Rd.7 Rally d'Italia Sardegna
18 May to 20 May 2007

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スタート
82台が、ラリー・サルディニアのレグ1をスタートした。
ルート
初日、コンペティターはヌオロ地方の自治営の森・カストラッツァにある丘陵地帯のグラベルステージに挑んだ。この日は3本のステージのループを、オルビアでのサービスを挟んで2回走行。各ループの総ステージ距離は72kmで、過酷なラリースタートとなった。
天気
天気の長期予報は金曜日には雨を示唆していたが、サルディニアの北東部はラリーが始まると晴れ渡った。周囲の気温は18度から26度。
SUBARUワールドラリーチームの概要
SUBARUワールドラリーチーム(SWRT)2名のドライバーは、WRC第7戦でさい先のいい滑り出しを見せたが、好リザルトへの期待は午後になるとやや薄らいだ。ペター・ソルベルグ/フィル・ミルズ組はトップ争いを演じていたが、SS4でブレーキトラブルが発生。この日を総合6位で終えた。クリス・アトキンソン/ステファン・プレボ組はトップ8内で順調にこの日を終えるペースで走行していたが、SS5のステージ上で石を避け切ることができなかった。クルーはラインを外れ、巨石に乗り上げてしまったため、大幅な遅れを喫した。
Stage Summary
SS1: 09時43分 Crastazza 1 (31.13km)
このラリーのオープニングレグは、8時(現地時間)にマシンがオルビアのサービスエリアを出発し、初日6ステージでの戦いに向かった。クラスタッツァはオルビアの南57kmに位置する、このラリー最長の31kmステージ。天気予報は快晴でドライとなっており、クルーはルーズグラベルのステージを、選手権順位に準じた走行順で走り始めた。SUBARUのペター・ソルベルグはこのステージを5番手から、SUBARUインプレッサWRC2007のセカンドカーをドライブするチームメイトのクリス・アトキンソンは7番手からの走行。路面を覆うルーズで細かいグラベルの層は、ステージを最初に走行するドライバーにとってディスアドバンテージとなり、選手権トップ陣が走行ラインのルーズ要素を掃いていくと、道はどんどんとクリーンになっていった。掃けた路面を走行できる後方からの走行順の利を得てステージウィンを獲得したのは、8番手から走行している若手フライングフィン、ヤリマティ・ラトバラ。マーカス・グロンホルムがセカンドベスト、クリス・アトキンソンが3番手、ソルベルグが4番手タイムだった。
Fastest Time: ヤリマティ・ラトバラ(フォード) 21:27.8
SS2: 10時58分 Terranova 1 (21.21km)
クラスタッツァとその後に挟まれた補給給油に続き、クルーは21km北上して、コンディションがミックスするトリッキーなテラノーヴァに向かった。このステージは木が立ち並ぶナローなスプリントセクションが5km続いた後に、直角ジャンクションやクレスト、ストレート、狭いゲートが続々と待ち構えるほか、舗装セクションが2カ所ありグラベルタイヤでの走行がとりわけチャレンジングになってくる。計測システムのトラブルによりスタートが5分遅れたが、走行が始まるとセバスチャン・ローブがステージウィンを獲得。道の砂利掃き役の不利はクラッスタッツァほど重くはなく、ローブは先頭走行にも関わらずベストタイムをマークした。ペター・ソルベルグがローブにわずか1.8秒差のセカンドベストタイム。ソルベルグの兄、ヘニングが3番手、マーカス・グロンホルムが4番手、ラリーリーダーのラトバラがトップ5タイムに滑り込んだ。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 15:14.9

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SS3: 11時34分 Monte Olia 1 (20.36km)
午前中のループ最後のSSは、モンテ・オリアの20kmセクション。SWRTのステファン・プレボがこの日最も重要だと考えているステージだ。最後の5kmはこのラリーで最も難しい部分で、ペースが激しい上に、頻繁な路面変化と数々のジャンクション、クレスト、大ジャンプが組み合わさっている。このトリッキーな路面を最速で駆け抜けたのは、ヘニング・ソルベルグ。1.2秒差でグロンホルムが続いた。ラトバラがサードベストタイムで、総合首位の座をわずか1.5秒差ながら死守した。ペター・ソルベルグはこのステージを4番手タイムでフィニッシュし、総合3位に浮上した。クリス・アトキンソンは、マシンのハンドリングに自信が持てず、最初のステージのようなアタックができなかったと伝えてきている。しかし、次のステージの前には30分サービスが予定されており、アトキンソン他、全クルーは、再走ループの前にセッティング変更を行うことができる。
Fastest Time: ヘニング・ソルベルグ(フォード) 14:52.7
Driver Quotes - Service A (after SS3)
ペター・ソルベルグ
「いい感じだと言えるね。マシンのフィーリングもいいし、ここまでの出来にはとても満足している。一番大切なことは、我々のペースがトップドライバーと競り合うものであるということ。まだやり残したことは少し残っているが、総合的にはハッピーな内容。シャシーが少し正確さに欠けているので、ここのようなコンディションではナローなエリアでのスピードをもっと上げられるはずなのだが、このサービスで改善できるはず。走行順にももちろん助けられているが、場所によってはグラベルがとても大きく、そういったところでは後になるほど轍が深くなるため早い走行順の方が有利になるので、状況は思うほど単純なものではない」
クリス・アトキンソン
「いいスタートを切ることができ、SS1でのペースは、限界まで攻めた訳ではないものの、かなり期待が持てる内容だった。しかし、最後の2本(SS2&SS3)ではハンドリングに少し苦戦し、タイムロスにつながって悔しい思いをしたので、まだマシン調整がいくらか必要だ。このサービスでエンジニアと話し合い、午後の走行に向けてセッティングを少し変えてみる」

