Rd.8 BP Ultimate Acropolis Rally
1 Jun to 3 Jun 2007
アクロポリス・ラリー レグ2 ソルベルグがポディウム圏内で激戦を展開!

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スタート
56台がギリシャのアクロポリス・ラリー、レグ2をスタートした。
ルート
この日、ドライバー陣は8本のステージに挑んだ。レグ2は48.88kmの超ロングステージ、アギイ・テオドーリで始まった。残りのステージはこれよりも距離は短くなるが、ロングステージは午後にもリピートして使用され、コンディションは暑くかなりラフになった。この日はマルコポーロのオリンピック馬術コースで行われるスーパーSSで締めくくり。総ステージ走行距離は144.88kmだった。
天気
金曜日同様、この日もドライで暑い快晴。周辺気温は25−36度。
SUBARUワールドラリーチームの概要
SUBARUワールドラリーチーム(SWRT)は、イベントのレグ2を終えて、2台のマシンがいずれもポイント圏内につけた。ペター・ソルベルグとフィル・ミルズは、アテネ近郊の丘陵地帯で行われた難関ラリーにも関わらず、見事に総合3位の座を維持。クリス・アトキンソンとステファン・プレボは、総合順位では6位へとやや後退。両者は、明日の競技を走り終えるまで、このポジションを守り抜くことを目指す。
Stage Summary

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SS10: 09時03分 Agii Theodori 1 (48.88km)
レグ2の開始は7時30分(現地時間)。クルーはアテネに設定されたオーバーナイトパルクフェルメを出発し、10分のサービスに入った。ここから91kmのリエゾンを経て、このラリー及び今季のWRCこれまでで最長ステージ、アギイ・テオドーリに向かった。クリス・アトキンソンが「モンスター」と表すこのステージは、ラフ、ダウンヒル、全開セクションから、よりツイスティでテクニカルな部分と難しい要素が多く盛り込まれている。このルートには川渡り、溝、クレストが含まれるほか、場所によっては車幅ギリギリというほどナローな所もある。こうしたこのルートの要素の一つが鋭く尖った石で、路面全体に散乱している。レグ1でステージウィンのパフォーマンスを見せたSUBARUのペター・ソルベルグとクリス・アトキンソンは、こうした要素を俊敏にクリアしながら、30kmポイントではアトキンソンは世界チャンピオンのセバスチャン・ローブより5秒も速いスプリットタイムを叩き出した。しかし38km地点で右フロントタイヤにパンクが発生し、残り10kmでスローダウン。ラバーがホイールからはみ出した状態でアトキンソンは1分30秒近くのタイムロスを喫し、総合3位から7位へ後退となった。ソルベルグはアトキンソン車の後ろを走る中でダストにつかまり最後の数kmでややタイムロスを喫したが、それでもサードベストタイムをマークし総合2位を維持した。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 32:47.9
SS11: 10時36分 Loutraki 1 (9.18km)
オープニングで迎えたロングステージの後、クルーはルートラキの街に向かい15分のリモートサービスゾーンに入った。ここではこの後に控える3SSに向けて、マシンは再調整やタイヤ交換を行った。アギイ・テオドーリ近辺の道をベースにしたわずか9kmのショートステージであるSS11は、このラリーで最もツイスティなステージで、ヘアピンの後にまたヘアピンが続き、ほとんどでクリッピングポイントがダブルになる。さらにコーナーのほとんどはインサイドが大きく落ち込むなどコンディションはさらに複雑となっており、丁寧なドライビングが不可欠。ペター・ソルベルグがSUBARU最速タイムをマークし、ステージウィナーのローブのタイムからわずか1.4秒遅れのサードベスト。この結果、ソルベルグは依然ポディウム争いに残ってはいるが、ローブに続く総合3位に後退した。クリス・アトキンソンは6番手タイムだった。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 7:21.1
SS12: 11時41分 Agia Triada 1 (10.80km)
10kmのアギア・トリアーダのステージは巨石が散乱している固い岩盤ベースの道で、摩耗が激しくタイヤに厳しい。しかしこの過酷なコンディションもSUBARUのペター・ソルベルグには向いていたようで、SUBARUインプレッサWRC2007でスーパータイムをマーク。セカンドベストのマーカス・グロンホルムに4.7秒差をつけて、ステージウィンを獲得した。この結果、ソルベルグはローブをかわし総合2位の座を奪回。クリス・アトキンソンにとっても相性のいいステージとなり、4番手タイムをマークして総合5位に浮上した。
Fastest Time: ペター・ソルベルグ(SUBARU) 7:24.5
SS13: 12時54分 Olympic Properties 2 (5.16km)
マシンがサービスに戻る前に走行する最後のステージは、オリンピック馬術センター周辺の平面路を走行するスプリントステージ。コンペティターがこのステージに挑むのは2回目となり、金曜日の走行ではソルベルグがベストタイムをマークしたが、今回もソルベルグは最速タイムでこのイベント3回目のステージウィンを獲得し、総合2位の座を固めた。マーカス・グロンホルムまでわずか15.8秒差でサービスインを迎え、このレグではあと4本のステージを残している。アトキンソンは3分27秒0のタイムで、この午前を総合5位で終えた。このステージでは、アクシデントの発生は伝えられていない。
Fastest Time: ペター・ソルベルグ(SUBARU) 3:23.4
Driver Quotes - Service E (after SS13)
ペター・ソルベルグ
「これで3回のステージウィンを獲得することができて、本当にうれしい。マシンは、常に向上している。今日はコンディションがとてもトリッキーで、最初のステージは特に悪かった。道にタチの悪い石がたくさんあり、中盤でパンクしたかと思った時は少し心配になったが、続けていたら問題はなかった。最後の数kmでクリスに追いつきダストの中を走ることになっておそらく5,6秒をロスしたと思うが、それ以外は何の問題もない。最後の数本は調子よく、マシンは一層ドライブが楽しくなっている。ここからはマーカスに追いつき、セバスチャンとの差を維持するために、全力を尽くしていく」
クリス・アトキンソン
「SS10でパンクした時には、少し不安になった。それまではローブと同じスピードを維持していて、マシンのフィーリングは理想的ではなかったけれどいいペースを築いていたからね。タイヤを失った時は1分50秒近くのタイムロスとなったが、ポジティブな面ではマシンが正確に動いていれば僕たちに何ができるかを示すいい例になったということ。その後のステージでは少しリスクを負って、今は5位まで挽回した。計画ではポジションをキープして、ハードな攻めを続けるが、あまり大きなリスクを負いすぎず、どうなるかを見ていく」

