Rd.5 Vodafone Rally de Portugal
30 Mar to 1 Apr 2007
ソルベルグ、ポディウムフィニッシュ目指して猛プッシュ!

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スタート
78台がラリー・ポルトガルの2日目を再スタートした。
ルート
この日のセクションは3本のステージのループを2回走行する構成。ステージはラリーの本拠地、アルガーブスタジアムの北東部、ルーレの付近に設定された。ステージは、レグ1の道よりもハードで岩が多い。総走行距離は412.78kmで、うちステージ距離が152.92km、リエゾンが259.86kmだった。
天気
土曜日は気温12度、小雨で始まった。雨は強さを変えていったが、午後のループは完全にドライで、最高気温は19度。
SUBARUワールドラリーチームの概要
SUBARUワールドラリーチームは、ラリー・ポルトガルの2日目に、上位陣でのポジションを固めた。ソルベルグ/フィル・ミルズ組はこの日を総合4位からスタートし、難しく変わりやすい天気の中、6本のステージを走破し、依然としてポディウムフィニッシュを手中圏内に収めている。チームメイトのクリス・アトキンソン/グレン・マクニール組は苦いアクシデントに見舞われ、SS10で転倒。走行不可能となった。
Stage Summary
SS8: 09時48分 Silvres / Ourique 1 (30.69km)
夜の小雨の後、このラリー最長ステージとなる2日目最初のSSのコンディションは、マディ&スリッパリーとレグ1でのドライ&ダスティとは対照的となった。雨は止みクルーがスタートコントロールに到着する頃には空が明るくなり、新しいルートとグリップレベルが予測不能となったことから、特に難しい状況となった。このステージでの多くのドライバーと同様に、SUBARUのクリス・アトキンソンとペター・ソルベルグの両名はハプニングに見舞われた。アトキンソンのマシンはスタートから10km地点の溝に滑り落ち、ラジエターに泥が詰まった。このためエンジンが温度上昇を防ぐためのセーフモードに切り替わりパワーが抑えられてしまったが、それでもこのステージを9番手タイムでフィニッシュした。ソルベルグは3km地点でコースオフし10秒をロスしたものの、SUBARUインプレッサWRC2007にはダメージなくコース復帰を果たし、サードベストタイムをマークした。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 21:36.5

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SS9: 10時37分 Ourique 1 (24.88km)
SS8のフィニッシュの後、クルーは7kmの短いロードセクションを経て、オウリケの24kmステージのスタートに向かった。ロードコンディションは不安定でトリッキーのまま。路面にはまだ深い水たまりも残っているが、明るい日差しの中、ステージの残り部分はあっという間に乾き始めていた。レグ1で繰り広げられた4名による首位争いは、レグ2ではセバスチャン・ローブとマーカス・グロンホルムの首位争い、ミッコ・ヒルボネンとペター・ソルベルグの3位争いという2つのグループに分かれた。このステージを終えて、ローブはわずか10.9秒差ながら総合首位を維持、ソルベルグは総合3位ヒルボネンとの差をわずか5秒にまで縮めた。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 14:59.9
SS10: 11時32分 Almodovar 1 (20.89km)
アルモドバールのツイスティでナローな前半セクションでは、何人かのコンペティターにアクシデントが発生し、特にクリス・アトキンソンはスタートラインから700m地点でコースオフ。アトキンソンはペースノートを聞き損ねた状態で複雑な6速コーナーに進入、ハイスピードでコースオフした。アトキンソンとコ・ドライバーのグレン・マクニールに怪我はなかったが、マシンはコース復帰が難しいほどひどくダメージを負い、このレグから撤退となった。3位争いでは、ペター・ソルベルグがヒルボネンに8秒の先行を許した。「ハードにプッシュして全力を尽くしたが、かなりトリッキーな中盤セクションでペースノートがマッチせず、いいリズムをつかむことができなかった」とソルベルグは語った。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 11:40.5
Driver Quotes - Service E (after SS10)
ペター・ソルベルグ
「ステージはとても難しく、最後(SS10)の1本は信じられないくらいだ。あいにく僕のペースノートがあまりマッチせず、ハードにプッシュできるような感触が得られなかった。タイヤチョイスはマーカスと似たようなもので、この点については不満はないものの、サスペンションはソフト目のセッティングを試してみたのだが、それが期待していたシャシーバランスにつながらなかったのが残念。ハードに攻めたが、SS10でコースオフした時はハード過ぎたかもしれない。サービスでは、セッティングをレグ1のものに戻し、午後どうなるか様子を見てみる」
SS11: 14時50分 Silvres / Ourique 2 (30.69km)
アルガーブスタジアムでの30分サービスを終えたコンペティターは、午前中に走行した3本のステージの再走ループへと向かった。午前中の走行以降、明るい日差しにより路面は完全に乾き、スリッパリーなマッドは固く締まった摩耗の激しい路面へと変わった。このステージは、1回目の走行よりも1分20秒も速いタイムでラリーリーダーのローブが制した。猛追を見せるグロンホルムは、30kmものステージを走行してもなお、わずか1.7秒遅れのタイムをマーク。ヒルボネンとソルベルグは3位争いを続けており、このSSタイムではヒルボネンが4秒先行した。ソルベルグは、このレグ最後の2本のステージのためにタイヤを維持することを目指したと語った。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 20:16.0