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SS4: 14時53分 Crastazza 2 (31.13km)
この日4本目のステージは、オープニングステージ・クラスタッツァの再走。マーカス・グロンホルムがステージウィンを獲得し、これまでに終了した4本のステージでベストタイムをマークした4人目のドライバーとなった。この結果、グロンホルムがサードベストタイムだったラトバラをかわし、ラリーリーダーに浮上。ペター・ソルベルグはリアブレーキのトラブルを伝えてきており、この日序盤に見せた好調ペースを発揮することができなかった。ソルベルグはこのステージをグロンホルムに27秒遅れの7番手タイムで終え、総合順位でも3位から6位に後退となった。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 20:51.9
SS5: 16時08分 Terranova 2 (21.21km)
この日午前に全てのコンペティターが走行した後、テラノーヴァの路面はSS5でリピート走行する頃には悪化。多くのコーナーに深い轍ができ、タイヤがルーズな路面を掻き出していくため、コースラインには石が大量に散乱した。このコンディションに、ラトバラとアトキンソンが犠牲となり、両者とも石関連のトラブルでレグ撤退に追い込まれた。午前中のループでラリーリーダーに立っていたラトバラは、このステージ中盤でサスペンションの破損によりストップ。アトキンソンのSUBARUインプレッサWRC2007は石にヒットしてラインを外し、コース脇にあった巨石に乗り上がってしまった。アトキンソンは最終的にコースに戻ることはできたが、このアクシデントでエンジンへのダメージが懸念されるため、チームはチェックのためにマシンをサービスに戻すことを決めた。問題がなければ、アトキンソンはレグ2で再スタートする予定。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 14:44.9
SS6: 16時44分 Monte Olia 2 (20.36km)
レグ1は、モンテ・オリアのステージ・再走回でフィニッシュを迎えた。セバスチャン・ローブがステージウィンを獲得し、ダンパーの破損で25秒の遅れを喫したマーカス・グロンホルムに代わり、この日を総合首位で終えた。ペター・ソルベルグのマシンはリアブレーキのパワー不足の影響が続いており、首位からさらに遅れを取った。ソルベルグの14分57秒6は7番手タイムで、明日のレグは総合6位からのスタートとなる。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 14:30.9
チームのコメント
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SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「今日は、ペターもクリスも素晴らしい競技力を見せ、トップ4に食い込む活躍を見せてとても明るいスタートだった。あいにく、午後はそのような感じにはならず、ペターはSS4からブレーキが不調になってしまった。このような状況の中のドライブやロードセクションでの修復に挑んだことには、敬意を表しなくてはならない。タイムはロスしたが、最も重要なことは、まだポイント圏内でラリーの戦いに残っているということだ。クリスのレグ撤退は、彼自身のミスではない。SS5のフィニッシュ手前1kmで、ステージの真ん中にあった2つの大きな石を避け切ることができずコースオフとなり、大幅なタイムロスを喫した。このようなことがなければ我々は間違いなくうまくいっており、午前中に見せていたインプレッサのペースからは、ポディウムはまだあきらめなくてもいいのだと思える。総合3位との差は1分以下なので、ペターが明日のレグ2で再び争いに食い込んでいけるという自信を持っている」
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ペター・ソルベルグ
「今日は本当にいいスタートだった。サービスの後も順調で、SS4序盤のスプリットではマーカスやセバスチャンのペースとも競っていたが、それからブレーキを失い、全てが狂ってしまった。この状況の中でベストを尽くしたが、ブレーキなしではチャンスはなくかなり遅れを取ってしまった。首位を争う位置につけていたのでかなり悔しいし、トラブルが発生した時にはほとんど信じられないくらいだった。それでも、我々はトップ争いができることを見せられたし、明日、マシンが100%の状態になった時には、全力を尽くしてタイムを取り戻していく」
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クリス・アトキンソン
「今回もタフなラリーとなった。言い訳はしたくはないが、まるで誰かが石を置いたかのような事態だった。ブラインドコーナーを抜けると、道の真ん中に大きな石が2つあった。ラインの真上だ。いい避け方をしたと思うし比較的低速なセクションだったので、ダメージはそう悪くは見えなかったが、できることは何もなかった。マシンは大丈夫だと思うので、明日は再び走行できると思う。マシンや僕たちのパフォーマンの開発については、前進を続けている。今日はまだ改良の余地があることが分かったし、それが一番に専念をしていくことだ」
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Leg2の概要
ラリー・サルディニアのレグ2は、ラリーの本拠地・オルビアの南西部、テラノーヴァに場所を移す。以前にも使われてきた道と新しいセクションのミックス。コンペティターは、午前中に3本のステージに挑んだあと、オルビアに戻っての30分サービスを挟んで、午後にも3本のステージを走行する。