The Event

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スウェディッシュ・ラリーのフィニッシュから1週間も経たないうちに、SUBARUワールドラリーチーム(SWRT)は、FIA世界ラリー選手権(WRC)のスノーラリー連戦の2戦目に挑むため、スウェーデンから西へ向かい、国境を越えてノルウェーに移動した。
ノルウェーは今年初めてWRCイベントの開催を迎え、この国で生まれ育ったSUBARUのドライバー、ペター・ソルベルグと熱烈なサポーター軍団にとっては喜びもひとしお。凍るような寒さにも負けず、母国のヒーローを応援するために何千人もの人々がかけつけるだろう。このイベントにはノルウェーのロイヤルファミリーと首相が支援しているほか、既に同国4700万人の国民からも大いに注目を集めている。
また3月のラリー・メキシコからは、新型モデルのSUBARUインプレッサWRC2007の投入を予定しているSWRTにとっては、今回がSUBARUインプレッサWRC2006で参戦する最後のラリーとなるため、その意味も深い。
スウェーデンとノルウェーのイベントはわずか200kmしか離れていないが、両イベントには決定的な違いがいくつかある。スウェーデンのステージはいずれも高速でリズミカルだが、ノルウェーのコースはかなりタイトでツイスティ。ほとんどのステージは、農業の盛んな地域・ヘドマークの森に設定され、昨年、WRC候補イベントとして開催されたラリー・ノルウェーでも使用されたステージも中にはあるが、ルートのほとんどはWRC基準を満たすために改訂・延長されている。
競技マシンのサービスが行われるのは、1994年の冬季オリンピックの際に建てられた、バイキングシップと呼ばれるスタジアム内で行われる。この施設はひっくり返った船の形をしており、先週末、スウェーデンで設定されたハグフォースのサービスエリアでは−20度の冷え込みに耐えていたSWRTのメカニック陣にとっては、有り難い環境となりそうだ。
しかし、SSのコンディションは、スウェーデンよりも厳しくなることも予想される。ノルウェーでは伝統的に、2月は1年で最も寒い時期に当たるからだ。この週末の予報では、降雪があり平均気温は-15度となる見通し。
木曜日夜、ハメルでセレモニアル・スタートが行われた後、WRC初開催のラリー・ノルウェーは、金曜日7時43分(現地時間)に始まる。イベントは18SSで構成され、総走行距離は1109.57km(ステージ走行距離355.99km、リエゾン753.58km)。レグ1のステージは、ハメルの南東部で行われ、この日のルートでは本拠地から南に60km離れたキルケナールでのリモートサービスゾーンも設定される。レグ2とレグ3はいずれも街の東部と北部に設定される。土曜日と日曜日には、クルー陣は、シンプルに「マウンテン」と呼ばれる24kmの難コースや、ハメルの街を抜けるショートステージなど、バラエティに飛んだ道に挑む。
エントリー
SWRTはラリー・モンテカルロとスウェディッシュ・ラリーで使用したスペックと同じSUBARUインプレッサWRCでスウェーデンに挑む。ペター・ソルベルグ/フィル・ミルズ組がカーNo.7、クリス・アトキンソン/グレン・マクニール組はカーNo.8となる。WRCの新イベントのため新フィールドでのラリーではあるが、両クルーとも、昨年選手権外イベントとして参戦されたラリー・ノルウェーでレッキに参戦している。ソルベルグは1998年にノルウェー・ラリー選手権でタイトルを獲得しているが、ラリー・ノルウェーで使用するステージで競技走行を行ったことはない。
ドライバー・コメント
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ペター・ソルベルグ
「僕にとって、本当に特別なイベントとなる。既にラリーに向けて準備は万端で、この2日間はたくさんのインタビューを受けており、関係者もイベントに向けて続々と到着している。母国とはいっても、ルートに設定されているステージは見たことがないので、僕にアドバンテージはないだろう。他のどのドライバーにとっても同様、僕にとっても完全に未知の世界だ。スウェーデンでリードに立ったことはとてもポジティブに受け止めているし、クリスはスウェーデンでステージがたくさんの雪やアイスに覆われていればベストタイムもマークできることを見せた。よって我々はこうしたコンディションを期待しているし、ステージをリピート使用する時でもあまりグラベルが出てこないように祈るばかりだ。僕やチームをサポートしてくれるファンの皆さんに会えるのは、本当にうれしいこと。ステージに出るまでは、どんな感じになるかはまだ語ることはできないが、とても楽しみにしている」
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クリス・アトキンソン
「昨年はラリー・ノルウェーのレッキに参加したので、今回は多くのステージ逆走にはなるが、どんなラリーになるかいくつか考えられることはある。かなりエキサイティングなラリーになると思う。昨年、ステージは素晴らしかったが、スウェーデンよりもかなりテクニカルだ。豊富な雪やアイスがあり、ステージ脇には2mほども高さのある雪のバンクがあるので、トンネルの中を走るような感じだ。スウェーデンでの、自分たちよりも経験豊富なドライバーに対しての自分たちのペースにはかなり満足している。ノルウェーでは、ステージの知識という面では、全員が同じレベルになるはず。このラリーでの僕たちのアプローチは、スウェーデンと同じ。滑り出しは堅実に、そして徐々にペースを上げていく。できれば5位か6位を獲りたい。充分可能なはずだ」
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マシン&挑戦
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SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「モンテカルロとスウェーデン同様、ラリー・ノルウェーでの我々の目標は、両マシンをポイント圏内でフィニッシュさせること。クリスは開幕2戦でポイントを獲得するいい走りを見せており、この週末はトップ6でフィニッシュすることを期待している。ペターにとっての目標は母国イベントでトップ5に入ることではあるが、コンディションが我々向きであればもちろんポディウムフィニッシュも狙っていきたいと考えている。我々のスウェーデンでの経験で、マシンは、ステージに雪やアイスがたくさんある時にはBFグッドリッチのスタッドタイヤが特に効果を発揮することがわかり、ノルウェーでもこうしたコンディションが予報されている。スウェーデンでのSUBARUインプレッサWRC2006の速さには満足しており、ノルウェーで安定したスピードを出すことができれば、いいポジションにもつながるはずだ」
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ラリーの合間
スウェディッシュ・ラリーのフィニッシュからWRC第3戦、ラリー・ノルウェーのスタートまではわずか4日と、SWRTのドライバー陣にとってはリラックスする時間はほんのわずか。チームは月曜日にカールスタッドからハメルへ移動、ソルベルグ、ミルズ、アトキンソン、マクニールは、火曜日にノルウェーのSSでレッキを始める。