The Event

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SUBARUワールドラリーチーム(SWRT)は、6年ぶりにFIA世界ラリー選手権(WRC)カレンダーに復活した「ラリー・ポルトガル」に向けて、再びヨーロッパ大陸での舞台へと戻ってくる。
来週、3月29日木曜日にスタートするこのラリーは、SWRTにとって、最新型モデル、SUBARUインプレッサWRC2007での2回目のイベントとなる。このマシンは、今月序盤、メキシコで堂々の実戦デビューを飾った。ペター・ソルベルグ/フィル・ミルズ組は、このイベントの初日で文句ナシのリードを築き、クリス・アトキンソン/グレン・マクニール組も、総合5位と堅実なポジションでのフィニッシュを収めた。このイベントでSUBARUインプレッサWRC2007がグラベルステージでの見事なポテンシャルを披露したことを受け、ポルトガル南部のルーズ路面ではSWRTは両ドライバーの高ポイント獲得を目指す。
ラリー・ポルトガルは1973年に初めてWRCに昇格したが、2001年の開催を最後にカレンダーから外れていた。2005年、2006年にはFIA公認の上で選手権外イベントとして開催され、今年のWRC復活を果たした。旧WRCイベントは、ポルトガル北部をベースとしていたが、今年は南部に移り、SWRTのドライバー両名がこのルートを走行するのは、来週火曜日、水曜日に行われるレッキでの走行が初めてとなる。
サービスエリアは、南部の海岸街・ファロにほど近い一大スポーツ競技施設、アルガーブ・スタジアムに置かれる。イベントの競技セクションは、観光客やゴルファーに人気のアルガーブの丘陵地帯や、北部にあるポルトガルの広大な農業地帯、バイソ・アレンテージョ地域で展開される。
全般的に、このイベントのSSで使用される道は、グラベルが覆うスムースな路面だが、地盤は非常に固く締まっている。このため、雨が降れば道は非常にスリッパリーになることもある。ルートにはナローな山岳路も含まれているが、高速セクションは非常に厳しく、特にイベント初日は平均速度が非常に高くなると見られている。グラベルステージ16本の他、ラリーのスタートとフィニッシュにはアルガーブ・スタジアムで行われるファンに人気のスーパーSSが設定される。2台併走で繰り広げられるこのイベントには、2万人以上の集客が見込まれている。
このラリーは、3月29日木曜日、18時(現地時間)から、アルガーブ・スタジアムのスーパーSSで幕を開け、競技は4月1日日曜日、13時45分に同じ会場で行われる最終ステージで締めくくりを迎える。このラリーに設定されるコースは、総走行距離1008.70km。うちステージ走行距離は357.10km、ロードセクションは651.60km。
エントリー
SWRTからは、2台の新型SUBARUインプレッサWRC2007がラリー・ポルトガルにエントリーする。いつも通り、ペター・ソルベルグ/フィル・ミルズ組がカーNo.7、クリス・アトキンソン/グレン・マクニール組はカーNo.8となる。ソルベルグ/ミルズ組は、WRCとしての最後の開催となった2001年にラリー・ポルトガルに参戦したが、当時の開催はポルトガル北部のサンタ・マリア・デ・フェレイラがベースだった。SWRTは過去このイベントとの相性はよく、1995年にカルロス・サインツ、1998年にコリン・マクレー、2000年にリチャード・バーンズと、3勝をマークしている。
ドライバー・コメント
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ペター・ソルベルグ
「メキシコでチームがいいパフォーマンスを発揮できたので、ポルトガルを心から楽しみにしている。このラリーは誰にとっても新しいイベントなので、ここでの我々の競技力を見るのは興味深い。新型インプレッサWRC2007の開発は、メキシコ以降も続けているので、我々はメキシコよりもさらにスピードを上げられるかもしれない。我々はステージを知らないことは事実であり、誰にとっても同じだが、全力を尽くして万端の準備を行う。このイベントが我々にとって非常にポジティブな内容になる自信はある」
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クリス・アトキンソン
「メキシコで経験したことをこのイベントに活かせることを、とても楽しみにしている。エンジニアと一丸となってとてもいいセッティングができたので、ポルトガルで新しいアプローチが発揮できる自信を持っている。マシンがトップレベルに到達するまでにはまだいくつかテストをこなす必要はあるが、メキシコでの動きを見て以来、いいアイディアも生まれている。新型マシンはまだ初期段階だが、これまでのところ全て非常に頼もしい内容で進んでいる。ポルトガルのグラベルステージは、走行順で有利になる部分もあるかもしれないが、雨になれば不利になるかもしれない。全く新しいラリーに挑む時には、レッキの間にベストのペースノートを作る以外に準備できることはない。誰にとっても未知の状態だ」
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マシン&挑戦
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SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「新型マシンが、デビュー戦のメキシコで見せたパフォーマンスに、チーム全体は非常に喜んでいる。このラリー以来、我々はポルトガルに向けて、マシンのさらなる向上を目指して詳細を詰める作業を行ってきた。このラリーでの我々の目的は、ペターとクリスの両名がトップ5に入り、できればポディウムポジションも狙っていきたい。この新たなイベントを楽しみにしている。ステージが誰にとっても未知数であるため、実力勝負となるだろう。同様に、我々のライバルはいずれも、ポルトガルのステージでのBFグッドリッチタイヤ装着の実戦経験がないので、タイヤチョイスはラリーのリザルトにも影響してくるかもしれない。天気予報の通りに変わりやすい天気となれば、ほぼ間違いなく我々にも大きな分があるだろう」
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SUBARUワールドラリーチーム・オペレーションディレクター、ポール・ハワース
「このラリーがこのエリアをベースとするのは初めてだが、大まかに予測はしている。レグ1は非常に高速でリズミカル、固く締まった地面のワイドな道もある。レグ2は非常に過酷なコンディションとなるだろう。ナローなセクションがたくさんあり、ひどくカットされるかもしれない。レグ2の最初のステージ(シルヴェス/オウリーク)は30kmというロングステージで、非常に重要なSS。最初の12kmは非常に高速だが、その後ツイスティ&ラフで丘が多い。非常にタフなステージで、この第2レグ、特にこのステージは、ラリーの動向に非常に重要なポイントとなるだろう。このイベントにはWRカーが20台以上も参戦してくる。もしドライコンディションになれば、初日はかなり路面が掃かれ、WRカー勢が多いために、ポイント争いは熾烈になるだろう」
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ラリーの合間
WRCの前戦以来、SWRTのドライバーは仕事にプライベートに忙しい日々を過ごしていた。3月11日日曜日にラリー・メキシコが終わった後、ペター・ソルベルグは、PR活動のために2日間かけてメキシコシティとプエブラを訪れた。モナコでつかの間の休息を取った後、ソルベルグは、元WRCチャンピオンのリチャード・バーンズを記念した特別仕様のSUBARUインプレッサRB320の鍵贈呈式に参加した。クリス・アトキンソンは、灼熱のメキシコからフレンチアルプスのスノーエリアへと移動し、オーストラリアの友人とスノーボードを楽しんだ後、モナコに戻ってポルトガルに向けて体力トレーニングに励んだ。