたアスコチンガとラ・クンブルの村の間を走る23kmのステージで始まった。SUBARUのペター・ソルベルグが前日に続いて上々の滑り出しを見せ、オーストリアのマンフレッド・ストールに8秒差をつけてのベストタイムをマーク。このタイムでソルベルグは、総合順位でも、グロンホルムに8秒のアドバンテージをつけてラリーリーダーに立った。フォードのグロンホルムは、霧雨の中、フロントガラスのワイパーが動かないというディスアドバンテージを負っての走行となった。ソルベルグのチームメイト、クリス・アトキンソンは参戦2度目のラリー・アルゼンチンでサードベストタイムを叩きだし、3位にわずか1.4秒差の総合4位に浮上。選手権では現在トップに立っているローブは、ステージ中盤でスピンを喫し、ソルベルグに22秒遅れのタイムでのフィニッシュとなった。
Fastest Time: ペター・ソルベルグ(SUBARU) 14:49.8

SS4: 09時36分 Capilla del Monte − San Marcos 1 (22.95km)
このラリーに設定されるのは2003年以来となる、23kmのステージ。クルーは湖の脇からスタートして、ゆるやかに波打つ丘陵地帯のロッキーな固い道を走行していく。ローブがこのイベント初のステージウィンを獲得して、序盤に喫したスピンでのロス分を挽回。このタイムでローブは総合順位を3つ上げて、ストールに0.7秒差の総合4位に浮上した。ペター・ソルベルグは、スタートから1.5km地点でコース脇の門柱にヒットしながらもサードベストタイムをマークし、グロンホルムから総合首位の座を守った。このアクシデントでも、ソルベルグのSUBARUインプレッサWRC2006は外観に若干のダメージを受けただけにとどまったが、衝撃でコ・ドライバー側の窓が外れた。ソルベルグとコ・ドライバーのフィル・ミルズは、このステージの残り22kmをダストや小石が車内に入り込む悪状況で走り切った。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 17:27.0

SS5: 10時13分 San Marcos − Cuchi Corral 1 (19.24km)
この日3本目のSSは、パンパスの中を走る高速でワイドな、サンマルコスの街からのステージ。大ジャンプを豪快にクリアしたクルーは、ステージフィニッシュでもピント川の長い川渡りでコース沿いに集まった観客を大いに沸かせた。ローブがこの19kmのステージで2連続ベストタイムをマークし、プジョーのストールから総合3位の座を奪取した。グロンホルムはローブから4.1秒遅れのタイムだったが、ペター・ソルベルグがフィニッシュ手前4km地点でリアタイヤにひどいダメージを負ってスローダウンとなったため、グロンホルムが総合首位に浮上した。クリス・アトキンソンは、このSSの高速コーナーでのマシンのハンドリングが不調だった上、2回のジャンプで着地に失敗。この2回でアトキンソンのマシンは、着地で外れ、レーシングラインに復帰して速度を取り戻すまでにタイムロスを喫した。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 11:39.7

SS6: 11時46分 Cabalango - Carlos Paz 1 (14.53km)
カルロス・パス近郊を走るこのステージは、固い地盤の路面の超高速区間からスタートし、その後砂に覆われた荒野を抜けるリズミカルなコースとなる。ステージでの走行が重なる毎に深くなる轍や岩に苦戦するドライバーも続出。マンフレッド・ストールはリアタイヤを破損し、マシュー・ウィルソンはジャンプ後の着地で強打した上に、轍の中に埋まった岩にヒットしている。シェビー・ポンスもステージ中盤でスピンを喫し、シトロエンがラインの真ん中で停車。このため後続車の走行に遅れが生じ、クリス・アトキンソンはクサラで塞がれた道を回り込んでいかなくてはならず、5秒近くのタイムロスを喫している。グロンホルムがステージウィンを獲得してラリーリーダーの位置を固め、ソルベルグがステージ終盤でパンクに見舞われたため、ローブがソルベルグをかわして総合2位に浮上している。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 9:51.9


Driver Quotes - Service B (SS6後)
ペター・ソルベルグ:
「慌ただしい午前中だった。少しずついろいろなことが起こったという感じだ!SS4のスタートの後、木の門柱にヒットしてフィル側の窓がなくなってしまったので、それからマシンの中はダストだらけ。それからSS5の終盤で右リアタイヤが破損し、それからSS6では左フロントがタレてしまった。しかし、こんなことがあっても、3位を維持している」
クリス・アトキンソン:
「悪くないスタートだった。最初の2本はかなりいい出来で、3本目(SS5)で少しロスをし、最後の1本ではポンスのアクシデントに巻き込まれた。SS5の後は、ハンドリング系に問題があるのが分かってきた。高速コーナーでマシンのリアが逃げてしまい、ジャンプの時などはマシンのバランスがあまりよくないようだった。サービスでデータをチェックし、どんな変更を施すことができるかを考えてみる」