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SS12: 15時39分 Ourique 2 (24.88km)
気温が午後のピークに達した頃、クルーはクリーンに掃かれたオウリケのステージ・2回目の走行に挑んだ。レグ1と同様、リピートステージを3本続けて走行する間のタイヤの維持が非常に重要な要素となった。この過酷な路面の中、多くのトップドライバーが、もう1本ステージを残している時点で既にタイヤがひどくすり減ったと報告している。総合2位につけるグロンホルムはタイヤチョイスを誤ったと感じており、ラリーリーダーのローブからさらに14秒の遅れを取った。前SSで堅実なドライブを見せたペター・ソルベルグはハードにプッシュ、このラリーここまでで自己ベストとなるセカンドベストタイムをマークした。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 14:35.0
SS13: 16時34分 Almodovar 2 (20.89km)
タイヤ選択に成功したアドバンテージを活かしたローブが、この日最後のステージでラリーリードを40秒以上にまで広げた。このステージではグロンホルムが9秒遅れのセカンドベスト、ペター・ソルベルグがタイヤのダメージがひどいと伝えながらもさらに2秒以下差のサードベストタイムをマークした。ヒルボネンはソルベルグ相当のペースを出すことができず、明日に向けて両者のギャップはちょうど13秒。この日走行した76kmのステージループの間に、ギャップはわずか5.5秒しか広がらなかった。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 11:38.6
チームのコメント
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SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「我々の2名のドライバーは明暗を分けた1日となった。ペターは総合4位のポジションを固め、午後最後の2本のステージで3位のミッコ・ヒルボネンとの差を詰めてきたのは素晴らしい走りだった。明日のラリー最終日に向けていい兆候だ。我々には、ペターがミッコにアタックし、おそらく3位の座を奪取できるだろうという自信があるが、今回のラリーのプライオリティは高ポイント獲得であり、ポディウムを獲得するために大きすぎるリスクは負わないようにしなくてはならない。クリスにとっては、SS10でミスからアクシデントを引き起こし、撤退となってしまったことは不運だった。彼にとってはタフな週末となったが、SUBARUインプレッサWRC2007にはまだまだポテンシャルが秘めているということが重要であり、彼はそれを活かすことができると信じている」
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ペター・ソルベルグ
「今日のコンディションは、非常にハードだった。しかしペースノートがマッチしなかったSS10以外は、それほど悪い内容ではなかった。ここの道の上で、1セクションの間タイヤを維持することは非常に難しく、あちこちでペースを落とさなくてはならなかったが、これは誰にとっても同じこと。マシンの動きは完璧で、セッティングは1日を通して確実に向上していった。今日の午前は少しソフト過ぎ、バランスもあまりよくはなかったが、後からシャシーにいくつか変更を行い、最後の2本ではフィーリングが格段によくなった。明日の計画はミッコを捉えること。ギャップはわずか13秒で、今のマシンのフィーリングでいけば可能だと思う。どうなるか様子を見なくてはならないが、できる限りハードにプッシュしていく」
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クリス・アトキンソン
「いい週末でなかったことは確か。このラリーは僕のドライビングスタイルやマシンにも合っているだろうと考えていたので、結果につながらず非常に残念。今日の午前中は、少しハンドリングに苦戦をしていて、バランスとアンダーステアに問題があり、特にスリッパリーな道ではマシンを曲げることに苦労した。あのステージ(SS10)はかなりいい滑り出しだったが、後から思えばフィーリングのことに気を取られ過ぎてステージで集中していなかった。コーナーのノートを聞き漏らし、ラインを外して道をそのまま真っ直ぐに突っ込んでしまった。もちろんチームと僕は、ウェットとドライのコンディションでバランスのいいセッティングを見つけて行かなくてはならない。ここでも試してはいたが、ここでテストをするのは理想的な環境ではない。まもなくテストが予定されており、セッティングの作業を行う機会もあるはず。ペターと僕は、このラリーで確実に速さがあることを見せてはきたが、新型マシンでのラリーはまだ2戦目なので、もちろんまだまだ慣れることも必要」
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Leg3の概要
ラリー・ポルトガル最終日となるレグ3に設定されるのは、グラベルステージ4本のみ。午前中のステージはルーレ/アルモドバールとルーレで、午後には2本をリピートした後、ドライバーはアルガーブスタジアムに戻り、スーパーSS(ラリー開幕ステージのリピート)での最後の争いに挑む。総ステージ走行距離は81.39km、リエゾンは189.06km、このレグの総走行距離は270.45km。