Rd.1 Rallye Automobile Monte Carlo
18 Jan to 21 Jan 2007
白熱のモナコ決戦、アトキンソンがベストタイムで4位奪回!

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スタート
エントリーした47台中、44台が、ラリー・モンテカルロのレグ3に向けてフランス・ヴァランスのサービスパークを出発した。
ルート
レグ3のほとんどのステージは、ヴァランスのメインサービスエリア・北西部に設定されたが、日曜日午前に行われるモンテカルロのスーパーSSも、このレグの一部として含まれる。山岳部では6ステージが設定(3本のステージのループを2回走行)。モナコスーパーSSを含めた総ステージ走行距離は131.52km。
天気
午前中のステージには湿った部分も残ったが、この日もドライの快晴。気温は9度から日中は13度まで上がり、夕方になってクルーがヴァランスのサービスエリアに戻る頃には8度まで落ち込んだ。
SUBARUワールドラリーチームの概要
SUBARUワールドラリーチームは、今年のラリー・モンテカルロわずか1ステージを残した時点で、依然2台ともがポイント圏内につけている。クリス・アトキンソンはこのラリーのヒーローの1人で、ミッコ・ヒルボネンと熾烈な4位争いを繰り広げる中、ステージベストを2回叩き出した。この日最後のステージでは僅差でそのポジションを失ったが、日曜日午前のモナコスーパーSSでは、奪回するチャンスがあるという自信を持ち続けている。ペター・ソルベルグは、総合7位から6位へのポジションアップに成功し、このレグでマークしたステージタイムには満足を見せている。
Stage Summary
SS9: 07時31分 Labatie D'andaure - Lolouvesc 1 (19.67km)
レグ3最初のステージは、寒く明るい朝の走行となった。SUBARUワールドラリーチームのドライバー両名は、ポイント圏内のポジション堅守を目標に挑んだ。アトキンソンは11分7秒9のタイムで、後ろに控えるミッコ・ヒルボネンとの差をやや縮めたが、特に心配にはしていなかった。「いい走りができたが、低速コーナーでストールし10秒ほどロスしてしまった。これは僕のミスで、再スタートするまでに少し時間がかかってしまった。もしそれがなければ、ミッコを引き離していただろう」ソルベルグはこのステージで4番手タイムをマークし、総合6位につけるトニ・ガルデマイスターとの差を詰めた。順位アップを果たすまで、わずか6.6秒と迫っている。「このステージは順調に進んだ」とソルベルグ。「タイヤチョイスも当たりハードに攻めているので、今日トニを捉えることを楽しみにしている」
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン)10:47.2

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SS10: 08時13分 St Bonnet - St Bonnet 1 (25.93km)
イベントの中でも最も速度域の高いステージの一つ。SUBARUインプレッサWRC2006での自信を高めたクリス・アトキンソンが、マーカス・グロンホルムに3.6秒差をつけてのベストタイムをマーク。舗装ステージでは初めて、また自身のWRCキャリアとしては22回目のステージウィンとなった。またSUBARUワールドラリーチームにとっても、2005年のモンテカルロ以来初めての舗装でのステージ勝利。アトキンソンは、1996年にアーミン・シュワルツがトヨタ・セリカでマークしたセント・ボンネットのステージレコード・13分27秒を更新。またアトキンソン/マクニール組は、ヒルボネンとの差をさらに8.9秒広げ、総合4位の座をさらに強固なものとした。ソルベルグは、コーナーでアンダーステアが発生して膨らんでしまった際、数秒をロス。12分50秒4の5番手タイムでこのステージをフィニッシュした。それでもガルデマイスターをかわすのに充分速いタイムで、ソルベルグは総合6位に浮上した。
Fastest Time: クリス・アトキンソン(SUBARU) 12:42.7
SS11: 09時38分 Lamastre - St Barthelemy Grozon 1 (18.76km)
日中サービス前の最後のステージは、フィニッシュに向かうにつれて非常にスリッパリーとなり、油断大敵のコンディション。アトキンソンは前ステージのような快調ペースを出すことができず、ヒルボネンとの差を11.4秒ロス。アトキンソンは、このステージの間にリズムをつかむことができないフィーリングを感じていた。ソルベルグは11分56秒6の7番手タイムだったが、ソルベルグと6位争いを演じているガルデマイスターとの差がわずかに縮まった。ソルベルグは「ここ2本のウェットやスリッパリーな道でいいフィーリングをつかむことができなかったので、思うようなスピードが出なかった」と語った。