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SS14: 15時19分 Agii Theodori 2 (48.20km)
気温が32度、地面温度は39度にまで上がったこのラリーの最長ステージ・2回目の走行では、賢明なタイヤチョイスが重要となった。また午前の競技で競技車がコース上にはじき出した巨石も、危険要素となった。ソルベルグは午前のタイムを7秒更新する32分52秒9をマーク。これで、マーカス・グロンホルムに続く総合2位の座を堅守した。アトキンソンはこのステージを33分14秒9で走り切り、総合5位の座を固めた。アトキンソンは自身の限界内で巧みにドライブし、午後に残るステージのためにマシンをいたわった。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 32:33.0
SS15: 16時52分 Loutraki 2 (9.18km)
ギリシャ西岸のラリーHQから120km離れたリモートサービスで短い15分のサービスを受けた後、クルーはこのレグ最後の3本のステージに向かった。SS15は幸いにも距離は短いが、それでも低速コーナーの多い難コース。ソルベルグは7分23秒8の5番手タイム、アトキンソンは7分26秒6で7番手タイムだった。この結果、ソルベルグは総合2位を守ったが、セバスチャン・ローブがわずか4.5秒差に迫っている。アトキンソンは総合順位を一つ落として5位から6位となったが、7位のヤン・コペッキーとは充分な差をつけている。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 7:14.7
SS16: 17時57分 Agia Triada 2 (10.80km)
この日最後から2番目のステージのため、クルーはルートラキから東へ向かいアテネを目指した。ソルベルグの7分40秒3のタイムは9番手。左フロントのダンパーにトラブルを伝えてきており、SS15、SS16のペースダウンの原因となっている模様。しかし、総合4位のミッコ・ヒルボネンとの間には1分以上のアドバンテージを築いており、ポディウムフィニッシュは射程圏内に残している。アトキンソンもダンパーにトラブルを感じている他、ドライブシャフトも故障。他から1分以上も遅れたが総合6位には留まっている。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 7:17.2
SS17: 19時17分 Hippodrome 2 (3.20km)
この日は、マルコポーロのオリンピック馬術センター屋内に設定されているスーパーSS・3本のうちの2回目の走行で締めくくりを迎えた。ソルベルグは2分58秒5のタイムで、総合3位で2日目を終えた。アトキンソンは、このステージを安全に走り切るという使命を果たし、3.2kmのショートステージを終えて、総合6位の座を維持した。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 2:58.2
チームのコメント
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SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「実に典型的なギリシャのラリーという1日となり、上位陣のほとんどが何らかのトラブルに見舞われた。我々が予想していた通りタフな展開となり、クリスはこの日最初のステージでパンクによりスローダウン、ペターは同じステージでダストにより視界が遮られてたためフィニッシュ付近で速度を落とさざるを得なかった。ペターはこの日の終盤でダンパー破損に見舞われ、クリスはドライブシャフトのトラブルで大量のタイムロスにつながった。それでも、この超過酷なコンディションでの2日目を終えて、我々は2台が共にポイント圏内につけている。このラリーの前、我々はポディウム1台、6位1台なら満足だと見ていたのだが、昨日のポジションを考えれば、今は少し残念に感じている。これも、チームが前進しているという現れだ」
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ペター・ソルベルグ
「午後に発生したダンパーのトラブルがなければ、もっといいリザルトを出せたと思うが、今は今日を走り終えてポディウム圏内につけており、チームとSUBARUとしては、今日の成果には満足できる。今日もマーカスやセバスチャンと競り合えるパフォーマンスを持っていることを見せつけることができ、将来にとって非常に重要なことだ。しかし、このラリーはもちろんまだ終わったわけではない。まだ明日も戦いが残っており、今日の午後を見れば分かるように、状況はあっという間に変わり得る」
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クリス・アトキンソン
「今日は本当にいいペースでスタートしたが、1日が進むにつれてまだ計画が崩れてしまった。僕のドライビングについては満足しており、マシンは基本的に向上を続けていることは確かだが、ラフコンディションのためにいくつかメカニカルのトラブルが発生し、もっといいリザルトを目指してのプッシュが阻まれてしまった。しかし、明日また挽回できるチャンスが残っているので、ベストを尽くして結果を見ていく」
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Leg3の概要
このラリーの最終レグは4本のステージを走行した後、再びオリンピック馬術センターの屋内スタジアムでのスーパーSSに挑む。総ステージ走行距離は78.94km。