SS1 / SS4, Crastazza (31.13km)
基本的にレグ1とレグ2は昨年と似ていていくつか変更があるだけだが、SS1は堂々25kmが新セクション。路面はかなりルーズで轍が掘れやすい上にロングステージで、このラリーで最も難しいステージの一つと言えるだろう。徐々にペースアップしていくことを期待しているドライバーにとっては、悲惨なことになるだろう!スタート直後から難しいステージで、油断できない道だ。直後にコーナーが控えるクレストがたくさんあり、その多くが同じように見えてしまうのだが、実際は全く違う。終盤は、フィニッシュラインまで超高速のダウンヒル。
SS2 / SS5, Terranova (21.21km)
前SSのクラスタッツァよりもやや難度は下がるが、それでもタフなステージだ。最初の5kmは、ナローな道なのに高速で、木の間を縫って走っていくため超トリッキー。難しい序盤の後、右折してメインロードに入ると舗装を200mほど走り、狭いゲートを抜けてグラベルに戻る。グラベルタイヤで舗装を走るのは理想的な組み合わせではなく、正確なブレーキポイントを判断するのはたやすいことではない。この後は直角ジャンクション、クレスト、ストレート、狭いゲートが続々と出てきて、フィニッシュ近くでは別の舗装セクションが待っている。
SS3 / SS6, Monte Olia (20.36km)
ここはレグ1で最も重要なステージだと考えている。スタートはイージーで、最初の5kmは昨年と同じ。そこから2005年に走行したステージの一部に変わるのだが、今回は逆走となる。つまり、道の性格は把握できていて、次に何が来るのかもだいたいは分かる。しかし、フィニッシュは非常に難しく、特に最後の5kmは、ノートで読む要素がとても多い。ここはモンテ・オリアの山場となるところで、ドライバーとコ・ドライバーは全身を集中させていかなくてはならない。このステージには短い舗装セクションや大ジャンプの他コーナーも多く、ほとんどはカットしていくので道には砂利が出てくるだろう。2回目の走行は、非常にラフになることが予想される。
SS7 / SS10 Loelle (22.57km)
地形的にはロエルはレグ1のステージに近接しているのだが、性格は全く異なる。このルートは基本的に昨年と同じで、直角ジャンクションが多いのだが、同時に場所によっては非常にナローで高速。マシンは道に並ぶ石を避けるためにキッチリとラインをキープしなくてはならないので、ミスの許される余地が全くなく、ここでは何台かのリタイアも予測される。最後の4,5kmは特にナローでトリッキー。また大きなクレストもいくつか待ち構えている。
SS8 / SS11 Monte Lerno (29.31km)
このレグの最長ステージで、昨年と全く同じ。我々が既にノートを持っているステージの一つだ。ここはコンディションがミックスされていて、ナローでラフな区間があれば、高速でスムースなセクションもあり、トリッキーなヘアピンのあるダウンヒルもある。21km地点には丘の上にオーバークレストの大ジャンプがあり、道がまさに落ち込んでいるかのよう。ここは、昨年クリスがスピードを上げすぎて通過したところなんだ!この道は少し修正されているので昨年ほどは大きくはないが、全開では攻められない。最後の5kmはダウンヒルなので、このステージの他の部分よりもかなり速度が上がる。それでも、森の中には直角ジャンクションが多いために平均速度はかなり低い。
SS9 / SS12 Su Filigosu (19.48km)
このレグの他の2本とは少し異なり、ス・フリゴースは今年修正されて、スタートに新しいセクションが加えられた。新しい道は少しワイドで、辺りに石がたくさん散乱しており、トリッキーな舗装セクションも盛り込まれている。それから旧ステージに合流すると少し速度が上がり、その後大きなウォータースプラッシュがある有名なジャンクションを迎える。アルゼンチンほど大きなウォータースプラッシュではないが、このラリーではとにかく一番大きい。最後の6kmはとてもトリッキーで、ジャンプ、クレスト、コーナーが多く、バンピーなのでサスペンションには過酷だ。リズムをつかむのが難しく、コ・ドライバーがコールしたノートを確認しているヒマはないので、絶対的にノートを信頼していくしかない。私にとって、ス・フリゴースの最後の5kmは、この日で最も難しい区間だ。
SS13 / SS16 S. Giovanni (10.66km)
基本的にレグ3のステージは、レグ1、レグ2よりも路面が固くて速度域が高い。ジョバンニがその究極の例で、スタートは超高速。場所によってはまるでアルゼンチンのようないいステージで、ワイド&オープンである他、少し舗装の部分もある。しかし6km地点からは性格が完全に変わり、非常にナロー&トリッキーになる。最後のセクションはとてもミスのしやすいところ。恐らく石にヒットして、ホイールにダメージを負うことが多いだろう。最後の4kmはこの日一番難しい所だと見ている。
SS14 / SS17 Monte Nuragone (7.67km)
モンテ・ヌラゴーネも高速ステージ。ステージの多くが採石場の脇を通り、石を運ぶトラックが路面にダメージを与えているので、間違いなくこのラリーで最もバンピーでラフ。つまり、一番難しいステージというわけではないが、バンピーであることの影響を常に頭に入れて置かなくてはならないということだ。最後の2kmは特に高速で、場所によってはコーナーをカットしていく。
SS15 / SS18 Braniatogghiu (9.04km)
ブラニアトギーユは超高速のいいステージ。中盤には大きなクレストが一つあるが、これ以外は特筆することはそれほどない。それでも固い道はダスティになりがちなので、先頭走行の車は砂利をたくさん掃かなくてはならず、大きなディスアドバンテージになるだろう。