Fastest Time: ミッコ・ヒルボネン(フォード) 11:46.9
Driver Quotes - Service F (after SS11)
ペター・ソルベルグ
「この午前のステージでの我々のパフォーマンスには満足しており、いいタイヤチョイスができたと思う。2本目のステージで6速セクションのスリッパリーな右コーナーでアンダーステアが出た時には、ラッキーにも逃げ場があった。この時はヒヤリとした。溝に入り、それからコースに復帰した。一瞬、走行を続けられないかもしれないとも思ったが、ダメージは恐れていたほどひどくはなかった。左フロントタイヤにダメージがあり、ステアリングがやや狂ったので、午前のループ最後のステージではそれほどハードにプッシュすることはできなかった。この時は幾分タイムロスがあり、まだトニ・ガルデマイスターの上につけてはいるが、5位につけるミッコ・ヒルボネンを捉えるチャンスを逃してしまったことも現実だ」
クリス・アトキンソン
「このループのステージ全体は基本的にかなりいい出来だったし、WRCの舗装SSで初めてステージウィンを獲得できたことがうれしい。唯一のアクシデントは、この午前の最初のステージ。タイトコーナーの進入で、ブレーキを長く踏み過ぎてエンジンがストールしたのだと思う。これで8秒近くのロスになった。これを除けば、ステージはいいし選んだタイヤにも満足している。このコンディションでは、いつでも選択の妥協が必要だ。僕たちはソフトめを選び、ミッコ・ヒルボネンは固めのタイヤで行った。場所によっては彼にアドバンテージがあり、その他では僕たちの方が速かった。しかし、総合順位ではまだ彼の上にいるので、結果論で言えば僕たちのタイヤチョイスは正しかったのだと思う」
SS12: 13時03分 Labatie D’andaure - Lolouvesc 2 (19.67km)
日中サービスの後、競技は快晴の空の下で再開された。アトキンソンは再びヒルボネンとのバトルに挑んだが、わずかコンマ4秒差で総合4位の座を失ってしまった。「マシンの動きが激し過ぎて苦戦した」とアトキンソン。「しかし、次のステージは午前の走行では速かったので、今回も好タイムを叩き出さなくては」ソルベルグはガルデマイスターに僅差のリードで午後のループをスタートしたが、セカンドベストタイムをマークして、このステージだけでガルデマイスターを11.9秒引き離し、総合6位の座を堅守した。「今ではかなり調子がよくなった」と10分45秒9のタイムをマークしたソルベルグは語った。「いつでも速さを上げるために努力をしているが、今のポジションにはかなり満足しているので、あとはとにかく確実に完走を目指す」
Fastest Time: ミッコ・ヒルボネン(フォード) 10:45.1

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SS13: 13時45分 St Bonnet - St Bonnet 2 (25.93km)
このラリーの本格的なステージはわずか2本を残すばかりとなった時点で、アトキンソンは総合4位をヒルボネンから奪回するためにあらゆるチャンスを活かさなくてはならないことを分かっていた。そして再び、高速のリズミカルなこのステージで、このイベント2回目のベストタイムをマーク。考えられる限り最高の形で、総合4位の座を取り返した。ヒルボネンは7.6秒遅れのタイムで、アトキンソンは7.2秒のアドバンテージを築いてこの日最後のステージを迎えることになる。ソルベルグは12分38秒7と、午前中の走行から大幅にタイムを縮め、ガルデマイスターとの差もさらに10.8秒広げた。
Fastest Time: クリス・アトキンソン(SUBARU)12:32.4
SS14: 15時10分 Lamastre - St Barthelemy Grozon 2 (18.76km)
土曜日最後のステージは、後半にスリッパリーなダート部分があるものの基本的にドライ。アトキンソンは、このステージでヒルボネンが総合4位奪回を目指してアタックしてくると認識。しかしアトキンソンはセカンドベストタイムをマークしたものの、ヒルボネンがステージウィンを獲得したため、アトキンソンはわずか0.8秒差ながら5位に後退となった。SUBARUワールドラリーチームはこの最終ステージで強さを見せ、ソルベルグも11分42秒8の3番手タイムをマーク。ヴァランスでの最終サービスの後、ラリーマシンはトランスポーターに載せられ、日曜日午前に行われるモナコスーパーSSのため、モナコに向けて300km南下する。
Fastest Time: ミッコ・ヒルボネン(フォード)11:30.5
Driver Quotes - Driver Quotes - after SS14
ペター・ソルベルグ
