The Event

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SUBARUワールドラリーチーム(SWRT)は、FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦に挑むため、メキシコに上陸。このイベントでは、注目の新型SUBARUインプレッサの新型ラリーマシンがデビューを迎え、ラリーはますます熱い戦いが展開されていくことになる。チームの新型マシン、SUBARUインプレッサWRC2007は、今シーズンの残りのイベントでチームの戦闘機として活躍する予定となっており、このイベントが実戦デビューとなる。
WRCのチーム一団は、モンテカルロのアイシーな舗装、スウェーデンとノルウェーでの雪に覆われた林道を経て、次のチャレンジ、メキシコ中央部の高地・グァナファトのグラベルロードと一転高温のコンディションに挑む。
このラリーは、この国の製靴産業の中心地であることから「靴の首都」として知られるレオンの街が本拠地となる。WRCで唯一、北米大陸で開催されるイベントであり、チームやドライバーにとっては今年最初のヨーロッパ外遠征イベントとなる。2007年もサービスエリアはポリフォーラム・エキスポセンターの屋内に設定され、ステージはシエラ・デ・ロボスとシエラ・デ・グァナファトの山岳路に設定される。
WRCイベントとして4年目の開催となるこのイベントのルートは、今年最も高地に設定される。中高速の固く締まった地盤のグラベルロードは、スペクタクルな渓谷を上って行き、場所によっては標高が2700m以上になる地点もある。
最も高地のステージはSS2のオルテガで、この標高の高さはSWRTのエンジニアにとってさらなる関門となる。高地では空気が薄くなるため、エンジンは吸気に苦しむことになるからだ。このため、エンジンのパワー出力は低下し冷却効果も悪くなる。一方、この2つの問題が相殺されて、エンジンのパワーは落ちるが、温度上昇も少なくなる。この結果、平均速度は、低地で同様の路面を走行するよりもかなり低くなる。
ステージは非常にトリッキーで、高速と低速セクションが不規則にミックスされるため、自然に弾みがつくことがないのでドライバーにとってはリズムがつかみにくくなる。総合的に、ステージはかなりサンディ。また、かなりナローでツイスティなセクションがあるところなどは、サルディニアにも似ている。
地形的に、メキシコはWRCの中でも最もコンパクトなラリーの一つであり、今年のイベントの走行距離は、これまでよりもさらに短縮された。総走行距離は849.55kmで、うちステージ走行距離が366.06km、リエゾン距離が483.49kmとなる。セレモニアルスタートは、3月8日木曜日の夜19時30分(現地時間)にグァナファトの街で行われ、20本のSSのうち最初のステージは翌日8時28分にスタートする。
エントリー
SWRTはラリー・メキシコに2台の新型SUBARUインプレッサWRC2007をエントリーさせる。いつも通り、ペター・ソルベルグ/フィル・ミルズ組がカーNo.7、クリス・アトキンソン/グレン・マクニール組がカーNo.8となる。このイベントは、過去、ペターとフィルにとって相性のいいイベントの一つで、2005年には優勝、昨年も2位に入っており、初開催の2004年にも4位に入っている。SWRTのオーストラリア人コンビ、アトキンソン/マクニール組は、このラリーには2回の参戦経験があり、昨年は総合7位でフィニッシュした。
ドライバー・コメント
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ペター・ソルベルグ
「スペインでのテストは順調に進み、マシンにとっても興味深い開発を行うことができた。トラクションが非常にいいようで、僕のフィーリングとしては昨年からステップアップされている部分がたくさんある。まだ手を入れる必要がある部分は残っているが、ラリー・メキシコや次のテストの合間に行っていける。このラリーに向けてはかなり満足のいく準備を行ってきたが、スタートして他のチームと比べるまでは分からない。このラリーは、我々にとってとても相性のいいイベント。ここではいつもいい走りを見せている。このイベントがチームにとって新たな転機となることを期待しているし、メキシコから今年の残りのシーズンに向けて、調子を上げていかなくてはならない」
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クリス・アトキンソン
「今年初めての本格的なグラベルラリーに挑むことを楽しみにしている。特に僕たちにとっては、新しいマシンでの参戦でもある。僕たちはこれまでメキシコではポイントを獲得してきたし、今年ももちろんそれが目標。しかし、僕たちは新型マシンの向上点を他のチームと比較するまで総合的なパフォーマンスは予測できない。モンテカルロとスウェーデンではポイントを獲得したがノルウェーでは逃したので、このイベントでのプライオリティは、いいポジションでフィニッシュして、選手権での順位を上げること」
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マシン&挑戦
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SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「メキシコで我々の2007年型モデルを投入することを楽しみにしており、このイベントでのターゲットは、今シーズンのこれまでのリザルトを上回る結果を出すこと。今シーズン最初の本格的なグラベルイベントであり、またこうした路面やコンディションで我々がBFグッドリッチタイヤを履いて参戦するのも初めてとなる」
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SUBARUワールドラリーチーム・オペレーションディレクター、ポール・ハワース
「ドライバーにとってはチャレンジングなイベント。それは高地である影響と暑い気候というだけではない。SSの多くはリピート走行が設定されるため、マシンが2度目の走行を行う頃には道がかなり掘られることもある。このイベントはアルゼンチンとペアになっているので、メキシコで使用するエンジン、トランスミッション、シャシーは、5月に行われるこの遠征イベントでも使用しなくてはならない。
これまで、メキシコは我々にとって相性のいいイベント。ペターは常にここではいい成績を出しており、ステージも気に入っている。クリスはこのタイプのイベントでは非常に速い。ステージの多くは2006年に使用されたものと似ているので、両ドライバーともかなり慣れている。新型マシンを投入することで、ペターには強豪ライバルにさらにプレッシャーを与えられるポジションにつけていきたい」
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ラリーの合間
SWRTのドライバーは、スペイン南西部のフエルファ地方で行った新型SUBARUインプレッサWRC2007の4日間のテストを終え、気分一新、今週末メキシコへ向かう。