SS7: 14時44分 La Falda − Villa Giardino 1 (11.77km)
今年11kmに短縮されたステージは、このレグの最短SS。2006年は逆走で設定され、プニーラ渓谷のサンディでロッキーなエリアを走る。スタートから8km地点にある豪快なウォータースプラッシュには、クルーの勇敢な走りを見ようと、大勢の観客が集まった。ローブがこのレグ3回目のステージウィンをマークし、総合首位のグロンホルムとの差を5秒近く縮めた。ソルベルグ兄弟は、このステージで3番手、4番手タイム。今回は、兄のヘニングが弟ペターをわずか1秒上回った。ミッコ・ヒルボネンとジャンルイジ・ガリがトップ6のタイム、クリス・アトキンソンはSUBARUインプレッサWRC2006で9番手タイムをマークした。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 7:34.9

SS8: 15時29分 Capilla del Monte − San Marcos 2 (22.95km)
カピーラ・デル・モンテのステージ・再走回では、イベントに大きな局面が訪れた。ラリーリーダーのマーカス・グロンホルムが、スタートから8km地点のコーナーでストール。グロンホルムは再スタートを試みたが叶わず、レグから撤退となった。グロンホルムのアクシデントで、ローブとペター・ソルベルグがそれぞれ順位を上げて総合首位、2位へと浮上した。マンフレッド・ストールが3番手タイムをマークし、ヘニング・ソルベルグから総合5位を奪取している。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 17:10.8

SS9: 16時06分 San Marcos − Cuchi Corral 2 (19.24km)
このステージの前のロードセクションでは、ソルベルグとミルズがルーティンの作業としてフロントとリアのタイヤをローテーションさせている最中にジャッキが壊れ、マシンの2輪が地面に落ちるアクシデントに見舞われた。2人は最終的にはマシンを完全に降ろしたが、その後のタイムコントロール到着が1分遅れたため10秒のペナルティが課せられた。しかしその後のSSではモチベーションを上げて挑んだソルベルグは、この日2回目のステージウィンを獲得し、新たにラリーリーダーとなったローブとの差を詰め始めた。しかし、SS9はフォードにとっては前SSと同様に悔しいステージとなり、ミッコ・ヒルボネンがレグから撤退となった。フォードのエンジンは2気筒のみとなってしまい、ヒルボネンはスパークプラグ交換のため停車。この変更で若干の狂いが生じたため、ヒルボネンはマシンへのダメージを考慮し、コース脇にマシンを退けた。ヒルボネンがレグを撤退したため、ガリが総合3位に浮上した。
Fastest Time: ペター・ソルベルグ(SUBARU) 11.30.0

SS10: 16時59分 La Cumbre - Agua de Oro 1 (21.37km)
低速のダウンヒルステージでは、マンフレッド・ストールがジャンルイジ・ガリを2秒抑えて、このイベント初のステージウィンを獲得。総合3位につけるガリとの差を詰めてきた。ソルベルグはサードベストタイムをマーク。ラリーリーダーのローブとの差をさらに2秒詰めて20秒とし、レグ2を迎える。クリス・アトキンソンは総合7位でレグ1をフィニッシュ。総合6位ダニエル・ソラとの差は14秒。
Fastest Time: マンフレッド・ストール(プジョー) 18:26.3



チームのコメント

SUBARUワールドラリーチーム・スポーティングディレクター、ルイス・モヤ
「総合的に、今日の成果には喜んでいる。ペターは素晴らしい走りで、パンクで14秒をロス、ジャッキトラブルで10秒のペナルティを受けることはあったが、3回のステージウィンでグラベルでの競技力を見せつけた。ペターの、このラリーで優勝するというターゲットを達成することもまだ可能だと信じている。今日の序盤、クリスはドライビングリズムをつかむのに苦労をしていたが、セットアップに変更を施したので、残りの2日間で向上を見せられることを期待している」


ペター・ソルベルグ
「非常に興味深い一日だった。いろいろなことが起こったが、本来の実力を出して首位やステージウィンを争うのはとても楽しい。僕とセバスチャンとのギャップはこれで20秒以下。もちろんここでは、今日のようなタイムロスを予測することは難しいが、これも競技のうちであり、まだ2日も残っている。フィーリングはとてもいいし、明日が本当に楽しみだ」

クリス・アトキンソン
「タフな1日だった。スタートは順調でトップ3タイムも出したが、午後は苦戦した。路面はとても轍が深く、マシンのハンドリングが不安定だったようだ。特に最後のSSは厳しく、このためかなり慎重に走らなくてはならなかったので、タイムロスにもつながった。しかしできる限りプッシュしていくし、順位アップも目指していきたい」


1 Sebastien LOEB Citroen 1:53:58.7 
2 Petter SOLBERG SUBARU +19.8 
3 Gianluigi GALLI Peugeot* +59.4 
4 Manfred STOHL Peugeot +1:12.1 
5 Henning SOLBERG Peugeot +1:31.8 
6 Daniel SORDO Citroen* +2:15.1 
7 Chris ATKINSON SUBARU +2:29.4 
8 Matthew WILSON Ford +4:08.7 
9 L.PEREZ COMPANC Ford +4:46.1 
10 Gareth MAC HALE Ford* +7:07.2 
* 非マニュファクチャラーエントリー

Leg2の概要
レグ2は、150.41km・8SSで構成される。コルドバを朝6時39分(現地時間)にスタートし10分サービスを受けた後、クルーはレグ1に設定されたSSのうち3本のリピート走行に挑むため、北部へと向かう。午後は舞台をコルドバ南部の山岳部に移し、さらに5本のステージが待っている。
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