「我々のポジションはOKだし、総合的にこのラリーの内容にはとてもハッピーだ。タフな週末だったし、金曜日のオープニングSSのロングステージでロスしたタイムが、ポジションアップのチャンスに響いた。この週末はBFグッドリッチと我々のマシンとの相性を学んでいたということも忘れてはならない。クリスは、特にいい走りをしていたし、チームも懸命に取り組んだ」
クリス・アトキンソン
「この日最後のステージでは、タイムロスが大きすぎた。ミッコを抑えるのに充分な速さだったと思ったが、そうとはいかなかった。モナコのスーパーSSは非常に面白くなると思うし、スペクテイターも盛り上がるだろう。ミッコにポジションは奪われたが、この週末は非常に期待の持てる内容となった。ターマックでもコンペティティブに争うことができたし、その立場に立てるのはこれが初めてだ」
Team Quotes - after SS14
SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「まだ1ステージ残っているが、今シーズンは非常にポジティブな滑り出しとなったようだ。新しいタイヤパートナー、BFグッドリッチの働きには、非常に喜んでいる。クリスは、このラリーを通して非常にいい走りを見せており、明日モンテカルロのスーパーSSで4位を奪回できるかどうか、非常に楽しみだ。総合的に、ペターにもいいイベントになった。チーム全体にとっては、タイヤと、マシンとの相性を知ることに全力を費やしてきたが、シーズンを過ごしていくにつれてマシンのパフォーマンス向上を続けられるという大きな自信につながった」

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SS15: 9時00分 MONACO - Circuit (2.8km)
何千人ものファンとテレビ生中継が行われる前で、クリス・アトキンソンはベストタイムをマークして、わずかコンマ2秒差で総合4位奪回を達成、モナコ・スーパーSSのヒーローとして大活躍を見せた。アトキンソンは、土曜日の最終ステージでミッコ・ヒルボネンに総合4位の座を奪われたが、猛チャージの末に1分49秒9のベストタイムをマークしてその座を奪い返した。アトキンソンにとって舗装イベントの自己ベストリザルトであり、SUBARUワールドラリーチームにとっても2002年以来となる、ラリー・モンテカルロでのベストパフォーマンス。既にラリー・モンテカルロでの自己ベストタイとなる総合6位の座を固めていたペター・ソルベルグは、モナコの自宅マンション周辺で行われたラリーで、群衆の前での大胆な走行を披露した。
Fastest Time: Fastest Time: クリス・アトキンソン(SUBARU)1:49.9
チームのコメント
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SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「今朝は、クリスが総合4位獲得に向けて、すさまじい努力を見せた。チームにとって素晴らしい週末となったし、ポジティブな要素もたくさんあった。クリスとペターは2人とも素晴らしいシーズンの滑り出しを見せ、パフォーマンス面では昨年から格段のステップアップを果たしている。シーズンの残りのイベントを楽しみにしているし、リザルトもどんどんと上がっていくことが期待できる」
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ペター・ソルベルグ
「とても楽しかった、本当に楽しかった。ステージはとても感動的で、僕がドライビングで楽しんだのと同じくらい、観客も観戦を楽しんでもらえたと心から願うよ!こうしたステージは、とにかく演出を盛り上げるためのものなので、今後も他のイベントでこうしたパフォーマンスを見せることができればいいと思う」
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クリス・アトキンソン
「このステージでミッコから4位の座を取り戻したことは、僕たちにとってこの上ない成果。舗装でこのような争いを演じたことは、チームにとっても励みになること。あれほどの大観衆の前で、こうした状況の中でそれを実現できたことは、最高。とにかく速く走ろうと努力して、豪快よりも丁寧な走りを心がけた。これまで僕たちが走ってきた中でも、ベストラリーの一つだと思う。舗装でステップアップを果たした気分だし、チームもとてもいい働きをしてくれた。次はスウェーデン。ここでももっとポイントを獲得していくことを目指す」
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次回のイベント
2007年FIA世界ラリー選手権第2戦「スウェディッシュ・ラリー」は、2月9-11日に開催の予定。